今年、このブログでお伝えしたいこと

 2020年最初の記事ですので、今年このブログでお伝えしたいことを羅列してみます。ブログ筆者の関心の中心は、主に上尾市教育委員会と市政ですが、「日々の所感」の記事も増やしていきたいと考えています。

記事No.51

■情報公開制度は、民主主義のツール
◇市民が上尾市の行政や市教委に対して<
情報公開という民主主義のツール(浅野詠子『情報公開ですすめる自治体改革』)>
を活用することは、たとえひとりの市民からの請求であろうとも、市政に参画するための大切な権利であるとも言えます。
◇残念ながら、現在の上尾市の状況は、市長・議長のW逮捕だけでは終わらず、ブロック塀公費負担の問題とそれに伴う住民監査請求での勧告、百条委員会での虚偽答弁や証言拒否による刑事告発……などが続いています。全国的な視野かつ歴史的に見ても、このような自治体は他にはありません。それにもかかわらず、情報公開請求の処分の際に職員の方と面談して話をすると、市行政&教育委員会事務局職員も<「自分には関係ない」「他人ごと」であるという感>が強く表れていることは否めません。
◇こうした現状ではありますが、ブログ筆者は「情報公開請求や住民監査請求を一つの契機として上尾市は改革できる」と考えています。上尾市が保有している情報は、市民の共有の財産です。このブログを読んでくださっている方からのコメントや情報提供も含めて、上尾市に情報公開を求めていきます。

■訂正・謝罪をしない上尾市行政と市教委の姿勢
◇「過去に確かにあった事実」について、謝罪どころか訂正もしない上尾市と市教委。最近では、上尾丸山公園の釣り禁止条例違反問題、あるいは「教育委員会の会議を非公開とする際の根拠についての市議会での教育長や学校教育部長の<誤った答弁>、さらに先月市議会で失笑を買った学校教育部長の<的外れな答弁>etc…
◇たとえ行政や教育委員会にとっては
「不都合な真実」だとしても、それを放置したまま、なんとか市民の目に触れないようにする「隠ぺい体質」&「あくまでも誤魔化そうとする姿勢」については、これからも事実や実証的データに基づき、できるだけ市民のみなさんに知らせていきたいとブログ筆者は考えています。

■冊子や報告書への批判的検証が必要です
◇一見するといかにも「それらしい」冊子や報告書がweb上でも公表されています。ただ、その内の多くは、一般市民が読み込むにはページ数もたくさんあり、なかなか検証しにくい中身となっています。
◇しかしながら、中身を見ていくと、首をかしげざるを得ない記述もあります。ブログ筆者が前記事で批判的観点から言及した、市教委発行の冊子『上尾の教育』などはその典型ですが、様々な問題や「不都合な真実」が含まれていると言えます。
◇教育長と
市教委事務局による教育施策やそれに伴う事業について、定期的に check をする役割は、本来教育委員が担うべきです。しかしながら、現在のような「お飾り」教育委員たちでは、それは望むべくもありません。それゆえ、ブログ筆者の観点で気づいたことを積極的に発信していくつもりです。

■保有確実なのに「不存在」とされる文書
 ◇情報公開請求する過程で、処分が「文書不存在による非公開」とされたとしても、「これは絶対文書等を保有しているに違いない」と確信することが多々あります。たとえば、毎年4月の第2土曜日に文化センターで開催されている「学校管理運営研修会」。この研修会には市教委の指導主事や市内の校長らが<指導>に行っており、教育長もあいさつをするために公用車で出向いています。
◇それにもかかわらず、「この研修会で配布された資料等」の情報公開を求めると、公開されたのは研修会開催文書1枚のみです。それ以外は、「文書不存在による非公開」。教育長が公用車で出向くにもかかわらず、開催文書以外に資料等が無い研修会などあるわけがない、とブログ筆者は考えています。つまり、「学校管理」の名のもとに、よっぽど「市民や多くの学校現場の教職員
に見せたくない」資料が配布されているであろうことが容易に推測されます。こうした市教委の姿勢についても、市民のみなさんにお伝えしてくつもりです。

■どれだけ書けるかわかりませんが…
◇ブログ筆者が読んだ本や美術展などに行った感想、通信教育の学びの中で得た知見 etc… それらを「日々の所感」の記事として増やしていきたいと思っています。
◇2020年は、こうした記事も含めて発信
していくつもりでいますが、諸事情で更新が滞ることもあると思います。それはご容赦いただくとして、記事についてのコメントやお問い合わせ、情報提供などは大歓迎ですので、今年もよろしくお願いいたします。

“今年、このブログでお伝えしたいこと” への6件の返信

  1. 「上尾の教育」を読み、「期待すべき人間像」と題し、国政が教育現場に過度に介入した時代(今もですが)を思い出します。
    我が町の場合、友光・荒井・新井・島村と、よくもそんな偉そうなこと言えるよなと感じるのは私だけではないと思います。
    選挙ポスター「心を大切に」のスローガンで落選した池野氏はその筆頭です。
    子供に範を示すべき議員が、不正をおこない、職員をおどし、罪を認めない。
    とんでもない市ですが、あきらめずにいたいところです。
    市教育を含め市政に注力すべき畠山氏も、元市長と元議長との会食について内容を話すべきです。やましいことがなければですが。

    1. 国は今まで、自分たちの望む教育政策を展開させるために節目節目に教育関連の審議会等に答申をさせてきました(例:臨時教育審議会など)。
      上尾の場合は、法定の「総合教育会議」はあるものの、今のところ現市長の影響力は教育長や教育委員を指名するところまでとなっていますが、今後を注視していきたいと思います。
      上尾の教育行政の大きな問題点のひとつが、市教委事務局と小中学校の校長との強い親和性(つまり、ズブズブの関係)です。ここをなんとか変えていくことが、上尾の教育を改善することにつながると思います。

  2. 上尾オンブズマンさん、こんにちは。
    今年もよろしくお願いします。
    ちょっと思い出した事があります。上尾丸山公園問題です。すみません。
    昨年の2月11日にかいぼりシンポジウムが上尾市民文化センターで行われました。
    業者のブログをみると約70名の一般参加者の方~と報告してますが、丸山公園常連さん曰く、ほとんどが業者の関係者みたいだったと聞いたことがあります。
    それを考えると、上尾水辺守といっているボランティア達には上尾市民がいるのかな? 
    個人的にボランティアの方々の集合写真を見る限り、知った顔はありません。
    この件も情報公開請求して頂けるとありがたいです。
    年明け早々に申し訳ございません。

    1. 丸山の青い彗星さん、コメントありがとうございます。
      年明け早々、追加で次の情報公開請求を提出済みです。
      (1) 2019年2月に開催された「上尾丸山公園 大池かいぼりシンポジウム」にかかる起案・決裁文書。及び当日配布された文書・資料等。
      (2) 2019年8月~10月に開催された「上尾水辺守」の研修にかかる起案・決裁文書。及び全5回の研修会当日配布された文書・資料等。
      (3) 上記(1)シンポジウムおよび(2)の研修会の際、「上尾市都市公園条例」について何らかの説明がされたと考えられますが、そのことが判別できる文書・資料等。ただし上記(1)・(2)に含まれている場合はご教示ください。
      (4) 「かいぼり祭り」・「池干し祭」など、先日実施された、あるいは今後予定されている上尾丸山公園の池に関するイベントは、現在の上尾市都市公園条例の第5条(4)をいったん凍結あるいは改正しないと出来なかった(あるいは出来ない)と請求人は考えます。そこで、上尾市都市公園条例第5条(4)を凍結または改正せずに、かいぼり祭り・池干し祭が実施可能であることが判別できる文書・資料等。
      (5) 本情報公開請求書の受理日以前に、上尾丸山公園における「釣り大会」「釣り教室」「魚類の捕獲」(または同趣旨の催しを含む)について、上尾市教育委員会が後援したことが判別できる文書・資料等。※尾花質問では、少なくとも2003年に1回は後援しているようです。

      さらに、青い彗星さんへのみどり公園課の回答を踏まえ、次の情報公開請求もおこなっています。
      (1) 「長年、条例に基づく適切な管理ができていなかったことにつきましては、管理者として反省するべき」とありますが、「反省」の具体的な内容(例:広報あげお誌上での謝罪や、今後の市議会での釈明など)が判別できる文書・資料等。
      (2) 「先に行われた「上尾丸山公園大かいぼり祭」におきましては、同様の御意見もいただきましたが、釣り行為禁止に賛成の声や、かいぼりにより自然を再生する取り組みへの応援の御意見も多数いただいております。」とあることから、当然実証的データ(意見の一覧表など、まとめたもの)が存在すると考えられますので、そうした文書・資料等。

      とりあえず以上ですが、おそらく、その前に出した分も合わせて2/5以降の処分通知となると思われます。青い彗星さんのお尋ねの件は、口頭で確認することになるかと思います(参加者名簿は個人情報になるため)。通知手交の日程が決まりましたら、青い彗星さんにもこのコメントに返信する形でご連絡いたします(ただし、通知の手交は平日になります)。

  3. さすが!仕事が早いですね。ありがとうございます!
    個人情報の壁はしょうがないですね。
    個人的にボランティアをつかまえてみるかなw
    情報公開楽しみにしています。

  4. かいぼりイベント(政策?)に桜をみる会に似たいい加減さを感じます。
    上尾市役所の管理職は民間企業では、定年まで昇格できないでしょうね。
    組織の行動の整合性という観点で、物事を理解できないようです。
    上司が言うからそうしましたってことでしょ。
    上司もまたしかり。
    そのようなレベルの職員を過去から延々と採用してきたということ。

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