傍聴希望者23名は、上尾市教委による「学校廃止計画」への関心の高さの証左

5月の定例教育委員会の傍聴希望者は23名でした。これは、市教委が執拗に企図する「学校更新計画=実は学校廃止計画」についての市民の関心の高さの現われだと思われます。
入りきれなかった3名の方は、4月の私と同様、換気のために空けたドアの外で聞かざるを得ませんでした。ただ、4月の定例会での市教委事務局の対応の不十分さを何度か指摘したこともあり、広めの大会議室になったのは、少しだけ成果であると言っても良いでしょう。
今記事では、その教育委員会を傍聴した市民の方からの感想が当ブログに寄せられましたので、その投稿を中心にお伝えします。

No.164

🔷教育委員会5月定例会を傍聴して
以下、当ブログへの投稿です。

教育委員会(2021年5月27日)の議論を聞いた感想
Ageo0164
1.教育委員の仕事とは そもそも

⑴ 教育委員会制度の意義
政治的中立・継続安定性の確保・地域住民の意向の反映
 教育委員会制度の特性
=首長からの独立性・合議制・住民による意思決定 ですから、他の市民の意見を聞くことが教育委員としての大切な仕事です。行政の提案を承認する機関ではなく、住民の代表として意見を述べるべきです。

上尾市教育委員会は、上平保育所や平方保育所の問題で、市民が不満に思っていることは何だったのでしょうか。そのことの反省がない、今の教育委員を任命し続けてよいのでしょうか。

2.学校施設更新計画 基本計画

⑴ 背景(要旨)の問題点
①児童生徒数の減少 ②建物の老朽化 ③新たな教育や学習方法への対応 ④公共施設マネジメントの推進

順番はこのように書かれていますが、④が計画の中心ですと言い訳しています。

上尾市の最上位計画である「第6次上尾市総合計画前期基本計画」を根拠とし、「上尾市公共施設等総合管理計画」で財政支出が2055年度1792億円、この更新等に係る経費を35%削減すること。
それなら、個別施設ごとにしっかり計算すべきです。

経費を安くすることが本当の目的でなく、公共施設の面積削減が統廃合計画の主な理由と思える資料があります。『令和元年度 公共施設マネジメント調査研究会 報告書』令和2年3月 一般財団法人地域総合整備財団〈ふるさと財団〉

⑵ 児童生徒数の減少
前提となる児童生徒数の減少は確定した事実でしょうか。
少なくとも、一定年度ごとに児童生徒数の見直しが必要でしょう。
35年後の状況を正しく予想することができると思えません。

教育委員の一人は「コロナ禍で児童生徒数は予定より少なくなる」と発言していました。その根拠はどこにあるのでしょうか。

⑶ ③についての記述がありません。なぜ小中一貫校にすることが必要なのか質問する教育委員はいませんでした。

最近文部科学省は学級定数の見直しを進めようとしています。
そのことが今後どういう影響を及ぼすかについて質問した教育委員はいませんでした。

3.学校施設更新計画 実施計画

⑴そもそも住民説明会でどのように説明するかが議題にならなければおかしい。

「子どもの人数が減り、予算がないから、学校をなくします。」では、市民は納得するでしょうか。
少なくとも「統廃合によりどんな影響が児童生徒にありますか」
「悪影響がでないよう、どんな配慮をしますか」程度の議論をしてほしいです。

⑵学校ごとの再編(案)が具体化されました。

  年度順に並べると

   6年後 2027年までに 尾山台小 原市南小を統合

   8年後 2029年までに 大石南小 大石小を統合

   9年後 2030年までに 平方小 平方東小を統合

   9年後 2030年までに 鴨川小 富士見小を統合

   9年後 2030年までに 原市小中一貫校を開校です。 

 つまり、今年生まれた子どもが小学校に入学するまでに、なくなる小学校がでます。
(または入学しても卒業前に通学していた小学校がなくなります。)

 市民に説明し理解を得るには時間が少なすぎることを指摘する教育委員はいませんでした。保育所のときと同じです。

 Ageo0164さん、ありがとうございました。

この問題は、昨年実施された「市民アンケート」が布石となっていると考えられます。そのことを含めて、当ブログでも、この問題について引き続き高い関心を寄せていきたいと考えています。

上尾市の<大ポカ>は、中野教育委員の問題発言をさらに超えるレベルです。

ありえないことが起きました。  上尾市が発行している『あげお くらしのガイド』の「市立幼稚園」の欄に、とんでもないことが書かれていたのです。今記事ではこのことについてお伝えします。

No.163

🔷とんでもない大ポカ
まず、上尾市のHPに掲載された「新着情報」を見てみましょう。

スクリーンショットが見にくい方のために、市のHPに掲載されている文章を以下に転記します(分かりやすいように色替えしてあります)

『あげお くらしのガイド』2021-22の誤植について
掲載日:2021年5月25日
5月28日までに全戸配布を終了する予定の『あげお くらしのガイド』2021-22について、以下の箇所に誤植がありましたので、訂正し、お詫びさせていただきます。
今後、このようなことが起こらないよう、確認作業の徹底に努めてまいります。
【誤植の箇所】88ページ
平方幼稚園の注記に「※令和4年3月末に閉園します。」と誤記載
【誤植の原因】
3月定例会の議決の内容を反映させていただくべく校了日は3月30日とし、最終的に議決の内容を確認しながら編集を進めていましたが、当該箇所についての確認が漏れてしまったものです。

この文章が市HPの「新着情報」に掲載されたので、自宅に配布された『くらしのガイド』を見てみました。確かに88頁に「※令和4年3月末に閉園します」と記載されています(最下段)。

🔷議案は「継続審査」のはずなのに
上尾市の3月議会では、平方幼稚園閉園を執拗に画策する上尾市教委主導による「議案32号」は、文教委員会の審査結果を受け、継続審査とすることの賛否を問うものとなりました。
その結果、
賛成28票・反対1票で継続審査となりました。
すなわち、3月末の時点では、何も決まっていないのです。

この議案の採決は、3月23日におこなわれました。
ですので、「3月定例会の議決の内容を反映させていただくべく校了日は3月30日とし、最終的に議決の内容を確認しながら編集を進めていましたが、当該箇所についての確認が漏れてしまったものです」などという「言い訳」は見苦しいだけです。
ましてや、「誤植です」などと言って、自らの責任を誤魔化すことは、到底許されません。

※ちなみに、「反映させていただくべく」などという、聞いたことの無い表現は、少し調べるてみると、《意味的には、「~を可能にする」との、話し手の強い意思表明ですから、押しつけがましいことになり、せっかく「戴く」との謙譲表現を使いながら、背反する語尾が付く、いささか妙な表現と言わざるを得ません》と説明されています。

🔷「市立幼稚園は無くなった」と発言した中野委員
当ブログNo.152でもお伝えしましたが、3月4日に開催された教育委員会第2回臨時会の席上、中野教育委員(現在は教育長職務代理者)
から、驚くべき無知な発言が飛び出しました。
それは、「上尾市教育振興計画案」について、中野委員が発した「市立幼稚園は無くなりましたけど」というものです。
周知のとおり、3月市議会では「平方幼稚園閉園条例」は継続審査となり、まだ今後どうなるかは定まっていません。それを既定事実のように発言した中野委員は、「浅学非才」(4月1日に中野委員は自分のことをそう言っています)そのものだと言えます

🔷どちらも「救いようのない資質」丸出し
市のHPで「訂正とお詫び」を掲載してはいますが、なぜこのような記載になったのか、明白な誤りである文章を掲載した経緯についてもよく調べてみる必要があると思います。
一方の、中野教育長職務代理者も、本質的にこのような救いようのない資質の持ち主であり、自分で言うとおり、まさに「浅学菲才」そのものです。すなわち、地教行法で謳うところの「人格が高潔で、教育、学術及び文化に関し識見を有する」人物であるとは到底言えません。
上尾の教育を守り、開かれた教育行政にしていくためにも、中野教育長職務代理者には、一日も早く辞任していただくことを強く希望します。

上尾市「聖火リレーイベント」は、「臨時財政運営方針」に抵触するのでは?

前記事で、5月の定例教育委員会が、5月27日・市役所7階大会議室・傍聴定員20名になったことをお伝えしました。そちらもぜひお読みください。

(ここから今記事が始まります)
昨日、情報公開請求に対する「処分通知」がされました。これにより、「聖火リレー盛り上げイベント」なるものについての背景や詳細がある程度わかりました。同時に、新たな問題点が浮かび上がってきました。今記事では、このことについてお伝えします。

No.162

🔷情報公開請求の内容
上尾市教育委員会に対しておこなった情報公開請求書(4月28日請求・5月20日処分通知の手交)はこちら(PDF4頁。PCでの閲覧を推奨します。下部のボタンで改頁 & ズーム可能です

(情報公開請求)「聖火リレー」イベント

🔷イベントの業務委託先 & 委託金額が判明
このイベントには、市税が使われます。業務委託先は、「TSP東日本株式会社 北関東支店」、また、委託金額は 1,692,658円 であることが判明しました。金額の内訳は、ステージ設置・司会進行などの費用です。

🔷美術展や市民音楽祭は中止とされたのに…
「聖火リレー盛り上げイベント」なるものが強行されようとする一方、上尾市美術展覧会(10月)や上尾市民音楽祭(11月)は、すでに中止する旨、4月の教育委員会で報告されています。
その理由は、「臨時財政運営方針」に基づく、というものです。

この「臨時財政運営方針」には、次の記述があります。

 コロナ禍が収束するまでの間、市税収入の大幅減が継続することを前提として、次の5つの視点に基づいて事業を見直し、「危機対応モード」の財政運営を行うこととする。
(1)人件費の削減
(2)本市独自事業全般の見直し
(3)各種イベントの休止・見直し等
(4)市民の安全確保等以外の工事や設備整備の先送り
(5)各種補助金総額の削減

つまり、「危機対応モード」の「5つの視点」として、「各種イベントの休止・見直し等」が挙げられているのです。

すでに、「臨時財政運営方針」に基づくという理由で、市民の美術展覧会や音楽祭は中止とされました。そのような状況で「聖火リレー盛り上げイベント」なるものを実施するとしたら、全く整合性はなく、明らかに「臨時財政運営方針」に抵触するのではないでしょうか。

🔷この企画の多数の問題点
上述の問題点に加え、情報公開請求を通じて明らかになったのは、この企画には次に挙げるように、多数の問題点があるということです。
(情報公開の開示には、スポーツ振興課と生涯学習課が同席)

①誰が、いつ、この企画を提案したのか。
(スポーツ振興課の説明)企画自体は3年前(コロナ前)から、スポーツ振興課の発案による。その後コロナ禍となったが、企画自体を変更することはなく、今に至っている。
②このイベントは、市のHPには載ったが、市教委のHPに載せなかった理由は。
(スポーツ振興課の説明)市教委のHPに載せるということを忘れていた。

今回の「聖火リレー盛り上げイベント」は、トーチ巡回のときのように市長サイドからではなく、スポーツ振興課の発案だったそうです。
②についての説明には驚きます。どうやら、スポーツ振興課は教育委員会に属しているという自覚が無いか、あまりに教育的配慮に欠ける企画なので、教育委員会のHPには載せられなかったとも考えられます。

③「聖火リレー」と称して、スポンサーの車列が大音量でドンガラガッチャと通るのを知っているか。上尾でも同様なことが起きるのではないか。
(スポーツ振興課の説明)他の自治体の様子を見に、群馬県伊勢崎市と同太田市に行ったので、スポンサーの車列が大きな音で通るのは知っている。
ただ、聖火リレーを見に行ったので、スポンサー車列には関心が無い

この発言にも正直驚きました。多くの自治体で、「聖火リレー」を見に行ったのにもかかわらず、大音量のスポンサーの車列ばかりが来て、市民から「見に行くんじゃなかった」という感想が出ているのは、調べればすぐにわかる話です。
参考:伊勢崎市聖火リレー(YouTube)
※音が大きいので視聴の際は注意してください。

④「臨時財政運営方針」に基づき、美術展覧会や音楽祭が中止になっている。その費用はいくらか。また、「聖火リレー盛り上げイベント」の費用の開示を。
(生涯学習課の説明)次のとおり。
市内美術展・音楽祭計 2020年度 1,241,000円 2019年度 約209万円
2021年度=止のため計上せず

(スポーツ振興課の説明)2021.04.26に契約済
委託先:TSP東日本株式会社 北関東支店  委託金額: 1,692,658円

🔷常軌を逸した企画は即刻中止すべきです
当ブログ記事No.156<上尾市は「聖火リレー盛り上げイベント」なるものを即刻中止すべきです>でも明らかにしましたが、「上尾市小中学校音楽会」や「上尾市中学校吹奏楽演奏会」は中止にしておいて、「聖火リレー盛り上げイベント」は強行するのは、教育的配慮に欠けると言わざるを得ません。
東京オリパラに延期・反対の意見は国民の7割とも8割とも言われています。こうした国民の声とは真逆に位置するこの企画は、即刻中止にすべきです。

(緊急)教育委員会5月定例会は「大会議室・傍聴定員20人」となりました

先月の教育委員会定例会の市教委の態度は、No.155 記事 <市民への配慮が足りない教育長&市教委事務局(教育総務課)> でお伝えしたとおり、市民に対する配慮に著しく欠けたものでした。
そこで、別の情報公開請求開示の際に改善を求めたところ、5月27日の教育委員会定例会は、大会議室・傍聴人数20人となりました。

No. 161

🔷市民への配慮が欠けた4月定例会
No.155 記事 <市民への配慮が足りない教育長&市教委事務局(教育総務課)> でお伝えしたとおり、教育委員会4月定例会は、傍聴者を門前払いするという、市民に対する配慮に著しく欠けたものでした。

そこで、後日、情報公開請求開示の場で、同じ教育委員会管轄の図書館協議会傍聴では、柔軟に対応していることなどを紹介し、市民への配慮をしてもらいたい旨要望したところ、今回の対応となったものです。

🔷5月定例会では『学校「更新」計画』が議題に
教育委員会5月定例会の日程・会場は次のとおりです。
2021年5月27日(木)午前9時30分(9時15分から受付)
会場   上尾市役所7階 大会議室
傍聴定員 20名

議案等の詳細は→ 会議のお知らせ(教育委員会5月定例会)

当日は、議案第31号として、「上尾市学校施設更新計画基本計画の策定について」が含まれています。
市教委がどんな提案をしてくるのか、市民として注意深く監視をしていく必要があります。

「上尾市独自の学力テスト」に反対する請願をめぐっての動き(その2)

前記事の冒頭に、宇都宮けんじさんの記者会見の動画を貼り付けました。これぞ記者会見という内容ですので、ぜひご覧ください。

(ここから今記事が始まります)
No.157の続編です。
「上尾市独自の学力テスト」の廃止を求める請願が、本会議で1票差で否決されるまでの経緯、とりわけ3月8日の市議会文教経済常任委員会での質疑と採択(4対3で請願採択)などを振り返ると、市教委事務局(指導課)が何に固執しているか、あるいは、議員の建前と本音が見え隠れしてきます。今記事は、このことについてお伝えします。

No.160

🔷全くの的外れな、指導課の<説明>なるもの
3月8日の上尾市議会 文教経済常任委員会の録画については、すでに公開されています。(該当部分= 01:10 ~ 34:35)

この委員会の冒頭で、田中指導課長(昨年度の役職)から、「上尾市独自の学力テスト」の廃止を求める請願についての「説明」がされていますが、ほとんど言い訳にしか聞こえません。
請願と市教委説明を対比すると、以下のようになります。

請願での主張 市教委の「説明」
このテストは、ほとんどの県内市町村で実施されていない。 言及無し。
コロナ禍で教職員の負担が増えているので、負担軽減をすすめてほしい。 言及無し。
答案用紙が児童・生徒に返却されず、見直しが出来ない。 言及無し。
テスト後の学習意欲に結びつかない。 言及無し。
全国学力テスト・全県学力テストで代用できるのではないか。 実施時期が異なるので、非常に効果的な調査である。
「上尾市独自の学力テスト」を廃止し、その費用をコロナ対策に回す。 言及無し。

🔷議員の賛否と質疑
次に、各文教経済委員の、この請願についての賛否の態度と質疑の状況を見ていきます(議員は五十音順)。

議員名(所属会派) 請願への賛否 質疑・意見等
秋山かほる(無会派) 賛成 質問・意見
大室尚(彩の会) 反対 質問・意見なし
尾花瑛仁(上尾同志会) 反対 質問のみ
鈴木茂(政策フォーラム・市民の声あげお) 賛成 採択のみ参加(委員長)
平田通子(日本共産党) 賛成 質問・意見
前島るり(公明党) 反対 意見のみ
矢口豊人(政策フォーラム・市民の声あげお) 賛成 質問・意見

秋山議員は、県内他市町村が実施していないことを指摘したうえで、費用対効果を疑問視。実証的に学力向上の検証が行われているかと質問。
これに対し、市教委事務局は「検証は委託業者に任せている」とし、委託業者に丸投げであると自ら明らかにしています。

尾花議員は、①県内市町村で学力テスト(国・県以外)を実施しているのはどこか。②外部委託なのか、その費用は。との質問をしています。
これに対し、市教委事務局は①3市町で実施している。②外部委託しており、800万円の費用がかかっている。と答弁しましたが、指導課長は「今、手元に資料がありません」などという始末でした。
(3市町は、市教委が後で南部教育事務所管内であると訂正)
不可解なのは、尾花議員の質問の様子から、現在行われている「上尾市独自の学力テスト」には反対であると思われるのですが、採択のときは
請願に反対している点です。所属会派の縛りがあるのでしょうか。疑問に思っても採択に結びつかないあたりが、尾花議員の限界でしょう。

平田委員は、請願に賛成の立場からの発言でした。塾に行っている子が多い学校は点数が上がる実態があること、また、学校ごとの点数が出されるのは、学校の競争主義につながるという指摘をしていました。
さらに、新型コロナ対応で学校現場は疲弊していること、その中でクラスごとの点数が表示されるのは逆効果になること、予算は学力テストではなく、別のことで学校教育のために使うべきであるとの発言でした。

前島議員の発言は、正直なところ、何が言いたいのかわかりません
そのまま引用すると、「公明党上尾市議団を代表してこの請願に反対します。この請願については私どもも内容について理解できないわけではありません。市の学力も各学校の学力も大切ですが、やはり一番大切なのは、そこからこぼれ落ちてしまっているかもしれない子どもたち一人一人にどう学力をつけていくか、これが最も大切であると思います
今後は、この請願を出された方の思いも深く受け止めて、これからの調査を、子どもたちの学びのためにしっかりと生かしていただきますことを要望申し上げ、この請願に反対いたします」というものです。

前島議員は、一度も質問をせずに、請願に反対する旨発言しています。
下線部が反対理由だと思われますが、やはり何を言っているのか理解できません。機会があれば、公明党関係者に聞いてみたい気もします。

矢口議員は、保護者や教職員から話を聞いたうえで、請願に賛成する立場で次のように発言しています。
①「上尾市学力テスト」は、問題・回答用紙が返却されない。そのため児童生徒は見直しをすることができず、保護者や教職員も、子どもたちがどこでつまずいているのか把握することができない。児童生徒の学習意欲の向上や教職員の指導方針策定に結びついておらず、十分に機能していないと考える。
②教育委員会が各学校の状況を客観的に把握することは大変重要であるが、おおむね内容が重複する国と県の学力テストの結果で把握することが可能。近隣自治体でもほとんど実施されていない。今後継続するには、具体的な必要性・必然性を示すべきである。現場教職員や保護者・児童生徒の声に耳を傾けるべきであり、一から見直しが求められる。

🔷現場の声を聞かない上尾市教委
矢口議員の「現場教職員の声に耳を傾けるべき」という指摘は全くそのとおりです。上尾市教育委員会の致命的な欠陥のひとつは、校長以外の現場の教職員から話を聴かないことです。従来の市議会(委員会)での質疑でも、「こうした現場の声を把握しているか」との質問に、学校教育部長は「そういう声は届いていません」などと答弁しています。
つまり、上尾市教委は、教職員の意見は校長を通してのみ把握していると言っているので、授業等で子どもたちと日々向き合っている教職員の生の声を聞こうとはしないのです。
これは、市教委事務局と各学校の校長との間で親和性が極めて強いことに起因しますが、このことに気づかない限り(あるいは、気づいていても放置している)、上尾の教育行政は正常化できないでしょう。

残念ながら、この請願は文教経済常任委員会で採択されたものの、市議会本会議で1票差で否決されてしまいました。とりわけ否決にまわった議員には、今一度、この請願の持つ意味を考えてもらいたいものです。

宇都宮けんじさん、オリパラ反対署名を5月14日提出&記者会見

【必見】5月14日 宇都宮けんじさんの記者会見
「イベント優先か それとも人々の命優先か」
動画は42分弱。「これぞ記者会見」という内容であり、菅首相の会見とは全く違います。現在133か国から賛同署名あり。

署名は 351,868筆(記者会見時)

No.159

(緊急)宇都宮けんじ氏の呼びかけによる「東京五輪反対」の署名(追記2件)

前記事「上尾市独自の学力テスト」問題についての続報を書いていた折も折、宇都宮けんじ氏のよびかけによる署名活動「人々の命と暮らしを守るため 東京五輪の開催中止を求めます」が、ネットなどで話題になり、本日の総理大臣記者会見でも記者からの質問の中で「国民の多くの声は東京大会に反対」として署名のことが出されました。
今記事は、(緊急)としてこのことについてお伝えします。

署名、30万筆を突破(5月9日 16:00現在)

【追記】宇都宮けんじさんのツイートより

No.158

🔷署名は宇都宮けんじ氏の Twitter から
私が署名した時は4万筆台でしたが、現在(5月7日午後10時)では23万筆を超えており、秒単位でその数が増えています。

留意点ー私も署名をしたい、という方に
下にある宇都宮けんじさんのツイートの赤枠をクリックすると、署名サイトである Change.org からメッセージが届きます。
次に進みたい場合は、✖をクリックしても、署名のサイトに行くことができます。

↓ 署名の趣旨を読み進めると、この文言が出てきます。

▼本署名運動詳細は下記をご覧ください
https://utsunomiyakenji.jp/stoptokyoolympic/署名をした後にも、Change.org から「まだあなたの力が必要です」というメッセージが届きますが、✖を付けて消したとしても、何ら問題はありません。
Change.org は財政を寄附でまかなっているため、こうしたメッセージが送られてくるようになっています。もちろん、寄附やカンパは個人の自由であることは言うまでもありません

菅総理は、少し前までは「人類がコロナに打ち勝った証」として東京五輪を成功させると言っていましたが、さきほどの会見では全くそのことを口にしませんでした。

札幌市民に外出自粛を求めておきながら、5日に開催した東京五輪マラソン競技のテスト大会。そのテスト大会が終わるのを待っていたかのようにその日の午後に「札幌市医療非常事態宣言」の発表と「まん延防止措置」の適用を国に要請することを決めました。市民から疑念の声が上がるのは当然です。また、大阪では1日としては過去最多の50人が死亡が発表されました。
このような状況で、本当にオリンピックが開催できるのか、政府は国民の声に耳を傾けるべきです。

「たられば」になってしまいますが ー 宇都宮けんじさんが都知事になっていたら、状況は今とは確実に違っていたと思います。

「上尾市独自の学力テスト」に反対する請願をめぐっての動き(その1)

当ブログでは、2回に分けて、上尾市3月議会でわずか1票差で採択に至らなかった「上尾市独自の学力テスト」の廃止を求める請願をめぐる、市議会での極めて不可解な動きなどについてお伝えします。
まず、今記事では、市議会に提出された請願の内容と、それに関連して寄せられた投稿を紹介いたします。

No.157

🔷「上尾市独自の学力テスト」の廃止を求める請願
最初に、上尾市議会3月定例会に提出された、<「上尾市独自の学力テスト」の廃止を求める請願> について見ていきます。

「上尾市独自の学力テスト」の廃止を求める請願
2021(令和3)年2月
上尾市議会議長 大室 尚 様        請願者 上尾市 I・H
要旨   例年、国と県で実施されている小中学校全校を対象とした「学力テスト」に加えて実施されている「上尾市独自の学力テスト」の廃止を上尾市教育委員会に求めるものです。
理由   新型コロナウィルスの感染拡大に伴う、市税収入の大幅減が見込まれる市財政運営の困難な状況の中、各部署にわたって歳出額を圧縮した具体的な対応策が求められています。上尾市教育委員会の施策にも求められます。

毎年実施される「上尾市独自の学力テスト」は、上尾市内の小中学校全校を対象として、児童生徒の学力の向上状況を調査するものですが、文科省が実施する全国学力テストや埼玉県教育委員会が実施する県学力テストと重複し、国・県のテスト結果で代用できると考えられます。また、全県的にも、ほとんどの市町村で実施されていないテストであり、近隣の伊奈町・桶川市・北本市・鴻巣市でも実施されていません。

コロナ感染の影響の下、学校現場では、休業中の遅れをとり戻す過密な教育課程、三密に注意しての授業や下校時の消毒作業など児童・生徒や教職員への負担が増え、少しでも負担軽減をすすめて欲しいとの切実な要望が広がっています。

また、「上尾市独自の学力テスト」については、答案用紙が直接児童・生徒に返却されず、見直しが出来ずテスト後の学習意欲に結びつかないなど、以前から評判の悪いテストとなっていました。

以上の点から、コロナの収束が心配され、市財政の厳しい折、「上尾市独自の学力テスト」を廃止し、その経費をコロナ防止対策等に回すことを、地方自治法第124条の規定に基づき請願いたします。

🔷当ブログへの投稿から
悪評高い「上尾市独自の学力テスト」問題について、当ブログへ投稿がありました。それを紹介します。
※改行と文中の(注)は私=当ブログ館主によります。

上尾市独自の学力テスト問題について
               上尾の教育を考える市民の会  E・Y
学力テストは、国が2007年から中3と小6の全員に実施することを決めました。以前行われた学力テストは教員がストライキで抵抗したり、生徒が白紙答案を出したりしたという歴史があります。全国一斉に「学力」を調査するということ自体の意味や平均点競争になるのではないか、できない子が休んだりして劣等感を持つこと等々、様々な問題点が指摘されていました。そんなに「学力」を測りたいのなら、悉皆調査(注1)ではなく、抽出で良いのではないか、という議論もありました。
その後、埼玉県が県独自の学習状況調査という名の学力テストを2015年から小4~中3まで行い、上尾市も小2以上に独自に行われたのはその前後と記憶しています。子どもたちは4月に進級すると、国・県・市の3つのテストを受けることになります。これだけでも負担になるのに、上尾市独自の学力テストには次のような問題があります。
➊問題が毎年同じ問題である。田中教育研究所という民間団体が作っているので、毎年違う問題を作る力はありません。また、市教委も同じ問題で平均点を比較しているので同じなのだと思います。ある学校で回収された筈の問題をコピーして子どもたちに事前にやらせてしまい、平均点が急にアップしてしまったという笑えない話があります。
❷そのため、子どもたちには問題用紙も解答用紙も返ってきません。一枚の紙ペラに得点と弱点等が書かれているだけです。学校で行うテストなら、両方とも返して「答え合わせと解説」を行い、子どものできなかった点を復習させることができますが、それもできません。
➌上尾市教委はこのテストの平均点を学年別に上位から最下位まで並べて教育委員会に提出・公表しています。各学校の名前は伏せてありますが、各校長は自分の学校の平均点を知っているので、国語は何位、算数・数学は何位、英語は何位ということがわかることになっています。それで校長によっては「学校の広報」に「うちの学校は平均点が市内で上位だった」とか書く学校もあり、学校間格差が事実上公表されています。そもそもいわゆる「学力」は塾などに通わせることができる「富裕層」の親が集中する市内中心部が高いことは周知の事実であり、経済格差が学力格差に反映する平均点競争を煽るようなテストは止めるべきです。
このように様々な問題を含む「市独自学力テスト」を廃止する請願を「上尾の教育を考える市民の会の代表・I氏の個人名で作成し、共同センターのN氏を中心に上尾市議会に提出しました。そして、市議の斡旋もお願いして、各会派周りを行いました。
最初は「彩の会」「同志会」「公明党」「政策フォーラム」「無会派」「日本共産党」という順番で回りました。彩の会は「見ておくから」という返事、同志会は立ち話で話を聞く、公明党は前島るり市議ともう一人の市議が椅子に座って聞いてもらえましたが、「団で相談する」という回答。無会派は佐藤えりい市議が対応、「問題用紙が返ってこないのは問題ですね」という反応。他の市議は不在。共産党は平田通子市議が文教経済常任委員会で取り上げるので、もちろん賛成の立場で詳しく聞いてもらえました。
そして文教経済常任委員会では同志会の尾花市議の鋭い質問で始まり、政策フォーラムの矢口市議や平田市議も質問し、討論では矢口市議と無会派の秋山かほる市議が賛成、公明党の前島市議は内容は理解できると言いながら反対、平田市議が賛成の立場で参加し、採決は3対3、委員長が政策フォーラムの鈴木茂市議だったので、委員長採決で4対3で要請が採択されました!(注2)
これは画期的な事だと思います。
市議会最終日に要請書の採択がされるので、その前に再度、彩の会の小川市議、無会派・維新の津田市議、N国の佐藤えりい市議の3名に要請行動をN氏や現場のS氏も呼んで行いました。話はよく聞いてくれました。小川市議は「やらなくても良いと言われた県の学力テストを休校明けの初日にやった学校がある」と言ったら、「え~!」とのけぞっていました。維新の津田市議は「話は分かりましたが、教育委員会にも聞いてみます。」と言っていました。このことが結局不採択につながったように思います。市議会では、最初に採択が行われましたが、質問・意見の中で市教委が回答を後程にといったため、休憩が1時間近くあり、私は用事があったので、出ざるを得ませんでした。N氏から14対15で不採択だったと聞いたのはその後でした。「ここまで頑張ったのに…」という思いはありますが、今後は市議選でやはり、そういう要望に応える市議を沢山当選させなければならないと痛感しました。
英検GTECの問題もありましたが、これは一応やらなくなったので、後日できたら報告します。以上
(注1)悉皆調査=悉皆(しっかい)とは、「のこらず」という意味。
ここでは、市内全校調査を指す ⇔ 抽出調査
(注2)3月8日の文教経済委員会における請願についての賛否
請願賛成=秋山かほる・鈴木茂(委員長)・平田通子・矢口豊人(4名)各議員
請願反対=大室尚・尾花瑛仁・前島るり(3名)各議員

この投稿から、「市独自の学力テスト」についての数々の問題点が浮かび上がってきます。
さらに、3月8日の文教経済委員会では、議員と市教委事務局とのやり取り、請願に対する各議員の賛否の態度などから、この問題の本質と議員の姿勢がより明らかになっています。
次記事では、そのことについてお伝えします。

◎現在、上尾市 & 市教委は、市民の間の「ワクチン争奪戦」を横目で見ながら、抜かりなく「悪行」をすすめようとしています。
今記事で取り上げた請願については、僅差で否決されてしまいましたが、こうした動きに対しては、市民的監視を強める必要があると私は考えています。