「市長へのはがき」に書いた意見が、やっと採用されました

2019年の6月に「市長へのはがき」に書いた私の意見が、やっと採用されました。今記事では、このことに関連してお伝えします。

記事No.137

🔷「市長へのはがき」は、どんな内容?
私の意見は【「会議開催のお知らせ」の紙1枚を情報公開コーナーや支所に貼っただけで周知できるとは思えない。市のHPで公表すべき】というものでした。
これは、「皆様から寄せられたご提案などの回答」(平成31年度)として市のHPでも公表されています(件名・内容のNo.4&10を参照)。

※なお、同時に提出した意見(監査委員事務局のHPに「住民監査請求の結果」が漏れているので掲載をお願いしたい」については、すぐに当該HPに掲載されました。

🔷「市民が傍聴できる会議の開催」の周知は当然
昨年までは、市のHPのそれぞれの「担当課」を見なければ、市民が傍聴できる会議がわかりませんでした。
現在は、市のHP(トップページ)の左側にある【上尾市の情報】の中の、情報公開・(審議会等の)会議の公開 を見れば、まとまって載っています(ただし、全部ではありません)。

※畠山市長も、「市長のページ」で、「会議開催の事前情報を、新たに市HPで公開。トップページに専用メニューを作成(R2.12)」と記載しています。

🔷「定例教育委員会」を掲載しないのは何故?
確かに、「会議開催のお知らせ」がまとまって掲載されるようになりましたが、全部が載っているわけではありません。
1月21日に開催される「
定例教育委員会」については、【上尾市の情報/情報公開・会議の公開】には掲載されていないのです。
横の連絡が悪いのか、それとも意図的なのかはわかりませんが、速やかに改善すべきです。

掲載されていない会議はこちら⇒1月の定例教育委員会開催のお知らせ

🔷「定例教育委員会」と「総合教育会議」
以上の会議等の日程を見ていくと、1月21日には教育関係の2つの会議が予定されていることがわかります。

1月定例教育委員会
1/21    9:00~
7F 教育委員室
(協議)
・上尾市立平方幼稚園の今後の対応について
・上尾市学校施設更新計画基本計画(案)
第3回総合教育会議
1/21    10:30~
3F 庁議室

(議題)
・第3期上尾市教育振興基本計画について
・幼児教育について

 「総合教育会議」とは、聞き慣れない会議名ですが、市HPによると、「総合教育会議は「地方教育行政の組織および運営に関する法律」の改正によって、地方公共団体の長と教育委員会が協議を行う場として設置されたものです。会議は、市長が招集し、市長と教育委員会委員で構成されます」と説明されています。

おそらく、同じ日に開催されるので、定例教育委員会の開始時刻を9時からにしたのでしょうが、注目すべきは、2つの会議に共通している内容として、「平方幼稚園問題」と「幼児教育」が入っていることです。
私はできるだけ両方の会議を傍聴するつもりです。まさかこの議題について「非公開」などはあり得ないと考えていますが、そのことも含めて会議の様子などについては後日お知らせする予定です。

GTEC(英語力4技能測定)予算は、なぜ「廃止を検討」とされたのか

上尾市のHP(財政課)を見ると、来年度見直しを検討する事業として6項目示されています。その中には、「英語教育推進事業」が含まれていますが、もともとこの事業は疑問符(?)が付くものでした。
今記事では、このことについてお伝えします。
GTEC(ジーテック)とは、ベネッセコーポレーションが実施している「英語4技能検定」のことです。
正式名称は、Global Test of English Communication   です。

No.136

🔷不要と判断された「英語教育推進事業」
上尾市のHP(財政課)には、「コロナ禍の臨時財政運営方針等に基づく主な見直し事業(案)」が掲載されています。福祉手当や見舞金などの見直しや廃止が示されている中で、私が注目したのは、「英語教育推進事業」の廃止検討についてです。

英語教育推進事業 (R2 予算額: 20,836 千円)
英語力4技能測定について、他市町村の実施状況を踏まえ、廃止を検討(県内55/63市町村で未実施)。なお、令和3年度より、学力向上支援事業に中学校2年生の英語検査を追加。

数多い事業の中で、財政課が「主な見直し事業」を6項目示した中に、英語教育推進事業について「廃止を検討」とされたことは、市教委にとっては衝撃だったことでしょう。
なぜならば、2020年3月の定例教育委員会の席上、指導課長と細野教育長職務代理者との間で次のやりとりがされているからです。

(太田光登 指導課長)
…様々な検査方法がある中で、事務局といたしましては、GTECを考えております。GTECを選んだ理由は、…3つ挙げさせていただきました。1つ目は、4つの技能を義務教育の英語力に基づいた内容で測定できることでございます。2つ目は、学校単位で、約2,000人の生徒がほぼ同一日程、同一条件で実施することができるということでございます。3つ目は、結果を基に、指導改善に寄与できるかという点でございます。
GTEC実施後は分析報告会があります。これは、各中学校の教員を対象に、生徒の検査の結果をもとに行う研修会です。先生方は自校の結果を振り返るとともに、良い指導技術を共有し、それを指導方法の改善に生かすことができます。
(細野宏道 教育長職務代理者)
説明をありがとうございました。
手前の話になりますが、 私共の生徒の時は 英検しかございませんでした。今、リスニングから始まってライティングまで、生きた英語を学ぶということで、こういうことを導入するということは大変有意義なことだと思っておりますので、是非導入をしていただければと 思います。
質問ですが、3つの理由がありますが、3つ目の指導改善に寄与できるというところを、もう一度ちょっと深く説明をしていただくのと、他市の状況ですね、それをもし分かれば全県下ではこのぐらいですよというものがもし分かれば、ご提示をいただければと思います。以上2点になります。
(太田光登 指導 課長)
1点目 、指導改善に寄与できるかという点でございます。この結果が出来ましたら、業者がこの市内の英語担当の集まる研修会で、今回検査を受けて、市全体ではどうだったか、各学校ではどのような状況だったかということを振り返りの研修会を 行うことができます。またその研修結果からこういう様な指導が、今後必要である、課題となっているものに対してフォローする、そういう指導方法なども研修で受けられますし、また各生徒レベルで、これを受ける前にワークシート等がございまして、それで自主的に学ぶことができるとともに、終わった後に足りなかったところについては、ここのページをやることによって、その力が付けられると、そういう様なフォローアップが、しっかり出来ているということが、指導改善に寄与できるというようなところがあります。
2点目の他市の状況ですが 、昨年度は、県内2市が実施しておりまして、今年度3市、来年度は新聞等の報道でも、和光市が、小中で行うなどの報道がありましたが、来年度は今のところ4市を確認しております。以上でございます。

つまり、市教委(事務局)は、研修会も含めてベネッセに丸投げすることで「指導改善に寄与できる」としているのです。それに対して、細野教育長職務代理者は、手放しで褒めちぎり、「是非導入を」と発言しています。
では、実際にはどうだったのでしょうか。
これについては、中学校の先生の「生の声」を紹介します。
(長文ですので、PC画面で読んでいただくことを推奨いたします)
GTEC英語検定問題点について

この文を読むと、実際には英語の授業とは関係なくテストが行われたことや、子どもたちの楽しみの時間を奪ってまで、市教委がGTECに固執していることが覗えます。
最後の「先生,(GTECを)なぜやるのかぜんぜん意味がわかりません…」という子どもたちの声は切実です。

私が当ブログで何度か主張しているとおり、市教委は学校への関与を極力減らしてほしい」「学校の教育活動の邪魔をしないでと言わずにはいられません。

🔷財政課がGTECを不要とした本当の理由は?
財政課がなぜこの事業をターゲットにしたのか、引き続き調べる必要がありますが、表面的には「県内63市町村の内、55市町村で未実施」が理由とされています。
ただ、たとえば小中学校への体育館へのエアコン設置は、来年度から本格的に始まりますが、見直し対象にはなっていません。県内での導入率はわずかに0.8%という報道もあります→東京新聞記事
この記事には、次のような内容も含んでいます。

三郷市は本年度で全小中27校への設置が完了する。当初は8月末までの夏休み中に室内機を取り付ける予定だったが、新型コロナウイルスの影響で夏休みが同月中旬までの約2週間に短縮されたため、この期間にまずは特別教室への設置を優先。体育館での工事は新学期の授業と並行して進める。
担当者は「冷房なしでは学校生活が考えられない時代になっている。体育館は災害時の避難所でもあり、着実に整備を進めたい」としている。

三郷市の担当者は「冷房なしでは学校生活が考えられない」と述べています。避難所云々ということより、体育の授業等で使うという目的もあるのは明白です。

以上のことから、小中学校の体育館へのエアコン導入を是(市議会でも同様)としながら、GTECを見直しの対象としたのは、県内で導入している学校が少ないというよりは、「中身の問題」(つまり、必要無い事業)と判断したとも考えられます。この問題については、もう少し調べてから、またお伝えするつもりです。

上尾市の成人式は、延期または中止にしないのですか ⇒ オンライン方式に変更になりました

成人式はオンライン方式に変更になりました(1月7日18:30頃HPにて発表)。上尾市・市教委HP【オンライン開催へ変更】

当ブログに、多くの方からコメントをいただきました。市教委も当ブログを目にしているはずですが、さきほど成人式の方式が変更になり、オンライン開催となることが上尾市と市教委のHPに掲載されました。

(ここから、元の記事)
年が明け、2021年になりました。当ブログも少しずつではありますがアクセスが増え、読んでくださっている方からのお問い合わせや情報提供も寄せられています。

現時点で私(ブログ筆者のこと。今年から表記を変更)が関心を寄せていることは様々あります。いくつか挙げてみると、

🔷平方幼稚園を廃園にするつもりですか?
🔷実は不要不急だった?英語教育推進事業
🔷東京オリパラは無理。アスリートのためにも中止を
🔷教育長・教育委員は公募で選任を
🔷丸山公園へのさらなる指定管理者導入
🔷上尾図書館のあり方について
etc.

これらに関しては、情報を整理してそれぞれ記事にしたいと考えているところですが、今記事では、上尾市が1/10に開催するとしている成人式について、中止の判断をした飯能市との比較を含めてお伝えします。

No.134

🔷成人式のゆくえ
1月10日(日)に、上尾市&教育委員会は成人式を開催する予定のようです。その内容はこちら⇒11月定例教育委員会報告事項報告事項の3をごらんください)

PDFが見にくい方のために、要約します。

例年との変更点 例年2回を3回に。式を30分程度に短縮
日時・会場 2021.1.10(日) 文化センター
1回目(10:00~10:40) 太平、西、大石南、南、大谷各中学校区
2回目(12:30~13:10) 大石、東、瓦葺各中学校区
3回目(14:30~15:10) 上尾、原市、上平各中学校区
主催 上尾市・上尾市教育委員会
内容 式典のみ 30分程度
開式、君が代と市歌CD、市民憲章朗読、式辞、誓いのことば、閉式
アトラクション・恩師への花束贈呈なし
対象 2000.4.2~2001.4.1生まれの現在または以前の市内居住者
対象者 2,500名

これらについては、『広報あげお 11月号』に概要が掲載されています(9頁を参照)。そこには、次の文言があります。

なお、新型コロナウイルスの感染状況により、開催方法を変更または式典を中止する場合があります。

では、どんな場合に「変更または式典を中止」するのでしょうか。11月の定例教育委員会で、生涯学習課長は次のように説明しています。

(生涯学習課長の説明)
ホームページ上で「今後の感染症拡大状況などにより、変更または中止になる場合がございます」と ご案内しており、その判断については、国・県から緊急事態宣言などが出され、イベント自粛の要請があった場合や、会場となる文化センターの入場者数が、式典直前までの間に縮小となった場合を想定しております。

この説明にある「ホームページ上で」とは、2020.11.30更新の市教委のHPのことです(現在は検索するか、RSSでないと見えません)。
「国や県からイベント自粛要請があった場合」に(成人式を)変更または中止となる、つまり、上尾市単独で決めることはしないということになります。なお、文化センター入場者数の縮小については、単独で決めるはずもないので、説明としてはあまり意味がありません。

また、教育委員とは、次のやり取りがされています。

(細野宏道教育長職務代理者)
少なくとも1回当たり500人以上(原文ママ。計算違い?)の方が会場に集まることと思います。会場の着席する席は固定するなど対策することと思いますが、各回の間隔が1時間20分となっていて、その時間で5 00人以上の方が 、 一方では退場して、もう一方では入場するということになると、その導線の確保などの対策について伺います。
(小宮山克巳 生涯学習課長)
例年では入場口と退場口 を1か所ずつに分けて 実施して おります 。今回は会場の出口を前方出口、後方出口と2か所に分散させて出口での滞留を防ぐよう実施するとともに、導線を表す矢印表示も使用してスムーズな移動を促していきたいと考えております。

つまり、2,500名の対象者を3回に分けるということは、800名程度の若者が1か所に集まるということなのです。各回の間隔が1時間20分あるとはいえ、早く来る参加者もいるでしょうし、何よりも、式典が終わってから、すぐにその場を立ち去るとも思えません
さらに、「これからどこか(遊興施設や飲食店など)に行こう」という話になるのは目に見えています。
すなわち、上尾市と市教育委員会は、「若者が密になる」きっかけを与えていることになります。

このやり取りの後、事務局から次のように伝えられています。

(池田直隆 教育総務課長)  (教育委員の予定として)ただいま小宮山生涯学習課長からご説明がありましたとおり、成人式を1月10日に予定しております。

この発言に対して、教育長からも教育委員からも質問や異議(教育委員は出席する必要が無いのでは?など)は全く出されませんでした。
このようなコロナ感染増加の状況にあっても、「成人式では、教育委員としてステージの上で顔を見せたい」ということなのでしょう。

🔷飯能市の決断
一方、埼玉県内で唯一成人式を中止したのは飯能市です。その関連の新聞記事がこちら⇒「成人式すれば会食を助長する…」埼玉県内で簡素化の動き 判断分かれる自治体 – 毎日新聞 (mainichi.jp)

この中で、<飯能市の生涯学習課の担当者は「式典参加人数だけの問題ではない。人が集まり、その後の会食などを助長してしまう。断腸の思いで中止を決定した」と説明した>とあります。まさに英断です。

飯能市のHPでは、次のように説明しています。

飯能市では、新型コロナウイルス感染防止対策を十分に講じたうえで令和3年成人式の開催に向けた準備を進めてまいりました。
しかしながら、全国的に感染拡大が深刻化し、本市におきましても短期間に感染者が急増している状況の中で、成人式の開催が更なる感染拡大の要因となる可能性が高いことから、新成人の皆様やそのご家族の皆様、市民の皆様の健康と安全を最優先に考え、やむを得ず令和3年1月10日(日)に開催を予定しておりました成人式を「中止」といたします。
誠に残念ですが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

このことに関し、飯能市の教育長は次のようにメッセージを発出しています。

 新成人を迎えられる皆様におかれましては、心よりお祝い申し上げます。
また、これまでたくさんの愛情を注ぎ、成長を見守って来られたご家族の皆様におかれましては、感慨もひとしおのことと存じます。
「成人式」は、成人を迎えた皆様にとりましては、人生の節目であり、ご家族の皆様にとりましては、我が子の成長を祝う大切な機会であります。
本市では、「何としても成人式を開催したい」という強い思いを抱いて、幾度となく検討を重ね、徹底した新型コロナウイルス感染防止対策を講じ、一生懸命に準備を進めてまいりました。
しかしながら、全国的に感染は拡大し、収束は見通せない状況にあります。本市におきましても、12月に入り毎日のように感染者が報告されるなど、市民の皆様の中で感染が急速に拡大している状況です。
このようなことから、「成人式の中止」は新成人の皆様、ご家族の皆様、そして市民の皆様の健康と安全を守るための苦渋の決断でございます。
「成人式」は中止とさせていただきますが、当然のことながら成人のお祝いとしての晴れ着の着用や記念撮影などの自粛を求めるものではございません。
新成人の皆様におかれましては、「成人の日」を心待ちにされていたご家族、身近な方々とともに、それぞれの形で晴れの門出を祝われることを願うものでございます。
現在は、感染症の収束が見えない状況にあることから、明確な時期をお伝えすることはできませんが、収束が見えてまいりました折には、何らかの形で、皆様のお祝いができますように検討してまいりたいと考えております。
何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
2020(令和2)年12月25日      飯能市教育委員会教育長 今井 直己

このように、飯能市の教育長は「成人のお祝いとしての晴れ着の着用や記念撮影などの自粛を求めるものではございません」と述べています。
成人式の中止を決断した後、すぐにこのようなメッセージを出せること自体に敬服します。

このような動きを知っていたとしたら、上尾市の教育長や教育委員のお歴々はどう反応するのでしょうか。
「まだ間に合うので、上尾でも考え直さないといけない」と思うのか、それとも「よその市のことだし、もう間に合わないから関係ない」と無視するのか。

今までの教育長や教育委員の姿勢や発言などを見る限り、その答えは明らかだと思います。

(追記)
今記事を投稿した後、以下のようなニュースが飛び込んできました。

緊急事態宣言の要請は東京都と首都圏3県

配信 共同通信

 新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言の発令を2日に政府へ要請するのは、東京都のほか、埼玉、千葉、神奈川の首都圏3県の見通しとなった。関係者が明らかにした。

これは、上述の生涯学習課長の発言にある「県から緊急事態宣言などが出され」に該当すると私は思いますが、市教委はどう判断するのでしょうか?
決断するなら早いほうが良いと思いますが。
(追記2)
さいたま市は成人式をオンラインに変更。
東京都は23区中15区で全員が集まる形式にはしないことになりました。
(1/5   21:00現在)

学校での「いじめ防止」に逆行する、細野教育長職務代理者の<識見>とは

上尾市教委が定めた「いじめ防止等のための基本的な方針」には、「いじめの未然防止」や「いじめの予防」ということで学校が取り組むべき方針が示されています。
ところが、教育長が「事故または欠けたとき」のために教育長職務代理者となっている細野宏道氏は、市教委の「いじめ防止」の方針とは真逆な持論を得意げに披歴していることが明らかになっています。今記事では、上尾市教委の基本にも関わるこの問題をお伝えします。

(教育長職務代理者とは?)
※地方教育行政の組織及び運営に関する法律(地教行法)
第13条 教育長は、教育委員会の会務を総理し、教育委員会を代表する。
2 教育長に事故があるとき、又は教育長が欠けたときは、あらかじめその指名する委員がその職務を行う

No.130

🔶細野教育長職務代理者の持論とは
2020.10.02 に開催された上尾市教育委員会第2回臨時会の会議録によれば、教育長職務代理者である細野宏道氏は、平方幼稚園の問題に関連して、次のように発言しています。

細野教育長職務代理者の発言(2020.10.02 教育委員会第2回臨時会)
まず、少人数の教育を看過できないというのは、この前、9月17日の保護者の意見交換会に出席をさせていただいたときも述べたんですけれども、あの時はドラえもんの話をして述べたのですが、ジャイアンがいる、そしてのび太がいるという社会でないと、子供達は育っていかないと、そうなると少人数の教育を看過できないということは、まさしくその通りだなと思います。ある程度の人数がいる中で、子供達の社会を作らせる。その社会の中で、教育の中身をしっかりやっていくことが教育委員会が責任を持ってやるべき教育だと思っています。

この中の細野氏の下線部の発言「ジャイアンがいる、そしてのび太がいるという社会でないと、子供達は育っていかない」については、細野氏自身が「9月17日の保護者の意見交換会(注:平方幼稚園問題での保護者と教育長・教育委員等との意見交換会のこと)に出席をさせていただいたときも述べたんですけれども」と説明しています。9月17日の発言とは、請求人が入手した記録によれば、次のようなものです。

平方幼稚園保護者との意見交換会での細野宏道氏の発言(2020.09.17)
ドラえもんの中には、ジャイアンがいてのび太がいますけれども、あれは何かというと、僕は子どもの社会だと思っています。すなわち言葉は不適切かもしれませんが、いじめるような子もいて、いじめられるような子もいてそれをどこか抑える子もいて傍観している子もいる。すなわちいろんな子どもたちがいるというのがやはり小学校幼稚園は重要だと思っています。

細野氏が9月・10月の会議の席上、二度にわたって「ドラえもん」の登場人物の話をしているところを見ると、細野氏にとっては、よほどこの話がお気に入りなのでしょう。それと同時に、「いじめるような子もいて、いじめられるような子もいてそれをどこか抑える子もいて傍観している子もいる。すなわち、いろんな子どもたちがいるというのがやはり小学校・幼稚園は重要だと思っています」ということに教育長職務代理者として確信を持っていると考えられます。

🔶市教委による「いじめ防止」
一方で、上尾市教育委員会は「いじめ防止等のための基本的な方針」を定め、「いじめの根絶へ向けた取組の推進」をすすめていることは周知の事実であり、「いじめの未然防止=早い段階でいじめの芽を摘む」ことを謳っています。
こうした細野氏の発言を踏まえ、ブログ筆者は、次の点について情報公開請求をおこないました(担当は市教委指導課)

細野宏道教育長職務代理者が述べている「いじめるような子もいて、いじめられるような子もいてそれをどこか抑える子もいて傍観している子もいる。すなわちいろんな子どもたちがいるというのがやはり小学校・幼稚園は重要だと思っています」(つまり,小学校・幼稚園には、いじめる子がいることが重要)という主張と、上尾市教育委員会による「いじめの根絶へ向けた取組の推進」(いじめは見逃さない、いじめの未然防止などを含めた、いじめ根絶の取組)とに齟齬(そご)が生じない(すなわち両立する)ことが判別できる文書・資料等。

結果は、「文書不存在」。すなわち、「小学校・幼稚園には、いじめる子がいることが重要」という細野氏の持論と、「いじめは見逃さない、いじめの未然防止」を謳う上尾市教委の方針とには、明らかに齟齬が生じている(=決して両立はしない)ということになります。

重要なのは、「いじめ防止のための基本的方針」は、上尾市教育委員会として発出していることです。もともと、「上尾市教育委員会」とは、教育長&教育長職務代理者&教育委員の合議体で、それに加えて教育委員会事務局があるのは自明です。
つまり、細野氏は「いじめ防止のための基本方針」を教育委員会の一員として発出しておきながら、上述のように「小学校・幼稚園には、いじめる子がいることが重要」という持論を得意げに語っていることになります。

地教行法では、次のように定められています。
第4条 教育長は、当該地方公共団体の長の被選挙権を有する者で、人格が高潔で、教育行政に関し識見を有するもののうちから、地方公共団体の長が、議会の同意を得て、任命する。
2 委員は、当該地方公共団体の長の被選挙権を有する者で、人格が高潔で、教育、学術及び文化(以下単に「教育」という。)に関し識見を有するもののうちから、地方公共団体の長が、議会の同意を得て、任命する。

細野教育長職務代理者が有している地教行法で謳う「識見」とはどういうものであるのか、今記事でお分かりになったのではないでしょうか。

上尾市教育委員会の不都合な真実がまたひとつ明らかになりました。

教職員の長時間労働の解決は、市教委による学校への関与を極力減らすこと。

<上尾市立小・中学校における働き方改革基本方針>(以下,<基本方針>と呼びます)が「いつのまにか」出されていました。文言の大半は県教委方針の「パクリ」であり,この<基本方針>については,教育委員会定例会での報告もされませんでした。いったい何のためにこれを作ったのでしょうか。

No.127

■教育委員会でも話題にならない<基本方針>
ブログ筆者は,ここ数か月,毎回教育委員会定例会を傍聴していますが,この<基本方針>については,全く話題になっていません。
それがこちら⇒ 上尾市立小・中学校における働き方改革基本方針

この<基本方針>については,幾つもの疑問が生じます。

■コロナの「コ」の字も無い<基本方針>
<基本方針>を一読してみると,強い違和感を覚えますが,その理由のひとつは,「肝心なことが書かれていない」ということです。
<基本方針>には,「コロナ」の「コ」の字もありません。
日々のニュース等を通じて「新型コロナウイルス感染防止対策」という言葉を聞かない日はありません。それは学校現場でも同じことで,コロナ感染防止で教職員の業務は明らかに増えました。ところが<基本方針>では,次のように述べられているだけです。

<基本方針>4頁より引用
教職員は,学習指導,生徒指導,進路指導,学級経営,学校運営業務等の学校が担うべき業務のほか,その関連業務についても範囲が曖昧なままに行っている実態があり,これらの業務の中には,必ずしも教職員が担う必要のない業務が含まれています。(色替えはブログ筆者によります)

なぜ文章の中に「コロナ禍で増えた業務」の例示をしないのでしょうか。当ブログでは,以前の記事(No.114)でトイレの消毒を教職員が担わなければならない実態をお伝えしました。
市教委が本気で<基本方針>を実行に移すのであれば,「教職員が担う必要のない業務」を具体的に示し,是正のためにスキルを持った専門業者等に依頼するなどの方策を取る必要があります。でなければ,まさに「範囲が曖昧なまま,ズルズルと教職員が担当する」ことになってしまうでしょう。

■なぜ2019年6月のデータを「現状」とするのでしょう?
教職員の時間外勤務労働について,<基本方針>では「時間外在校時間」と頑迷に言い張っています。つまり,「確かに残って仕事をしているが,校長が命じたものではない」という意味でこの言葉を使っているのです。
そしてこの時間外のデータで使用しているのが,2019年の6月の「時間外在校等時間」です。なぜ1年3か月前のデータを「現状」とするのでしょうか?それは,2020年の6月のデータは使用したくなかったからです。
前記事No.115でもお伝えしましたが,上尾小の校長が,学校運営協議会委員の目前で言い放った「本校のNo.1」の一つが「教職員の時間外勤務の長さ」でした。
ブログ筆者の調べによれば,上尾小学校の県費負担教職員26名の内、2020年6月に過労死ラインの80時間」を超えて時間外勤務をしている職員が19名。何とその割合は73%になります。<基本方針>では,小学校は10.8%とされ,著しい乖離があります。

過労死ライン超えが73%というのは衝撃的な数字ですが,上尾小は今年度の委嘱研究発表校であり,その準備のために長時間勤務をせざるを得ないと言えます。まさに市教委による強制的な委嘱研究が長時間勤務の要因であることが明らかになったデータでもあります。

■教職員の生の声を聞こうとしない市教委
上尾の教育行政の欠陥性は幾つも指摘できますが,「学校現場の教職員の生の声を聞こうとしない教育長・教育委員・事務局」はそのひとつです。市議会の文教経済委員会などの学校教育部長の答弁を聞いても,「現場の先生の意見は校長を通して報告を受ける」という姿勢を変えようとはしていません。
一方,ブログ筆者の元には,次のような学校現場の切実な声が届いています。

(中学校の学校現場の生の声)
*臨時休校で不足した授業数確保のために,7時間授業・30分の補習授業・土曜授業が押しつけられている。
*土曜授業の振替休がきちんと確保されていない。校長は「取れる時に取ってほしい」と言うが,普段の日課の中で取れるわけがない。
*授業時数の確保と言って6時間や7時間の授業に追われているのに,市教委は県の学力検査や上尾市の学力調査,さらに英語のGTECを強行して多大な時間をかけている。
*県や市の学力テストが子どもの学力を計るのにふさわしい内容なのか疑問。さらに,テスト自体が採点されて返却されないので,どこでどのようにつまずいているのかわからない。
*指導課訪問で全ての教員の授業をチェックし,一方的な「授業改善」という指導をしているが,その教科の力量がない指導主事による指導はお粗末。意味がない。そんなことのために,学校では指導案作成やよく見せるための環境整備が課され,ストレスと疲労感でいっばい。

■教育委員会の関与は極力減らすことが重要
こうした「学校現場の生の声」については,教育長も,教育委員も,市教委事務局の職員も,教育委員会の誰も聞く耳を持ちません(むしろ,そうした声は故意に聴こうとしないように見えます)。

市教委事務局について言えば,平方幼稚園問題の記事でも触れましたが,上尾市役所7階にいる「指導主事が6~7名減ったとしても,学校現場は全く困らないことは断言できます。
と言うより,市教委は教職員の長時間労働を助長する役目しか果たしていないとも言えます。
もちろん,国の施策でもあるSSS(スクール・サポート・スタッフ)などの配置については引き続きすすめるのは当然ですが,「委嘱研究」と「指導課訪問」なるイベントは希望制にすることと,来校する「指導主事」には,「すすんで模範授業をやって見せる」ような力量が求められます。

■<基本方針>にかかわる情報公開請求
ブログ筆者は,<上尾市立小・中学校における働き方改革基本方針>の関連で,情報公開請求をおこないました。
その内容はこちら ⇒ 「基本方針」にかかる情報公開請求
この中で,情報公開請求の対象校を上尾中と太平中に絞っている請求項目がありますが,その理由は,両校とも元学校教育部長の異動先となっているからです。上尾中のHPでは,校長が代わってもなお何の根拠もない「地域No.1校 上尾中学校の取組
」をいまだに掲げています(トップページを下へスクロール)。また,上述の「在校時間No.1」と言い放った上尾小の校長も元市教委学校教育部長です。
この3人(3校)の共通点は,「市教委事務局の言うことは絶対であり,教職員よりも市教委のほうを向いている」ということでしょう。

情報公開請求の中には,次の内容も含まれています。

*教職員の時間外が80時間を超えた場合,校長が「改善のため」と称して,「働き方改善シート」を出させており,それでなくとも多忙な教職員にとっては,その報告を出すこと自体がストレスになる。それを避けるために,いったんタイムカードを打刻したあとで時間外勤務をしている実態がある。

こうした深刻な状況は,市教委が学校現場の生の声を聞かない姿勢を崩さないことから,情報公開請求などで明らかにしていく必要があるとブログ筆者は考えています。これらの開示請求の結果は,明らかになりしだい当ブログでお伝えしていく予定です。

池野教育長の本性は[その場しのぎ] ー 平方幼稚園問題(その4)

平方幼稚園をめぐる問題は,今回で4本目の記事となります。この問題を検証していくと,教育長や上尾市教育委員会による「その場しのぎ」の対応,あるいは職務代理者の問題発言などが目につき,市民に背を向ける体質がいよいよ明らかになってきました。

No.125

■教育長の「その場しのぎ」の発言を検証
2020.09.17に実施された平方幼稚園の保護者や関係者と教育委員会との話し合いの席上,池野教育長や教育委員職務代理者の発言を「その場しのぎ」「思いつき」という括りで整理してみましょう。
以下,教育長や職務代理者の発言と,それに対する反応やブログ筆者の感想を記しました。

[見苦しい言い訳]
(池野教育長)<行政改革について>皆様にとっては、本当にはなはだ教育委員会が何の力にもならない、という風なお気持ちを持たれたのは当然だと私も思っています。本当に申し訳なかったと思います。力が足りないというのであればそれなんですけれども,なかなかこの牙城を崩すのは,現状もなかなか難しいところがございます。
(池野教育長)<給食導入に関して>なんとか,あの,時間が限られていたという焦り,といいますかねというのがあったと思います。その中で,なんとか試行でもいいからやらせてもらえないかという中でやっぱそれが実現できなかったというのが実態であります。
(池野教育長)<平方小空き教室利用に関して>それは,国の方に承認を取ればいいのですから,私からすると,事実そのことで,いろいろ各課がやったんですけれども,ま,結局できなかったことからすれば,いいわけにすぎないと皆さまが感じられて当然だと思います。
[心にもない謝罪]
(池野教育長)コロナ禍がありまして,4月からすぐに対応が出来なかったことにつきましては,心からお詫びを申し上げたいと思います。
(池野教育長)ま,あの,行政としてですね,結局大局的に時間軸のあるいは長期的な見地に立って,判断した結果,ま,あー当時(2017年当時のことらしい)これについてもご要望に応えられなかった,ということは私としても慚愧に堪えない次第でございます。
[本当にそう思っているのかわからない発言]
(池野教育長)<2019年12月に閉園条例が否決されたことについて>私も議会での否決をいただいたことは非常に重く受け止めています
(池野教育長)<予算要求について>教育委員会が,じゃ,しょうがないですよねと言ってしまったら,いけないということは常々思っております。
[自らの力不足を認める発言]
(池野教育長)<行政改革について>なんとか風穴をあけたかったんですが,ま,力不足だったというしか,言いようがないですし,わたくし自身の責任であるという風にしか,あっ,言えませんので,本当にここでは,私自身の気持ちとしては,本当に,え,まー慚愧に堪えない,自分としては,ま,恥じ入るところでございます。
[出席者から:教育長に苦言を呈する発言]
それぞれの部署からの意見要望等がなければ行政改革がまとまっていきません。行政改革の委員や担当の責任に転嫁を絶対にしないでほしい。これは教育委員会,教育長,池田課長も含めて肝に銘じてください。最終的に「これは市が決めたことだから」「我々は市に言えないから」これは逃げです。
[その場しのぎの発言]
※言っていることとやっていることが違う典型
(池野教育長)教育というのは,私は費用対効果だけではないと思っているんです。費用対効果は大事なんですけれども,私は教育っていう,教育行政というのは,それまったく他の一般行政と同じように考えたらなにもできないということを常にお願いしてきました(注:どこへお願いしたのか不明)。
(池野教育長)教育に一番大事なのは,やっぱり,え,その,将来に向けてどれだけ投資するかと。…ここは,投資として,ここには予算をつけてほしいということを正直,市長も含めて行政の中でそうした予算を精査する方々にはお願いしてきたつもりでいます。
(池野教育長)やはり,本当にあの,これが,理解していただけなかったっていうのが,私の本当に力不足だったと思っていますが,しかしわたしは,べつにそれでもうあきらめてしまったつもりは全くありません。
(池野教育長)やっぱり市長部局の方におねがいすることはきちんと今後もなんとか,何ができるか,何だったらできるのか,検討していきたいなという風に考えております。

教育長の発言についてのブログ筆者の感想:昨年12月に上尾市教育委員会が市長経由で提出した「平方幼稚園廃園条例」が出席議員全員により否決されたことについて,教育長は「非常に重く受け止めている」などと口では言っていますが,条例提出までの教育長は「では廃園ということでいいですね」「説明は事務局のほうでよろしく」などと軽く見ていました。その「ツケ」が回ってきたというのが実態です。
また,9/17の保護者との話し合いの中では「費用対効果だけではない」「将来に向けての投資」などと言っていますが,教育長の考えの根底に「廃園ありき」があったのは明らかです。むしろ「その場しのぎ」の言葉の羅列は,外形的に保護者に寄り添うように見せかけるだけ罪深いとも言えるでしょう。

本当に池野和己氏が「自分の責任と力不足を痛感し」「慙愧に堪えない」で「恥じ入る」のであれば,自ら即刻教育長の職を辞任すべきでしょう。

[なぜそういうことを言うのか分からない細野氏の発言]
(細野職務代理者)ドラえもんの中にはジャイアンがいてのび太がいますけれども,あれは何かというと,僕は子どもの社会だと思っています。すなわち言葉は不適切かもしれませんが,いじめるような子もいて,いじめられるような子もいてそれをどこか抑える子もいて傍観している子もいる。すなわちいろんな子どもたちがいるというのがやはり小学校幼稚園は重要だと思っています。

細野氏の発言についてのブログ筆者の感想:これが本当に上尾市の教育行政に責任を持つ「教育長職務代理者」の発言でしょうか。教育委員会は「いじめ」を無くす取り組みをしていて,教育委員会定例会でもそのことを議題に上げているはずです。「言葉は不適切かもしれませんが」と前置きしながら,それでも「いじめる子がいることがやはり小学校幼稚園では重要」と言って憚らない姿勢は教育長職務代理者として極めて不適格だと思います。

また,細野職務代理者については,教育委員会定例会での発言の問題点も次のように指摘されています。「(平方幼稚園の)役割は終わった」というのは,絶対にしてはならない発言だと思います。

[出席者から:教育長職務代理者の2019年6月の定例会での発言について]
去年の6月の教育委員会の定例会の時の議事録を読ませていただきました。
教育委員会の方からいろんな話が出て,最後に細野職務代理者から「平方幼稚園はその役割が終わった」という意見が出て,そして池野教育長から「それでは廃園でいいですね」。ところが議事録をじっと読ませていただいたんですが,教育委員会として閉園について議論もしていない,提案もしていないんです。ところがどっかのところで急に廃園でいいですね,役割終わりましたね,て話が出ました。

■平方幼稚園園長からは「まともな」指摘が
一方で,10.07の保護者説明会では,平方幼稚園の園長から次のような指摘がされています。

(平方幼稚園園長)
数年前から上尾市の小学校には,すべての学校に特別支援学級を設置してくれているんですよ。それは,たとえ一人でも学級を設置しているんですよ。ということは,一人でも地域にお子さんがいたら地域で育てよう。上尾市の素晴らしい考えだと思っています。他の市町によっては,いくつかの学校でも違う学校に行って特別支援学級に通うっていうのが結構多いんですよね。上尾市は全ての学校なんですよ。これは,上尾市が勝手に判断することじゃないんですよ。埼玉県教育委員会にしっかりお願いしてやっていくもんなんですよね。特別支援学級は,教育は,今はこういう状況にあります。だったら,幼児教育,一人でも地域に入れたいっていうお子さんが家庭があるんだったら同じように考えていただきたい

園長の発言は,大変重要な指摘です。たとえ一人でも,少人数でも,上尾から公立幼稚園を消してはなりません。そのためにはどんな努力も惜しまないのが教育委員会の本来の役目であるとブログ筆者は考えます。

4回にわたって平方幼稚園の問題を取り上げてきましたが,現在は「閉園はしないが募集もしない」という状況となっています。これは教育長や職務代理者,あるいは教育委員会事務局の責任であることは明白です。ブログ筆者はこの問題について深い関心を寄せていますので,引き続き情報公開請求等をおこなっていくつもりです。
あらたな情報や動きがあれば,当ブログでお伝えしていきます。

<市民に背を向ける>上尾市教委の体質が露見 ー 平方幼稚園問題(その3)

前記事まで、平方幼稚園問題をお伝えしてきました。調べれば調べるほど、この問題については上尾市教育委員会の冷たい対応と市民に背を向ける体質が浮かび上がってきます。今記事では、10/2の臨時教育委員会関係で情報公開請求をした結果についてお伝えします。

No.124

■臨時会開催のHPでの周知はわずか22時間
前記事まで、時系列でこの問題の経緯についてお伝えしました。今記事では10月2日の「教育委員会臨時会」前後の市教委の「不可解な動き」についてお伝えします。

2020.09.24 定例教育委員会終了後、議案でも協議でもなく、教育長・教育委員・事務局による秘密の会合(ここで市民には伝えられずに重要なことが決められています)
2020.09.28 市長・副市長へ報告(教育総務部長・次長・課長)
2020.10.01 『広報あげお 10月号』にて「令和3年度平方幼稚園の入園は10/15以降市のHPでお知らせします」と掲載
    10/2の臨時教育委員会(下段)の開催を市教委のHPで周知した時間は10/1 12:00~10/2  10:00のわずか22時間。
2020.10.02 教育委員会臨時会(報告事項:上尾市立平方幼稚園の令和3年度新入園児募集について)
    ※この会議の中身がわかる会議録は今もって公開されていません
2020.10.05 市議会全議員説明会
2020.10.07 保護者説明会
2020.10.09 保護者説明会
2020.10.21  定例教育委員会にて、追加で口頭報告事項(上尾市立平方幼稚園について)

10月2日の教育委員会臨時会の開催については、市民にHPで周知されたのは10/1 12:00~10/2  10:00のわずか22時間であったことが、情報公開請求により判明しました。
ブログ筆者は、10/15に市教委HPに突然「教育委員会会議 結果」という「新着情報」が掲載され、初めて10/2に臨時会が開かれたのを知りました(今はその新着情報は消されています)。その結果概要はこちら ⇒ 教育委員会第2回臨時会 結果概要

しかしながら、これを見ても、単に「報告事項1 上尾市立平方幼稚園の令和3年度新入園児募集について」とあるだけで、内容は全くわかりません。すなわち、会議録がいまだに公開されていないのです。
10/21に定例会があったので、そこで臨時会の会議録を承認すれば会議録は公開できるはずですが、それもされていません。市民には徹底的に背を向ける市教委の体質がまたもや露見したと言えます。

■「どうせ非公開ですよ」と開き直る職員
今年の4月から、教育委員会の会議は少なくとも開催日の5日前までには日時・会場・内容等が告知(市教委のHPでの周知を含む)されなければならないようになりました。10/2の臨時会は、9/25には周知されていなければなりません。
前記時系列の ⑭ 9/24に、定例の教育委員会が開催されており、ブログ筆者は傍聴しましたが、実は、その会議のあとで市民には公開しない、言わば<秘密の打合せ>がおこなわれたことが判明しました。
ここで何が話し合われたのかについて、情報公開請求する予定ですが、「会議録は作成していない」などとして「文書不存在により非公開」とされるかもしれません。おそらくこの日に臨時会の開催を決めた可能性が高いと思われますが、そうであれば10/1に臨時会の周知をするというのは遅すぎます。

しかも情報公開請求の処分通知の手交の際、驚いたことに、教育総務課の担当者は「10/2の臨時会に来てもらっても、非公開ですよ」と発言しています。理由を尋ねると、「意思決定の会議だから」と言っています。これは、上尾市情報公開条例第7条の例外規定である以下の項目のことを指していると思われます。

(6) 市及び国等の内部又は相互間における審議、検討又は協議に関する情報であって、公にすることにより、率直な意見の交換若しくは意思決定の中立性が不当に損なわれるおそれ、不当に市民の間に混乱を生じさせるおそれ又は特定の者に不当に利益を与え、若しくは不利益を及ぼすおそれがあるもの

しかしながら、現在国でも問題になっているように、重要な施策を決める際に、このことを盾にして市民に会議を公開しないことは誤りであるとブログ筆者は考えます。
自分たちが会議の開催についてわずか22時間しか周知しなかったことや、あえて非公開の理由を後付けするところに、現在の上尾市教育委員会の市民に背を向ける体質が明らかになっていると言えます。

今記事は10/2の臨時会開催に関わる情報公開請求の結果が中心になりましたが、次回以降の記事で、教育長と教育委員会事務局の対応がどうであったかについてお伝えする予定です。

(その2)平方幼稚園問題は、教育長と教育委員の致命的大失策

前記事で、当ブログを読んでくださっている方からの指摘で、平方幼稚園の園児募集停止の問題を取り上げました。経緯を見ると、上尾市教育委員会がいかにこの問題を軽んじてきたかが分かります。
はっきり言って、教育長や教育委員、関係した教育委員会事務局職員は辞任等を含めての明確な責任を取るべきです。

No.123

■時系列で検証(補足修正後)
前記事で掲載した時系列の表を、次のとおり一部加筆修正しました。

2018.12 「上尾市立平方幼稚園の教育・環境整備に関する請願」が上尾市議会で全会一致で採択
2019.06.26 上尾市教委6月定例会(市民に非公開の会議でコソコソと平方幼稚園閉園方針を決める
2019.08 平方地区区長会への報告(閉園の方針を説明)
2019.09.02 市教委から保護者へ文書発出(2022年3月閉園を通知)
2019.09.17 平方幼稚園PTAから市長・教育長へ質問状提出
2019.09.19 保護者説明会(閉園の方針を説明)
2019.11 保護者説明会(閉園の方針を説明)
2019.11.22 上尾市教育委員会11月定例会(平方幼稚園の閉園について12月議会で提案することを質疑・意見なしで了承
2019.12.13 上尾市議会 文教経済常任委員会 出席委員全員が否決
2019.12.24 上尾市議会にて平方幼稚園廃園条例否決(出席議員全員反対)
2020.08.31 保護者説明会(教委事務局・園長・市議2名同席)
2020.09. 平方幼稚園保護者有志から市長・教育長へ質問状提出
2020.09.17 教育長・教育委員と保護者との話し合い
2020.09.24 定例教育委員会終了後、議案でも協議でもなく、教育長・教育委員・事務局による秘密の会合
2020.09.28 市長・副市長へ報告(教育総務部長・次長・課長)
2020.10.01 『広報あげお 10月号』にて「令和3年度平方幼稚園の入園は10/15以降市のHPでお知らせします」と掲載
2020.10.02 教育委員会臨時会(報告事項:上尾市立平方幼稚園の令和3年度新入園児募集について)
2020.10.05 市議会全議員説明会
2020.10.07 保護者説明会
2020.10.09 保護者説明会
2020.10.21 定例教育委員会にて、追加で口頭報告事項(上尾市立平方幼稚園について)
2020.11.01 『広報あげお 11月号』にて「平方幼稚園は令和3年度の4歳児の募集を行いません」と掲載

昨年6月の教育委員会定例会以降の流れはこの表のとおりですが、表の中の⑦と⑧、とりわけ⑦の昨年11月定例会での「粗雑な提案」には呆れます。その会議録がこちら⇒2019年11月教育委員会定例会会議録(平方幼稚園関係は10頁)

この会議録によれば、森泉教育総務課長(昨年度)は「8月に平方地区区長会への報告を行い、9月と今月11月に平方幼稚園の園児の保護者への説明会を開くなどして、関係者に閉園の方針を説明させていただき、現在に至っております」と発言しています。しかしながら、教育総務課長の説明には、上記の表の⑤の質問状については全く触れられていません。

驚くべきは教育委員たちの態度で、この説明に対して「保護者への説明会の様子はどうだったのか」など、ひと言も質問・意見を発していないのです。結果、この閉園案は12月市議会に提案されることになりますが、教育長や教育委員たちの思惑は崩れ去ることになります。

■市議会文教経済委員会でのやり取り
平方幼稚園廃園ありき」で市議会を乗り切ろうとした教育委員会でしたが、そうはなりませんでした。教育委員会事務局は次のように発言しています(2019.12.13市議会文教経済委員会会議録から引用)。

(森泉教育総務課長)
平方幼稚園を取り巻く状況等を総合的に検討し、閉園することが妥当であるとの結論から、本議案を提出するものでございます。

「総合的に検討し云々」というのは、国会でもよく言い訳に使われていますが、上尾市も同様です。
粕谷議員の「説明会で保護者からはどんな意見が出されたのか」という質問に対して、総務課長は次のように述べています。

(森泉教育総務課長)
平方幼稚園を廃園(原文ママ)することに関しましては、やはり保護者の方にとってみると、なかなか承諾はできないという、そういった存続を希望される声を伺っております。

非常に疑問なのは、その1年前に出された請願が全会一致で採択されたり(上記表の①)、説明会での保護者の声は「何とか平方幼稚園を存続させてほしい」ということを知りながら、閉園するという案を市議会にかけるという、教育委員会の冷たい姿勢です。糟谷議員は次のように述べています。

委員(糟谷珠紀)
やっぱり保護者の皆さんからしてみれば、あまりにも話す場、話す余地がないまま、こうやって条例がもう出されてしまって、こういう今やっとというか、今回出されて、初めてこの幼稚園の状況だとかを事細かにそうやって言ってくるというところの不意打ちさ、これは本当に今まで市がどれだけ市民の声を聞いてこなかったかの象徴的なあらわれだと私は思います。もうやり方が本当に市民を無視してやっているというのは、今回に限らないけれども、本当に今までがそうだったように、何かやり方が本当に同じだと、私はもうそこは本当に感じるところです。

まさにこの発言のとおりです。市政もそうですが、とりわけ市教委は市民の声を聞こうという姿勢はありません。もし聞いたとしても、その場限りの言い訳や、耳障りの良いことを言い、あとで冷たく切り捨てるというのは、このあと、教育長の発言を検証すれば、上尾の教育委員会の常とう手段であることは明らかです。

また、井上茂議員は次のように発言しています。

委員(井上茂)
幼児が減少していると言ったら、学校だってそうなってしまうでしょう。学校だって、では廃校ですという、向こうに行ってくださいというふうに、そんな2回の説明会でなると思います? 平方幼稚園だからなると思っているのですか。つまり、そういうやり方そのものが非常に問題だし、そこに例えばこの質問書に対する答弁も、全く教育委員会の意見は書かれていないわけです。厳しい状況でございますとか、要するに行革に位置付けられているとか、検討はしてきましたとかいうことで、教育委員会として平方幼稚園を本当にどうしようと思ってきて、ずっとだって減少してきたのは事実なわけだから、どういう努力をしてきて、もうこれ以上持ちこたえられないということで、ここで決断せざるを得ないというふうな形も出ていないわけだよね。ある意味2回の説明会でご理解しただきましたと、はっきり言い切るわけだから。

井上議員の言うとおり、教育委員会は自らの意見、たとえば上尾市教育委員会としてどう幼児教育を推進していくのか、という意見は全く出していません。
しかも「費用対効果」や「予算が無い」とは言いながら、経費を捻出するための努力や検討は全くしている様子も無いのです。本当に予算は捻出できないのか、前記事で述べたように、指導主事があんなに大人数必要なのかも全く検討されていません。そちらは安泰にしておいて、平方幼稚園を閉園に追い込む必然性がどこにあるのでしょうか。

結局、2019年12月の文教経済常任委員会では、平方幼稚園を廃園とする原案を全員反対で否決しました。

今回お伝えするのはここまでですが、次記事以降で池野教育長の本音はどこにあるのかを明らかにしていきます。

平方幼稚園問題は、教育長と教育委員会の致命的大失策(その1) ※一部追記有

当ブログをお読みいただいている方から、お問い合わせ・情報提供経由で「平方幼稚園についてはこういう問題がある」とのご指摘を受けました。ブログ筆者として、今までこの問題については平方幼稚園廃園の議案が市議会で否決されたことは知っていましたが、それ以上のことについて情報公開等をおこなってこなかったことを率直に反省しなければなりません。平方幼稚園を取り巻く数々の問題については、今記事を含めて、何回かに分けて今後もお伝えしていく予定です。

記事No.122

■教育長と教育委員の<致命的大失策>
平方幼稚園は現在「来年度の4歳児の募集はしない」と同時に「閉園はしない」という状況になっています。様々な資料を検証してみると、この問題は、<池野教育長と教育委員会による致命的大失策>であることが見えてきました。とりわけ、以前から自らの服務のデタラメさや公用車の恣意的使用を住民監査請求等で指摘されてきた池野氏ですが、今回の問題はそれらに増して教育長としての資質を問われることになります。
経緯や資料を検証すると、昨年12月に市議会で出席議員全員により反対されたにもかかわらず、表面は保護者の意見を聞くようなふりをしながら、平方幼稚園の閉園を執拗に狙う教育長や教育委員たちと事務局、それに反対する良識ある保護者や市民という構図が浮かび上がってきます。

■時系列での整理
現在起きている平方幼稚園を巡る主な経緯を時系列で整理してみると、次のようになります(2019.06.26以降)。[一部追記]

2019.06.26 上尾市教委6月定例会(市民に非公開の会議でコソコソと平方幼稚園閉園方針を決める
2019.09.02 市教委から保護者へ文書発出(2022年3月閉園を通知)
2019.09.17 平方幼稚園PTAから市長・教育長へ質問状提出
2019.12.13 上尾市議会 文教経済常任委員会 出席委員全員が否決
2019.12.24 上尾市議会にて平方幼稚園廃園条例否決(出席議員全員反対)
2020.08.06 市特別支援教育推進委員会で教育総務課長が「幼児教育に係る体制が十分ではない」旨の発言
2020.08.31 保護者説明会(教委事務局・園長・市議2名同席)
2020.09. 平方幼稚園保護者有志から市長・教育長へ質問状提出
2020.09.17 教育長・教育委員と保護者との話し合い
2020.09.24 定例教育委員会終了後、議案でも協議でもなく、教育長・教育委員・事務局による秘密の会合
2020.09.28 市長・副市長へ報告(教育総務部長・次長・課長)
2020.10.01 『広報あげお 10月号』にて「令和3年度平方幼稚園の入園は10/15以降市のHPでお知らせします」と掲載
2020.10.02 教育委員会臨時会(報告事項:上尾市立平方幼稚園の令和3年度新入園児募集について)
2020.10.05 市議会全議員説明会
2020.10.07 保護者説明会
2020.10.09 保護者説明会
2020.10.21 定例教育委員会にて、追加で口頭報告事項(上尾市立平方幼稚園について)
2020.11.01 『広報あげお 11月号』にて「平方幼稚園は令和3年度の4歳児の募集を行いません」と掲載

「閉園ありき」だった昨年6月の教育委員会
この問題を考えていく際には、2019年6月の定例教育委員会の会議録を確認しなければなりませんが、この問題を扱った「協議」は非公開とされてしまいました。「上尾市立平方幼稚園の在り方について」という重要な問題についての協議を<非公開>としたのは、「上尾市教育委員会お得意の手口」と言えます。市民に会議を公開せずにコソコソとした話の内容はこちら ⇒ 教育委員会2019年6月定例会会議録(平方幼稚園の関係は10~15頁参照)

この非公開の会議で出された教育委員や事務局による<本音の発言>については、次のようなものがあります。

森泉教育総務課長)注:職名は昨年度時点のもの
毎年、平方幼稚園には、年間約3,500万円から4,000万円の運営管理費がかかっており、園児一人当たりの市費負担について、平成30年度は約124万円、私立幼稚園は 約9万円であり大きな乖離があります。

発言の中の「園児一人当たりの市費負担」の比較は、公立と私立ということを考えれば、全く意味がありません。文脈から見て「平方幼稚園は閉園とする」方向に向けた意図的な発言と言わざるを得ません。

また「3,500万円から4,000万円」と試算する運営管理費についても、本当に捻出できないの額なのか。たとえば指導課・学務課・学校保健課に合わせて15名在籍している指導主事を6名減らせば、人件費として4,000万円程度は捻出できるはずです。もともとは埼玉県で採用され、いずれは学校現場に行く職員ですし、市教委事務局に置かなければならない定数が決まっているわけでもありません。
ブログ筆者が以前から指摘しているように、市教委事務局の指導主事の定数が減ったとしても、学校現場は少しも困りません。むしろ強制的な委嘱研究が無くなることにより、市議会一般質問でも上平小の問題点が指摘されたように、委嘱研究のための時間外勤務や学校への不必要な介入が減り、歓迎されるでしょう。見方を変えれば「指導主事は本当に今の人数必要か」という議論を避けてきたため、平方幼稚園問題が起こったとも言えるのです。

細野宏道 教育長職務代理者)
公立幼稚園の役割ということを考えた時には、ここではもう既に終わったという言い方はおかしいかもしれませんが、私立の幼稚園に代わっても、公教育から私教育も含めた教育という大きな観点から見ると、一つの役割は終わったのではないかなというふうに思います。

このように細野職務代理者は「(市立平方幼稚園の)一つの役割は終わったのではないか」と発言しています。本来であれば「公立幼稚園でなければ出来ない幼児教育とは何か」を真剣に考え、「存続のためには何をすればよいのか」という議論がされるべきだとブログ筆者は考えます。細野氏は思わず本音を漏らしたのでしょうが、この発言を知った保護者の方は、さぞがっかりしたことと思います。このような発言を市民に聞かせたくないのが、会議を非公開にした理由であることは明白です。

池野教育長)※朱書きはブログ筆者によります。
それでは、本件につきましては、教育委員会といたしましては、平方幼稚園の園児数の推移、施設の耐用年数、民間幼稚園の就園状況等を考慮し、閉園することが妥当であるとすることでよろしいでしょうか。
~委員全員から「はい」の声~
池野教育長)
それでは、そのような方針で、今後、利用者の方や地域の方に丁寧に説明し、ご理解をいただくよう事務局にお願いいたします。

それまで黙っていて自分の意見は言わず、補足も何もしなかった池野教育長が「まとめ」をしています。すなわち、池野氏にとっては「平方幼稚園は閉園するのが妥当である」という結論が先にあって、この教育委員会の協議をしたことになります。
しかも池野氏は、「利用者の方や地域の方に丁寧に説明し、ご理解をいただく」のを教育委員会事務局に丸投げしています。

平方幼稚園問題(その2)以降で触れますが、2020.09.17に、保護者に対する説明会席上で池野氏が「自らの考え?」を述べる機会があります。しかしながら、その発言の根底には、池野氏自身に「平方幼稚園は閉園」という考えがあったことは押さえておきたい点です。

今記事はここまでですが、時系列で述べたそれぞれについて、どれもが重要な意味があります。それらについては次記事以降でお伝えします。

教育委員会10月定例会を傍聴して

10/21に上尾市教育委員会10月定例会を傍聴しました。今回も「ツッコミどころ満載」の内容や発言が繰り返されており、「上尾の教育委員会は大丈夫か?」と思ってしまいました。

No.119

■「言葉」を選んで発言してほしい
定例会で話されている内容以前に、教育委員や事務局からの発言の中での「言葉の使い方」が気になりました。

★教育委員の発言から
発言の中で<父兄(ふけい)>という言葉を使っている教育委員の方がいましたが、これはもちろん、<保護者>というべきです。
参考のために、<父兄>という言葉について、NHKは次のように見解を示しています。

「父兄」は単純に父と兄を指すのではなく、児童や生徒の保護者の意味ですが、今では学校でも「親」「保護者」「父母」を用いています。「父兄会」についても、「保護者会」「父母会」などが用いられていますが、「保護者会」のほうがより一般的な表現になっています。文部科学省も文書用語として「父兄」を「保護者」としています。
「男女平等」「離婚の急増」「家庭内の父親不在」など時代の流れの中で、「父兄」や「父兄会」も時代にあわない形の表現になっています。 
(NHKことばのハンドブック参照)

出典:NHK放送文化研究所のHPより

<父兄>という言葉を使って憚らない教育委員は、つい先日市議会で再任が認められた方です。NHKの見解を聞くまでも無く、<父兄>の中に女性は入らないことから、使うべき言葉ではありません。
深く考えずに使用した言葉だとは思いますが、教育委員としての発言としてふさわしいか、つまり〈自分が使う言葉が、ジェンダーの問題や多様性に配慮したものであるかどうか〉について、この教育委員は考えていなかったということになります。

★市教委事務局の発言から
学校保健課長は自らの発言の中で、児童の登下校にかかわるスクールガードリーダーの活動について、<立哨(りっしょう)活動>という言葉を使っていました。
これについても、教育委員会定例会の場で使用することがふさわしいかよく考えるべきです。
広辞苑(第六版)で<立哨>を調べると、次のように説明されています。

【立哨】りっしょう
歩哨が一定の場所に立って監視に当たること。

とあるので、今度は<歩哨>を見ると

【歩哨】ほしょう
兵営・陣地の要所に立って警戒・監視の任にあたること。また、その兵。「ーに立つ」

ここにあるように、<立哨>とはもともと軍隊で使う用語です。そのことに少しでも考えが及べば、教育委員会事務局の課長が<立哨活動>という言葉を使うことの良し悪しの判断はつくはずです。

以上二人の発言についてブログ筆者が言及するのは、決して「細かい指摘」ではありません。本人の資質の問題もありますが、こうした発言をしたあと、周囲がどのような反応をするのかが大切なのです。
教育委員会の誰かが「あの言葉を使うのはまずいのではないか」とアドバイスすれば、本人も気づくのでしょうが、情報公開請求を通しての感触で言えば、おそらく、今の上尾市教育委員会内部には、誰もそうした「諫言(かんげん=目上の人の非をいさめること、また、その言葉)」を素直に聞く職員や、直接諫言する職員はいないでしょう。

もっとも、本人が当ブログを読み(その可能性は高いですが)、「ああ、そうだったのか」と考え直していただければ、今後は少しは言葉の選択について配慮するようになるかもしれませんが。

◎今の上尾市教育委員会(&事務局)は、市民から「これはこうではないか」と指摘(情報公開請求や住民監査も含みます)されて初めて自分たちの誤りに気づくという、残念ながらその繰り返しです。

■会議の内容は…
では、10月の教育委員会定例会の中身はどうだったのでしょうか。
最初は、「市議会の9月議会でこういう質問がされたので、こう答えました」と事務局が教育委員に説明したあと、教育委員から二、三質問や確認がされるという、いつものパターン。その中で「網戸が無い公民館がある」と二人の教育委員が発言していましたが、生涯学習課長から「それぞれの公民館からの要望に基づき対応しています」といなされていました。もっと聞くべき別の大事な問題があるように思いますが…。

それ以外で興味深かったのは、「学校施設のあり方に関する市民アンケート」の速報版です。このアンケートの「調査の概要」がこれ。⇒ 市民アンケート 調査の概要

つまり、「2020年5月1日の時点で上尾市在住で」「2014年4月2日以降生まれの子がいる方」を対象に、無作為に1,500名を抽出して、郵送により配布・回収したアンケートのようです。ちなみに回収率は41.5%(623通)でした。

これについては、来年1月にパブリック・コメントが実施されるようですから、それを待つことにします。
ひとつだけ、アンケートでは、1学級当たりの適正な人数を尋ねています。⇒ 1学級当たりの適正なクラス人数

これを見ると、《21~30人が適正なクラス人数である》と回答した方が全体の 75.9%もいることがわかります。
このことについて、上尾市教委はどう考えているのでしょうか。昨年9月の上尾市議会での次の質疑がされています。

(池田達生議員) 上尾市は、以前全国に先駆けて小学校1、2年生と中学1年生は30人学級が実施されていました。一人一人の子どもたちに行き届いた教育を進める上で、30人程度学級は非常に有効であると、学校現場や保護者からも大歓迎されていました。30人程度学級の復活は、現場の先生方からも強く要望が出されています。また、ほとんどの校長先生訪問のときに、校長先生の方からも教員の増員を求める声がありました。教職員の過密労働の解消にもつながりますが、実現への見解を伺います。
学校教育部長(伊藤潔) 30人程度学級を実施する予定はございません
(池田達生議員) あっさり言われてしまいました。これはぜひ検討してほしいと思います。 かつて上尾市は30人程度学級で非常に有名でした。全国から見学に来るほどでした。しかし、2011年4月、当時の島村前市長時代に突然廃止してしまいました。一人一人の子どもたちに目が行き届く教育のために、ぜひこれは復活を要望いたします。

いかがでしょうか。伊藤潔学校教育部長(現上尾中校長)の酷い答弁が際立ちますが、アンケート結果にも如実に示されているように、市民や保護者からの圧倒的な意見は「少人数学級の実現」です。文科省も重い腰を上げつつありますが、池田議員の要望にあるように、市独自の少人数学級の復活をブログ筆者も望むものです。

最後に教育総務課長から口頭で報告がされた[平方幼稚園は来年度の4歳児募集は行わない]件は、詳しく聞かないとよくわからない内容です。
ブログ筆者がメモをした範囲では、
10/5     市議会への説明
10/7・9   在園保護者への説明
10/12     入園希望者への説明
10/13・14 面談
と課長は言ったと思われますが、正確を期すため、さらに調べる必要があると考えています。
新たな情報が入りしだい、当ブログでもお伝えしていくつもりです。

なお、10/2 にこの件で臨時教育委員会が開催されていますが、会議の実施について事前の告知がされていないように思われます。これについても現在情報公開請求をおこなっているところです。

上尾小の校長による<本校はNo.1>発言に見る「不都合な真実」とは

上尾小のHPを見てブログ筆者は驚きました。とんでもないことが<上尾小学校のNo.1>として校長から語られているのです。その中身とは、いったい…?

No.115

■上尾小のHPに掲載されていたのは…
ブログ筆者が注目したのは、2020.8.31付けの<CSN2(2)>の記事です。現在は上尾小HPのトップページでは隠れているので、<RSS>の08.31記事をご覧になるとよいでしょう(ただし、この記事を公開した後で消される可能性もありますが)。
CSN2(2)>とは? Community School News第2号(2枚目)の略のようです。
コミュニティスクールとは、「学校運営協議会」のことであり、このNewsは、協議会委員を目の前にして、上尾小の校長が「本校のNo.1は…」と滔々(とうとう)と語ったことが記事になっているというわけです。

その記事がこちらです ⇒ 上尾小のNo.1

■上尾小の校長が言う<No.1>とは?
上尾小の校長は、3つのNo.1を挙げていますが、
ブログ筆者は、これらの根拠の開示を求めて情報公開請求をしました。以下、開示された資料の数字も含めて検証してみます。

【いじめの認知件数No.1?
これは、市内小学校における「いじめに関する認知件数」6・7月分が計52件ある中で、上尾小がその半数を占めるので、「先生方が小さな芽を見逃さず丁寧に対応しています」というわけです。しかしながら、個別具体的な内容はそれぞれ違っているのは当然であり、それに対してどのように指導・対応したかが問題になるのであって、他校と比較して<No.1>だとか最下位だとかいう話では全くありません

ICT活用率No.1?
この<No.1>も、およそ意味のない比較です。開示された資料によれば、(国語・社会・算数・理科・外国語・音楽)における「大型モニタ活用状況」が、市内の小学校の中で比較的高い、ということのようですが、これは完全に数字のごまかしと言えます。
なぜならば、前記以外の教科等(生活・図工・家庭・体育・道徳・総合・特活・特学)を含めた「全体平均」を見ると、上尾小は<No.1>には程遠い数字となっているからです。
そもそも、このようにICT活用率を比較すること自体が意味の無いことです。たとえば「生活科」を見ると、最も高い小学校が76.1%。最少は5.0%となっています。ちなみに上尾小は26.1%です。こうした比較は、授業の質と比例するとは考えられません

【在校時間No.1?
ブログ筆者が最も驚いたのは、この記述です。なぜこの【在校時間が市内No.1】であるということを学校運営協議会の場で校長が「誇らしげに」言うのか、全く理解できません。しかも、明らかに時間外勤務であるにもかかわらず、校長がわざわざ「在校時間」と言うのは、裏を返せば、「校長は時間外勤務を命じておらず、勝手に先生方が残って仕事をしている」と言っていることになります。
「教育熱心な先生方」に全責任を押しつける一方で、「過労が心配」と口で言うだけで何もしない校長の姿が見えてきます。

上尾小で教職員の時間外勤務が多い要因のひとつに、「委嘱研究発表会」の準備があることは明白です。
ブログ筆者が入手した資料がこちら ⇒ 上尾小6月分時間外勤務一覧

これを見ると、県費負担教職員26名の内、「過労死ライン」を超えて時間外勤務をしている職員が19名。何とその割合は73%になります
これは、いかに委嘱研究発表の準備が時間外勤務の要因となるかの証左でもあります。
上尾小校長は、すぐにでも過労死ラインを超えている「時間外勤務」が常態化していることを是正すべきであるとブログ筆者は考えます。

情報公開請求開示の際に判明したことですが、上尾市教委は、今年度の「委嘱研究発表会」を取りやめ、学校独自の報告のみに変更したとのことです。これはまさに朗報と言えます。ぜひ来年度以降も取りやめていただきたいと考えます。

■学校教育部長だった上尾小の校長
こうしたことを把握していて「在校時間No.1」などと言って憚らない上尾小の校長については、ブログ筆者の情報公開請求を契機に、上尾市教委学校教育部長からきつく「指導」がされたとのことです。

忘れてはいけないのは、現上尾小の校長も、元市教委の学校教育部長だったという事実です。つまり、元学校教育部長が、現学校教育部長から「指導」されたということになり、まさに漫画のような世界です。

ちなみに、この上尾小の校長は、コロナの影響で教職員が自宅勤務を余儀なくされていた際に、「自宅勤務の際は家族の世話はダメ」と言っていたのは、記憶に新しいところです。⇒ こちらの記事

こうした実態について、多くの保護者や市民の方たちと共有していくことも、上尾市の教育行政を「まともなもの」にしていく上で大事なことではないでしょうか。

また、市教委の学校教育部長と言えば、このブログの以前の記事<上尾中が謳う地域No.1校から受ける違和感>がすぐに思い出されます。
上尾中のHPのトップページをスクロールしていくと、今もまだ「地域No.1校である上尾中学校」と記載されています。
これについては、情報公開請求を通じて、「地域」とはどこのことを指しているのか明確になっていませんし、何のNo.1であるのかについても全く根拠が無いことが明らかになっています。ただちにHPの記述を変更すべきであるとブログ筆者は考えます。

今記事で取り上げたように、校長の中には「とても考えられないような発言」をする人もいます。そうした情報がありましたら、当ブログの「お問い合わせ&情報提供」経由でご連絡ください。

小中学校のトイレ清掃・消毒は教職員でなく外部委託に(後編)

前記事の〈前編〉では、ブログ筆者が調べた市内の公的施設の大半が清掃業務を外部委託していることを、委託先も含めて示しました。今記事はその〈後編〉として、小中学校のトイレ清掃(消毒)の実態をお伝えします。

記事No.114

■情報公開請求の結果は?
ブログ筆者がおこなった情報公開請求は以下のとおりです。誤解のないように言えば、この開示請求は、<各学校のトイレ清掃や消毒は、スキルを持った専門業者等に任せるべきである>ということを前提としておこなったものです。それには、まず小中学校の実態を把握する必要があります

<教職員および来校者が使用するトイレについて>
市内33校全ての小中学校において、「教職員および来校者が使用するトイレの清掃を誰が担当するのか」が判別できる文書・資料等(例えば、年度当初の校務分掌一覧表等)

結果、26校分が開示されました。残りの7校は「文書不存在のため非公開」でした。厳しい言い方になりますが、この7校については、校長の姿勢を含めて、問題があると言えます。
とりわけ、現在のようなコロナ禍にあって、感染防止対策が喫緊の課題となっている中にあって「教職員および来校者が使用するトイレの清掃」については、「なんとなく誰かがやってくれている」「決まっていないので、職員のボランティアかな?」などという状態で良いのでしょうか。
やむなく教職員が担当している学校も同様ですが、担当が決まっていないのであれば、校長は市教委に対して「外部委託をお願いしたい」と要望すべきなのです。

■開示された学校では
コロナ感染防止対策もあり、実に細かく清掃や消毒の方法が決められている学校が多いのに驚きます。そして、「児童のトイレ清掃は、床を掃き、流しの清掃、ゴミ捨てのみとします。便器等の清掃、消毒は教職員でおこないます」などというように、清掃・消毒を教職員に依拠している学校がほとんどです。
多くの学校で、職員用トイレ(来客用と兼ねている場合が多い)の清掃(消毒)を教職員の輪番でおこなっています。大半の学校では輪番の中に校長は含まれていないのですが、「職員用のトイレの消毒については、これまで、男子トイレを校長(不在の場合は主幹教諭)が行ってきた。…しばらくの間これを継続する」(高崎線西側の小学校)という学校も中にはあります。

また、「職員個人のゴム袋(共有はしない)=破損したら個人購入」という方針が堂々と示されている学校もあります。学校に配当されている消耗品費(市の予算)では足りないのであれば、「これは市教委が現物で配布すべきである」となぜ言わないのか、甚だ疑問です。市教委に対する遠慮なのでしょうか。あるいは職員が言っても校長がそれを市教委に伝えていないということも十分考えられます
さらに、「トイレ清掃は、当分の間教員が行う」とする学校もありますが、正しく表現するのでしたら、「トイレ清掃は、教職員が行うべき業務ではない。やむを得ず全教職員で担当せざるを得ない現状であるが、上尾市の責任で一日も早く専門業者に外部委託すべきである」としたうえで、学校としても市教委や市行政に強く要望すべきでしょう。

一方、用務員さん(上尾市シルバー人材派遣)の仕事として「男子職員の清掃」を位置付けている学校もあります。ただし、派遣元がきちんと清掃・消毒についての研修をおこなっているのか、仕様書にはどう決められているのか確かめる必要があると思います。

■保護者などの協力は本来は不必要
ある学校のHPには、[すっきりし隊]とのタイトルで、「今年度第1回目のトイレ清掃のご協力ありがとうございました」との記事が掲載されています。「今年度第1回目」となっているので、続けて2回目・3回目もありそうですが、ブログ筆者は賛成できません。
あるいは、他市の例ですが、「生命保険会社の社員による北本市立の全小中学校のトイレを消毒する奉仕活動が始まった」という記事がありました。これを〈美談〉として捉えてしまうと、ことの本質を見失うことになりかねません。トイレ清掃は毎日のことなので、保護者の協力を仰ぐのではなく、外部の専門業者に任せるべきです

■「黙働」って何?
今回、市内小中学校の職員・来客用のトイレを誰が清掃・消毒しているかの情報公開請求をしたわけですが、開示された資料の中には「清掃計画」も含まれている学校もありました。
その資料の中でブログ筆者が気になるのは、子どもたちの掃除を<無言清掃>や<黙働>という名目で位置付けている学校が多かったことです。このことについては、コロナ禍の前から増えてきていることが情報公開により判明しています。<黙働>という聞き慣れないことを教育の手段とする動きに、ブログ筆者は非常に違和感を覚えます

「黙働を徹底する」「今年のテーマ:黙働しよう」「もくもく清掃」「三点突破の一つである黙働清掃」「自問清掃」「膝つき清掃」などの<清掃についての聞き慣れない言葉>がズラッと並びますが、いずれも「とにかく黙って清掃をすること」ということです。「あそこにもゴミがある」とか「まだそこは拭いていない」とかの会話は、清掃の際にはむしろ自然だと思うのですが。
これが「黙々児童(生徒)集会」や「だんまり下校」へとエスカレートしていかないとは言えません。

黙働>などという、一部の学校現場でしか通用しない言葉や方式は「常態化」する前に考え直したほうがよいのではないでしょうか。

小中学校のトイレ清掃・消毒は教職員でなく外部委託に(前編)

前記事までで、「学校の消毒を教職員でなく外部委託に」と要望したにもかかわらず、その後何のcheckもしない教育委員の実態についてお伝えしました。ブログ筆者は、ひとりの市民としてこの問題について調べてみました。

記事No.113

■市の公的施設のトイレ清掃の実態は?
 ・中学校以外の公的施設は、トイレの清掃・消毒を外部委託しているであろう」という〈仮説〉を立てて、情報公開請求しました。
その際、公的施設については、利用者の中に子どもや保護者がいるのではないか、という推測に基づき、市内の12施設を選びました。
その結果がこちらです ⇒ トイレ清掃委託状況

12か所のうち、外部委託をしているのは10施設でした。以下、施設のいくつかについて、特徴的なことを見ていきます。

つくし学園 いきいき埼玉シルバー人材センター(1年契約)

つくし学園は、発達に心配のある就学前の児童の療育・保育を目的として、上尾市が設置・運営している児童発達支援センターです(担当は子ども未来部発達支援センター)。トイレ・手洗い場の清掃作業のマニュアルは次のとおりです。

洗剤・ブラシを用いた清掃作業。トイレットペーパーの補充。トイレ用ピューラックス溶液を含ませた雑巾で手洗い、ドアノブ、便器、物入れつまみ、電気スイッチ、窓桟を拭き上げる。床はピューラックス溶液を含ませたトイレ用モップで拭き上げる。

つくし学園は、いきいき埼玉(けんかつ内)と「用務員派遣契約(1年)」を締結しています。もし、小中学校でも清掃・消毒業務を外部委託するとしたら、この方式が実現性が高いと思われます。

平方幼稚園 (外部委託無し)

平方幼稚園は、小・中学校と同様、トイレ清掃と消毒についての外部委託をしていません。文書不存在なので詳細は不明ですが、おそらく、小中学校と同様に教職員が清掃・消毒作業にあたっていると思われます。

児童館こどもの城 (株)オンロード(1年契約)

児童館こどもの城は、指定管理者である上尾市地域振興公社が、(株)オンロードに発注し、業務委託契約しています。業務の内容は清掃及び有人警備業務となります。

図書館本館 (有)下水管理興業(1年契約)

*上尾市図書館は、本館・瓦葺分館(尾山台出張所含む)・平方分館を含めて(有)下水管理興業に委託業務をしています。業務内容は、仕様書で細かく決まっていて、日常清掃では開館時間の朝9時までに1階・2階のバキューム清掃、トイレと洗面所、ブックポスト内の本の整理、新聞の整理などを毎日おこないます。定期清掃はビニールシート(年6回)、じゅうたん(年3回)、天井(年1回)、蛍光灯(年1回)など、細部にわたっての清掃範囲が定められています。

原市公民館図書室 太陽管財(株)(3年契約)

*市図書館は、本館・分館(5館)・公民館図書室(3室)がありますが、公民館図書室(原市・上平・大谷)の担当は市教委生涯学習課となっています。公民館の施設自体を対象として、日常清掃と定期清掃を業務委託しています。

上尾市青少年センター (株)旭ビル管理(1年契約)

*市教育センターと青少年センターは、ともに旭ビル管理に業務委託しています。日常清掃ではトイレの衛生陶器、鏡及び床の清掃等、また特別清掃としてトイレ換気扇カバー清掃を年2回おこないます。なお、トイレットペーパーは発注者である上尾市が用意します。

以上のように、ブログ筆者が情報公開請求で調べた12施設のうち、平方幼稚園と子育て支援センター(保育士が清掃)以外は業務委託をしていることがわかります。

これらの情報については、施設によって担当がバラバラに分かれていることが挙げられます。また、各担当課からの開示の通知文を受け取る際に「小中学校の実態をご存じですか?」と聞いてみました。そうすると、ほとんどの施設の職員は学校現場の実態を知らず、むしろ「トイレ清掃は外部委託が当然」と思っていたようです。

■市教委事務局の「検討」の進捗状況は?
 前記事でもお伝えしたように、学校保健課長は「シルバー人材への業務委託について検討する」と発言しています。本来でしたらスキルを持った専門業者に外部委託するのが良いのですが、教職員の負担を少しでも減らすための策としての業務委託について真剣に考えてもらいたいと思います。

◎ブログ筆者は、各小中学校のトイレ清掃の実態についても資料を入手しました。それについては、次回以降お伝えしていきます。

<check機能不全>の教育委員への報酬《時給換算3万円也》は高すぎます。

前記事で、法定の「教育委員会の事務に関する点検評価」について何も言わない教育長と教育委員の方々についてお伝えしました。
一方で、7月の教育委員会定例会では珍しく「少しはましに思える意見」を述べたかに見えた教育委員のお歴々でしたが、8月の定例会では<check機能不全>の「いつもの姿」に戻ってしまいました。

No.112

■教育委員の7月定例会での発言
まず、教育委員による7月の教育委員会定例会での発言を見てみましょう。従来と違い、少しは「まともな意見」に思えるものもありました。以下は、「教職員が消毒活動で時間が取られる実状を改善できないか」という趣旨の質問と教委事務局の回答の要約です。

小池教育委員 教職員は普段から忙しい職務を担当しているが、コロナ禍の長期間の臨時休業に伴い、さらに消毒活動で時間を取られるということは先生方の負担が大きいのではないか。予算の都合などもあるとは思うが、消毒作業の専門の業者にお願いすることの検討は。
荒井学校保健課長 外部委託については、財源確保が必要になるので、他市の状況等を見ながら研究していきたい。
中野教育委員 学校応援団の協力での消毒は、感染リスクを考えて外部の方が学校に入るのを避ける意味で教職員が消毒していると聞いているが。
荒井学校保健課長 消毒は毎日行うことなので、保護者や地域の方に協力をお願いするのは難しさがある。外部委託については用務業務をシルバー人材センターに委託している経緯から対応できないか検討を進める。
中野教育委員 外部委託も含めての検討をお願いしたい。
細野教育長職務代理者 消毒の外部委託について、教職員の負担軽減のために、外部委託の予算措置を推し進めていただきたい。限りある予算だが、子どもたちのために頑張っていただきたい。

これらは、教職員が毎日教室やトイレの消毒を行っていることは、決して本来の業務ではないことを、教育委員の方たちが理解しはじめたからこその質問だと思われます。すなわち、以前の記事に書いたように、教育委員のお歴々がブログ筆者による〈第二の書簡〉に添付した拙ブログを読み、事の重大さに気づいたゆえの発言だったと考えるのが自然です。

■「その後」を聞こうとしないのは何故?
ブログ筆者は8月の教育委員会定例会を傍聴しましたが、教職員が毎日消毒していることについての学校保健課長の回答(外部の専門業者や、あるいはシルバー人材に委託できるかについての検討)について、残念ながら「その後どうなったのか。どう検討したのか」という質問や発言は教育委員たちの誰からもされませんでした

たとえば、小池委員の質問に対し、学校保健課長は「他市の状況等を見ながら研究していきたい」「シルバー人材への委託を検討する」と述べています。
本来でしたら、質問した教育委員は、次の定例会を待つことなく、事務局に「質問の件は現在どうなっているのですか?」と聞いてみる必要があります。それをしないのであれば、少なくとも翌月(8月)の定例会で「他市の研究をしてみた結果、どうだったのか」「シルバー人材への委託の件はどの程度進んでいるのか」と聞くべきなのです。
もし、「現在検討中です」などという〈官僚的答弁〉が返ってきたなら、「実際には何をどう検討したのか」と尋ね、議論を発展させることが必要なのです。
前回要望したからいいや」では、市教委事務局はほとんど動かないことに、教育委員はまだ気づかないのでしょうか。「この間のことはどうなりましたか?」と次の時にcheckするのは、市民的視座からも、レイマンコントロールの観点からも当然のことなのです。

定例会を傍聴していると、教育委員が時折引用する<PDCA>のうちの<C=check>が全く機能していないと思われます。
今まで、自分たちは Plan Do Action も無縁なのですから、せめてCheckくらいちゃんとやってくださいよ、と言いたくなります。

■これで「時給換算3万円也」の報酬?
今年の4月から8月の臨時会と定例会までを含め、教育委員たちに対して、なんと時給換算で約3万円の<報酬>が市民の血税から支払われています。⇒教育委員時間あたりの報酬の額

時々ちょっぴり良さげな質問や意見を言っても、「その後どうなったのか?」というcheckをしないのですから、教育委員への報酬は高すぎると言えるのではないでしょうか。

■教育委員再任を追認する議案
今開かれている上尾市議会の9月定例会では、次の「議案92号」が審議される見込みです。

議案第92号 教育委員会委員の任命について
教育委員会委員 大塚崇行氏の任期は令和2年9月30日で満了となるが、同氏を再び任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、同意を得るもの

おそらく市議会では何の質疑や意見も出されずにこの議案を「追認」するでしょうが、ブログ筆者はこの議案が提出されるまでのプロセスに関心を持っています。自薦なのか、他薦なのか、それとは別の動きがあったのか
今回は再任を追認する議案ですが、新任でも同じことで、新たに教育長や教育委員の任命を人事案として市議会にかける際に、「どうしてその人が教育長(教育委員)として最もふさわしいのか」「どのようにしてその人の名前が出てきたのか」が全く闇の中なのです。
ブログ筆者は、この「議案92号」が提出されるプロセス(教育委員再任にあたって自薦・他薦なのか、それとも別の動きがあったのかも含めて)について情報公開請求をしましたが、おそらく、形式的な決裁文書以外は「文書不存在」の処分となる公算が高いと思われます。

少なくない市の税金が給与や報酬として支払われている現在、少なくとも教育長や教育委員について、「どのようなプロセスを経てその人の名前が出てきたのか」について明らかにするのは、行政としての説明責任のひとつであると言えるのではないでしょうか

★教育委員のみなさんに差し上げた上述の《第二の書簡》に拙ブログを添付したこともあり、おそらく教育委員の方々は今記事についても高い関心を持ってお読みいただいていることでしょう。反論やご意見などは当然あると思いますので、このブログの「お問い合わせ」経由で送信していただくようお願いします。
または《第二の書簡》に同封した、ブログ筆者宛ての封筒を使用して返信していただければ幸いです。その際、教育委員同士で相談することなく、ぜひ「ご自分の言葉で」「ご自分の考えを」お寄せください。お待ちしています。

そして誰も何も言わなかった -上尾市教育委員会の「不都合な真実」

記事のタイトルとしてはアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』のパロディ風ですが、今記事でお伝えすることは、まぎれもなく上尾市教育委員会の「不都合な真実」です。

No.111

■教育委員会定例会で公言したのに…
2020年5月の教育委員会定例会の席上、教育総務課長は次の発言をしています(会議録より引用。下線はブログ筆者)。

(池田直隆教育総務課長)
続きまして「報告事項2 令和2年度上尾市教育委員会の事務に関する点検評価基本方針について」でございます。本年度実施する点検評価につきまして、基本方針を定めましたので報告するものでございます。右側3ページをご覧いただきたいと存じます。
基本的な進め方は昨年度と同様に進めてまいります。スケジュールといたしましては、下段になりますが、8月の教育委員会までに評価をまとめて、協議させていただきます。その後、学識経験者による第三者評価をいただき、10月の教育委員会において採決いただきたく予定をしております。なお、第三者評価をお願いする有識者でございますが、まだどなたにお願いするのか決定しておりませんので、今後人選を進め、別途報告させていただきます。また、昨年度の点検評価の審議の際に、委員の皆様からいくつかご意見を頂戴してございます。例えば、「今後の取り組みや改善策、方向性などが全く記載されていない」といったご指摘もいただいております。職員も「何のための評価をするのか」、この評価制度の意義を今一度考えて、進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。報告事項2の説明は以上でございます。

また、この発言に合わせて「点検評価報告」についての今後の日程が示されました。⇒今後のスケジュール

これによれば、8月の教育委員会定例会で「点検評価結果案に関する議案」を提出し、協議することになっています。ちなみに昨年度はこの案件が議案となって審議されています。
ところが、ブログ筆者は8月の教育委員会定例会を傍聴しましたが、議案・報告・協議いずれもこの案件は審議はおろか、提案すらされませんでした

■誰も何も言わない「不気味さ」
ブログ筆者は5月の教育委員会定例会も傍聴しています。その時点で今後この案件がどう扱われるか聞いていたので、8月の定例会で「点検評価の件はどうなったんだろう?」と疑問が沸きました。そして、「最後まで点検評価のことについて誰も何も言わない」ことに、「いったいこの人たちは何を考えているんだ?」と、不気味にも思いました。

教育総務課長や教育総務部長はおろか、教育長も何も言いません。それどころか、5月にこの件について聞いているはずの教育委員のお歴々もからも、この件に関しひと言もないのです。まるでそのことは何もなかったことのようです。

念のため、8月教育委員会定例会の会議録は未公表のため、ブログ筆者の「勘違い(99%無いですが)」かもしれないと思い、次のような情報公開請求を現在おこなっている最中です。

請求人は「2020年8月定例会」を傍聴しましたが、「点検評価」が議題とされなかった件については、池田教育総務課長から説明がされなかったと思いますが、会議録未公開のため確信はありません。
そこで、「2020年5月定例会」で公言したにもかかわらず、「2020年8月定例会」の協議事項とならなかったことについて、「2020年8月定例会」の席上で池田教育総務課長又は他の出席者から説明がされたことが判別できる文書・資料等。

もしもこれが「文書不存在のため非公開」という「処分」になれば、それはすなわち、「誰も何も言わなかった」ことの証となります。

■市教委の「点検評価」には別の問題点も
さらに、教育総務課長は5月の定例会で次のように発言しています。

(池田教育総務課長)
第三者評価をお願いする有識者でございますが、まだど
なたにお願いするのか決定しておりませんので、今後人選を進め、別途報告させていただきます。

このことに関し、文科省は次の通知を発出しています。

点検及び評価の客観性を確保する観点から、法律において、教育に関し学識経験を有する者の知見を図るものとされている趣旨に鑑み、学識経験者として、保護者や地域住民の意見を聴くことにするなど、更なる改善を図ることも考えられること。

つまり「学識経験者」を選出する際に、<客観性の確保>が重要視されることは前提条件なのです。【教育長+教育委員の合議体】が教育に関する事務の執行機関である以上、前年まで教育委員だった者が、自らが執行した事業の評価をする、などというのは「客観的な評価」とは言えず、当然あり得ないことなのです。

それにもかかわらず、上尾市教育委員会はそのことを無視して、前年の教育委員を自らが関わった教育事業の評価者としてしまったのです。これについては、以前の記事で取り上げていますが、簡単に言えば、次のような問題点があります。

H29年度の「上尾市教育委員会の事務に関する点検評価報告書」は、前年度(H28年度)の施策事業を対象として点検・評価するものです。しかしながら、<客観性を確保する>はずの「学識経験者」の中に、H28年度の上半期まで教育委員だった吉田るみ子氏が入っています。
もともと「教育委員会」とは教育長と教育委員の合議体であり、執行機関としてすべての自治体に置かれ、上尾市も例外ではありません。上尾市教委のHPにも「教育委員会のあらまし」としてそのことが書かれています。つまり、吉田るみ子氏は「自分が教育委員だったときに執行した対象事業を、自分で評価している」ことになります。
請求人が知る限り、現在に至るまで、吉田るみ子氏は「点検評価」の「学識経験者」として名を連ねていますが、このような経緯がありながら、またぞろ同氏を「学識経験者」として依頼することがあってはならないのです。

■「職員の倫理条例・規則」との関係
もうひとつの疑問として、以上の事実は「何らのおとがめも無い」ということになるのか?ということがあります。「上尾市職員倫理条例施行規則」には次のように定められています。

第3条 条例第2条第1項第8号の規則で定める行為は、次に掲げることを求める行為とする。  (注)条例=上尾市職員倫理条例のこと。
(1) 職務上知り得た秘密を漏らすこと。
(2) 職務の遂行の公正さに対する市民の疑惑や不信を招くようなことを行うこと。
(3) 前2号に掲げるもののほか,職員としての倫理に反することを行うこと。

学識経験者については「まだ誰にするか決めていない」と課長は言っています。この問題を含めて「点検評価」を今度どうするのか、また教育総務課長が公言したにもかかわらず、教育長も部長も誰も何も言わないのは、「市民の疑惑や不信を招く」ものであることから、「職員倫理条例&施行規則」に抵触するのではないかと考えられます。

また、職員倫理条例第4条では次のように謳っています。

(管理監督者の責務)
第4条 職員を管理し、又は監督する地位にある職員(第13条第3項において「管理監督者」という。)は、その職務の重要性を自覚し、率先して自らを律するとともに、所属職員への適切な指導及び監督を行い、公正な職務の遂行及び厳正な服務規律の確保を図らなければならない。

教育長は所属職員の管理監督者ですが、倫理条例で「公正な職務の遂行及び厳正な服務規律の確保を図らなければならない」とあるのには苦笑を禁じ得ません。なぜなら、つい昨年の3月まで、休暇届の提出などの必要な手続きもせずに「お休み」などと称していた池野教育長が「厳正な服務規律の確保を図る」というのですから。

しかしながら、所属職員が市民から疑惑や不信を招いていることは明白なので、当然教育長の責任も問われなければなりません。ブログ筆者はこの問題にも強い関心を寄せていきたいと考えています。

 

●折しも、今日は「菅内閣発足」に関する報道(それも持ち上げるような中身)ばかりで辟易しますが、いずれ「反・安倍/菅政権」というカテゴリーで記事にするつもりです。 

教育委員などの<報酬>は適正な額?

毎月の「教育委員会」の会議。教育委員のお歴々は、1時間ほどの会議に出席して、少しコメントするだけで<報酬>がもらえます。上尾市には他にも「特別職で非常勤」の方々がたくさんいます。その報酬の額は適正でしょうか…?

No.109

■「教育委員」「職務代理者」とは?
月に一度の定例の「教育委員会会議」。司会進行は教育長、出席者は「教育長職務代理者」1名+「教育委員」4名のお歴々に加えて「教育委員会事務局の面々」が出席します。市役所7階に足を踏み入れたことのない市民の方からすれば「教育長のほかに職務代理者がいるの?」と思われるかもしれません。

教育行政に関心があっても、「教育長職務代理者とはどういうものか」について理解されている市民の方は少ないでしょう。
市民の方と話していると、「教育長」と「教育委員長」を混同されている場合もあります。

「教育委員会の長だから教育委員長だろう」と思われるのも無理もないことですが、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」が改正されたことにより、以前の「教育委員長」と呼ばれた職は、現在「教育長職務代理者」となっているのです。
上尾市では2016年4月1日に臨時の教育委員会を開き、それまで「教育委員長」だった細野氏が「教育長職務代理者」となっています。

■教育委員の報酬は適正?
上尾市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例」で、教育長職務代理者は月額75,000円、教育委員は64,000円となっています。これを公開されている2020年4月~7月の「会議の所要時間」で見ると、次のようなことが分かります。

月別 会議所要時間 職務代理者報酬 教育委員報酬
4月 62分 75,000円 64,000円
5月 76分 75,000円 64,000円
6月 62分 75,000円 64,000円
7月 64分 75,000円 64,000円
4時間24分 300,000円 256,000円
  時給換算 68,182円  58,182円

これだけの報酬が上尾市の税金から支出されています。毎月の教育委員の発言から考えて、これが安いか高いかは、当ブログをお読みの方はすでにお分かりのことと思います。なお、8月は教科書採択の関係で、いつもよりは会議に時間がかかったようですが、会議録公開前の暫定時間で8月分まで計算すると、職務代理者が時給34,938円、教育委員が29,814円となり、超高額の時給であることに変わりはありません。

■まだまだある「高額報酬」
上述の「上尾市特別職の職員で非常勤のもの」は、教育委員だけではありません。条例では様々な職の報酬が定められています(条例の「別表」を参照してください)。ブログ筆者が関心を寄せる職の報酬を見ると、次の額になっています。

監査委員 月額 75,000円
情報公開・個人情報保護審査会 (会長) 日額 16,000円
同上 (委員) 日額  15,000円
空家等対策協議会委員 日額   6,000円
上平地区複合施設検討委員会(委員長) 日額 16,000円
同上(委員) 日額 15,000円
図書館協議会(委員長) 日額   7,000円
同上(委員) 日額   6,000円
いじめ問題調査委員会(委員長) 日額 16,000円
同上(委員) 日額 15,000円
投票立会人(投票時間の1/2超) 日額 10,900円
期日前立会人(投票時間の1/2超) 日額  9,600円

はっきり言って、監査委員の月額75,000円は高すぎます。ブログ筆者が起こした住民監査請求は年に1度あるか無いかですし、監査委員により毎月監査が行われているのでしょうか。なぜ月額なのかも含めて情報公開請求することも必要かもしれません。

また、実質的に機能しておらず、ただ年に1回集まるだけの「いじめ問題調査委員会」の委員に日額15,000円は出し過ぎでしょう。委員の内の一人について、国際学院中学高校に推薦依頼しているのも、根拠が無く説明責任が問われます。

上尾市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例」の適用を受ける職が58種類もあり、それぞれ報酬の額が異なることや、実質的にどのような業務や会議がおこなわれているのか、もう少し詳しく調べてみる必要がありそうです。

教育委員の一番の関心は<上尾シティハーフマラソンのコース変更>でした。

 6月の定例教育委員会の会議録が公開されました。前記事で「教育委員の発言に変化の兆し」と書きましたが、6月の会議では、教育委員の関心は<上尾シティハーフマラソン>、とりわけスタート位置やコース変更にあったようです。その一方で<住民監査請求の報告>には全く関心を示さなかったことが会議録で露見しました。

記事No.101

■教育委員会の会議録の公開時期は?
 例月の教育委員会の会議では、冒頭で前月の会議録を承認します。直近の例では、7月定例会(7/28)に6月定例会(6/24)の会議録が承認され、翌日市教委のHPで公開されました(ちなみに、会議録が不承認になったことは一度もありません)。ブログ筆者は6月の会議を傍聴していないので、文字化された内容は初めて目にしました。

■定例教育委員会での<画期的な報告>
 6月定例会で、急遽追加された報告として「住民監査請求に係る監査結果について」がありました。当ブログをお読みの方はお分かりかと思いますが、これは<画期的な報告>と言えるものです。
なぜならば、同じく教育長の行状に疑問を呈した前回(2019年4月)の〈住民監査の結果〉は教育委員会で報告されることはなかったからです。そうした市教委事務局の対応について、ブログ筆者は情報公開請求等の処分通知の手交の際などに「なぜ住民監査請求の結果を報告しないのか」と言ってきましたから、今回報告がされたということは、一歩前進と捉えることができます。

■教育委員の関心は別のところに…?
 では、6月の教育委員会の会議の中で、教育委員はどのような発言をしているでしょうか。6月の定例会の会議録はこちら ⇒ 6月定例教育委員会 会議録(9頁に住民監査請求の報告、10~13頁に教育委員の発言が記載されています)

 どうやら、教育委員のみなさんの関心は<上尾シティマラソン>の名称変更や、折り返し地点やスタートの位置がどうなるかにあったようです。
シティ(ハーフ)マラソンについては、とりわけ大塚委員は関心が高かったようで、たとえば、「折り返し地点に関する質問ですが、小泉地区スーパーバリューの地点よりも東側になるということなのか伺います」などと質問しています。こうなると、もはや教育委員と言うより、ただの参加予定者からの発言です。しかも、今年度はコロナ禍の影響でシティマラソンは中止との報告がされています(会議録7頁)。それにもかかわらず、このような発言は、開催されるかどうかも怪しい来年の11月のイベントのことについて、興味深く質問していることになります。

 ちなみに、この教育委員さんは上尾シティマラソンに何度か参加しているようです。上尾市のHP(トップページ)の最下部のバナー広告をクリックすると、この方が社長となっている会社のHPに飛びます。右肩の「社長からのメッセージ」を開くと、「アクティブな社長の社外活動はこちら」とあり、そこを見ると、「平成28年10月上尾市教育委員就任」や「マラソン」の記事があり、上尾シティマラソンに出場したとあります。さらに「社長からのメッセージ」に戻ると、「上尾市長より感謝状をいただきました」との記事が目を惹き、クリックすると、「本市の教育行政に深く理解を賜り多額の寄附をされました」と書かれた〈感謝状〉を、畠山市長と二人で笑みを浮かべながら抱え持つ大きな写真があります。その下の説明にもシティマラソンの話が出ているので、よほどマラソンに関心があるのでしょう。

 マラソン以外では、他の教育委員から図書館の報告について若干質問がされています。この報告(手交式)は、図書館のHPにも掲載されています。図書館協議会を傍聴すればわかることですが、図書館協議会委員からの「答申」の原案は、実は図書館側によって作成されており、協議会の席で協議委員からの質問に答えるのは図書館長、という摩訶不思議な事実を、質問した教育委員は知る由もないでしょう。

■住民監査請求の結果は「スルー」
 会議録を全部読んでも、住民監査請求の結果については、教育委員からの質問も意見も全くありませんでした。つまり、来年の11月に開催される予定(それも怪しいですが)のマラソンのコース変更等には執拗な関心を寄せても、<教育長の行状についてのcheck機能>という教育委員の責務(レイマンコントロール)は、全く果たしていないということになります。
ブログ筆者が手紙で質問し、それを教育委員が受け取ったのが6月の定例教育委員会当日であると思われます。後日送られてきた返事は「教育委員としての意見は定例会で示す」というものでした。
しかしながら、今記事で見てきたように、実態としては教育委員の誰も<教育長の行状に対するcheck機能>を果たしておらず、質問はおろか、何の意見も表明しないということが6月の会議録から明らかになったと言えます。

住民監査請求に関しての教育総務課長からの発言について、会議録では次のように記載されています。

 「本件請求がなされた事実に鑑みれば、今後はそうした観点も踏まえた上で総合的に判断するなど、公用車の使用にあたって市民に疑念を与えることのないよう、適正な運用が行われるよう望むものである。」と付言されてございます。今般の住民監査請求は、結論としては棄却となっておりますが、市民が疑念を抱いたことで住民監査請求がなされた訳でございますので、教育委員会といたしましては、今回の住民監査請求があったという事実を真摯に受け止め、疑念を持たれるようなことがないよう、公用車の使用や事務執行を行ってまいりたいと考えておるところでございます。

 ここに記載されているように、「疑念を持たれることのないように公用車の使用や事務執行をおこなっている」かについてcheckするのは、自分たちの責務でもあることを教育委員は自覚していただきたいものです。

ん? 少しばかり変化の兆し? 教育委員の発言を聞いて

 7/28に、定例の教育委員会の会議を傍聴しました。その中で、少しだけではありますが、教育委員の発言に「変化の兆し」が見られたような気がします。

記事No.100

■7月定例教育委員会では
 議案2件、報告4件でしたが、教育委員の発言が幾つかあったこともあり、1時間ちょっとの会議となりました。議案の中には、上尾市図書館協議会委員が小学校長会の都合(輪番で富士見小校長→上平小校長へ交替。図書館協議会委員に就任するにあたっての本人からの意見表明等は無し)で変更になることも含まれていましたが、お得意の<異議なし・質問もなし>で簡単に採択されました。

■教育委員の発言に変化の兆し?
 傍聴していて“あれ?少し変わったかな?”と思ったのは、教育委員(教育長職務代理者を含む)の発言です。従来の言わば「基本的に事務局の方針は是認したうえで、表面をそっと撫でるような質問や意見」とは少しばかりニュアンスが違っているようにブログ筆者には思えました。正確な会議録は8月末頃公表されますが、学校のトイレ等の消毒について、「(教師の負担を減らす意味でも)ぜひ専門業者等外部委託について検討してもらいたい」という、それまでには見られなかった強い調子での意見が出されたからです。

■〈第二の書簡〉を読んだことが好影響?
 前記事の中でお伝えした、ブログ筆者が教育委員全員に送った〈第二の書簡〉。これについては、教育委員が来庁したら渡してほしい旨伝え、7/17に教育総務課職員に届けました。7/28午後に情報公開処分通知手交があったので、その際同課職員に確認したところ、7/17~7/28の間に教育委員に渡した場合もある、ということでした。〈第二の書簡〉には、拙ブログの紹介もしてあることから、最近の記事、たとえば〈コロナ感染防止対策、学校のトイレは?〉についても目にしている可能性が高いと思われます。同記事は、<トイレ消毒については、専門の技術を持った業者に依頼すべきである>というブログ筆者の考えを中心とした内容でしたが、ほぼ同様の意見を、教育委員が発言したのです。

 ですから、もしも教育委員のお歴々が〈第二の書簡〉や拙ブログの記事を読んだうえでの発言であったなら、それらが相当な影響を与えたと考えるべきでしょう。

 おそらく、今まで市民から直接書簡をもらったり、教育委員自体がブログ記事のテーマになったことは皆無であったと推察されます。しかも、教育委員は「教育委員としての意見は会議の席上で(示す)」と言っていますが、実際には採決は20年にわたって<全員一致>、多くは<異議なし・意見なし>であることを〈第二の書簡〉において喝破されています。こうしたことは初めてだったでしょう。

 ブログ筆者からの〈第二の書簡〉に対して、教育委員から〈返事〉は来るのか、前回と同様に<全員一致>の文言になるのか、何らかの動きがあれば、当ブログでお伝えします。

■おかげさまで、100記事投稿。
 ブログ発信をして1年経過して、記事も100本目となりました。ブログを読んだ方から、「お問い合わせ」経由で様々なご意見や情報提供をいただき、大変感謝しております。
お問い合わせ」は、なるべく早めにお答えするようにしています。ブログ筆者として出来る範囲(お話を伺うこと。個人情報等に配慮しながら、情報公開等で調べること。内容を吟味してブログ記事にすること)は限られていますが、少しでもお役に立てればと考えています。

 このブログのコンセプトは「市民的視座から上尾の教育行政&市政を考えよう」です。
ブログ筆者の関心は、上尾市の教育行政に関わる様々な問題、とりわけ「委嘱研究指定の弊害」・「教職員の過剰労働をなくす実効性ある方策」・「教育長や教育委員、あるいは校長等の資質の問題」・「市教委事務局の姿勢」・「いじめ調査委員等の選出方法」・「学校での給食や清掃について」・「学校行事」や、「図書館運営のあり方」等々多数に及びます。加えて関連しての市政の問題等も取り上げていこうと考えていますので、今後ともよろしくお願いいたします。ご意見(反論を含めて)等はコメント欄に投稿していただくほか、「お問い合わせ」経由でお聞かせいただければ幸いです。

「返事」の文言は、教育委員お得意の〈全員一致〉でした。

 ブログ筆者は、6月初めに教育委員・教育長職務代理者計5名の方々に手紙で質問をしました。それから約1か月ほど過ぎた頃から、手紙の「返事」がバラバラと届きましたが、その内容とはどういうものであったのでしょうか? 今記事では、そのことについてお伝えします。なお、記事の後半で挿入した、ブログ筆者による〈第二の書簡〉は、A4で8枚と少しあり、かなり長目です。時間の許す方は、ゆっくりとお読みください。上尾市教育委員会の抱えている「不都合な真実」の一端を垣間見ることができると思います。

記事No.99

■教育委員宛の手紙での質問とは?
どんな質問だったかは、前記事のとおりです。これを整理すると、次のようになります。

質問その1
池野教育長の「服務関係」や「公用車の恣意的使用」について、昨年と今年の2回にわたって<住民監査請求>が出されたのをご存じか。
質問その2
2019年2月の<住民監査請求>について、市の監査委員から池野教育長に対して厳しい指摘がされたことをご存じか。
質問その3
文科省が「教育委員会制度のあり方」で言及している「レイマンコントロール」についての意見を聞かせてください。
質問その4
コロナ禍の影響で、6月からの小中学校の再開は、土曜授業実施や夏休み大幅短縮などとされていますが、このような非常に重要な決定の際に、臨時の教育委員会が開催されていません。地教行法では教育委員2名以上が請求すれば臨時の教育委員会を開催できると定められているにもかかわらず、なぜそうしなかったのですか。

■質問に対する「返事」は<全員一致>。
5名の教育委員(内1名は教育長職務代理者)からは、次のような「返事」が届きました。中身がほぼ<全員一致>をいうのは、例月の教育委員会の議案に対する裁決が、少なくともここ20年にわたって<全員一致>となっている=つまり、異論を許さないことと、軌を一にするものと言えます。

【教育委員からの返事】※全員ほぼ同文。
 様々な意見や立場を集約した中立的な意思決定を行う合議制として(の)教育委員会の趣旨に鑑み、教育委員会委員としての意見につきましては、その議事の中で示してまいりたいと思いますので、個人としての意見を個別に行うことは控えさせていただきます。

 これらの「返事」は、わずかな字句の違いはあるものの、全員が同じ文言と言えるものでした。ただ、(の)が入らないと意味が通じにくい点や、「個人としての意見を行う」という表現そのものに疑問が残ります。それらの「国語的な点」を無視したとしても、矛盾に満ちた文言となっています。

 まず、<様々な意見や立場を集約した中立的な意思決定を行う合議制として(の)教育委員会>という表現は、文部科学省のこちらのサイトにも示されており、そこには「多様な属性を持った複数の委員による合議により、様々な意見や立場を集約した中立的な意思決定を行う」とあるので、おそらく、ここからの「引用」でしょう。
 文科省がここで述べているのは、<個人の精神的な価値の形成を目指して行われる教育においては、その内容は、中立公正であることは極めて重要である。教育行政の執行に当たっても、個人的な価値判断や特定の党派的影響力から中立性を確保することが必要>ということです。

■市教委HPには何と書かれているでしょうか?
地方公共団体が処理する教育関係の事務については、その政治的中立を維持することが強く要請され、また行政の安定性、継続性も求められていることから、すべての都道府県、市区町村などに合議体の執行機関として教育委員会が置かれることとされています」と上尾市教委のHPには書かれています。

 つまり、教育委員会は「政治的中立」を維持することが強く求められているのです。その意味では、当ブログの No.8の記事 や、No.35の記事のような、教育長や学校教育部長・教育総務部長の行状(市議会特定会派=「保守系会派」との酒席参加)は、絶対にあってはならないことです。
 情報公開請求や審査請求もされていて、しかも教育委員会の議案となっているにもかかわらず、会議の席上でも何も言わない教育委員のお歴々。これでは、「check機能」としての役割を放棄していると言われてもしかたないでしょう。教育委員の皆さんは、市教委HPに次のように掲載されていることの意味を今一度かみしめる必要があるのではないでしょうか。

上尾市教育委員会は教育長と5人の委員により組織され、教育、学術および文化に関する事項について大所高所からその基本的な方針などを決定します。

■ブログ筆者からの〈第二の書簡〉
 今回、<全員一致>とはいえ、返信があったことから、ブログ筆者は教育委員全員に新たな書簡を上尾市教委教育総務課経由で出しました。それがこちら⇒ 〈第二の書簡〉

この〈第二の書簡〉でブログ筆者が述べたポイントは、まず、<市教委事務局や教育長に対する
check機能(すなわち、レイマンコントロールとしての役割)を上尾市教育委員の皆さまが果たしているか>ということと、もうひとつは、<定例教育委員会の会議の席上、教育委員として何を語り、何を語らなかったか>ということです(むしろ、教育委員として「何を語らなかったか」のほうが、事の本質を突いているとも言えます)。

 7月の教育委員会定例会は、7/28(火)9:30より市役所7階大会議室にて開催される予定です。ブログ筆者からの〈第二の書簡〉は、当日教育総務課職員から教育委員全員に手渡されるはずです。
教育委員の皆さまは、いずれ当ブログをお読みいただくでしょうから、ぜひ<ご自分の言葉で>ご意見や反論をお寄せください。そのことも含め、教育委員サイドから何らかの〈反応〉があれば、当ブログを読んでいただいている方々にお伝えいたします。

中学校では、夏の一番暑い時期に弁当持参?

「授業数確保」を<錦の御旗>に掲げて、児童生徒に「授業」を強いる上尾市教育委員会。「(緊急事態宣言が再度発令されるとも限らないので)とにかく、今のうちに授業数を稼ごう」としかブログ筆者には見えず、そうした市教委の態度はある意味〈暴走〉とも言えます。今記事では、中学校の暑い時期の〈弁当持参〉に警鐘を鳴らしたいと思います。

記事No.97

■暑い時期の中学校給食は?
ブログ筆者が入手した資料「学校再開に係る対応について(学校給食関係)」には、次のように示されています。

【中学校給食=牛乳のみの期間】
7/17(金)、7/20(月)~7/30(木)
8/19(水)~ 8/28(金)
【牛乳給食のみ実施=弁当持参とする理由】
中学校は、中学校給食共同調理場のボイラー設備改修工事のため、給食調理、食器洗浄等が実施できなくなるため。

 この理由を見ると、<ボイラー設備改修工事>に約1か月かそれ以上かかるため、その間(16回分)は給食が作れないとあります。そうであれば、疑問が生じます。すなわち、「なぜ、ボイラー工事は 7/17~8/28の期間におこなわれるのか」ということです。4/30の時点では5月末まで学校を休業するのが決まっていたのですから、その時点で工事に入れなかったのか。あるいは、この時期に給食を出せるようにすると、「それでなくても高い給食費がさらに高くなってしまう」という考えが働いたか…このあたりは、情報公開請求で文書・資料を公開してもらう必要がありそうです。

■食中毒予防のポイントは
時期から考えて、食中毒には最新の注意が必要です。にもかかわらず、『新型コロナウイルス感染症防止対策/上尾市立小・中学校再開実施マニュアル(第2版)』には、弁当持参の際の注意点は記載されていません。ブログ筆者は、別に「お弁当による食中毒を予防するための10のポイント」文書を入手しました。それがこちら⇒お弁当による食中毒予防のポイント

 このプリントが各学校で配布されていればよいのですが、配られていないようでしたら、どうぞ参考にしてください。また、ポイントの中で、次のような文言があります。

9.冷やしましょう
・保冷剤や保冷パックを必ず利用し、食べる時間まで冷やしておきましょう。
・日の当たらないところに保管しましょう。

実際に、学校・学級ではどうしているのでしょうか。教室でこの条件を満たすのでしょうか。冷やして・日の当たらないところと言えば、冷房の効いた部屋に置いておくというのが考えられますが、特別教室のエアコン設置は100%ではありませんし、今年度上尾市の予算の目玉である「体育館のエアコン」はまだ調査段階ですし、気になるところです。どう考えても、「本来休んでいる時期に子どもたちに授業を受けさせる」のが無理筋ではなかったのかと思われます。

■他にも問題点はたくさんあります。
 夏休みを大幅に短縮することは、臨時の教育委員会(教育委員のお歴々が集まって重要な方針を決める合議体)を開催せずに決められました。それは教育委員の資質の問題でもあります。また、こういう時期に市教委事務局(主に指導課が中心)は<委嘱研究>に固執しており、その[本発表]を計画しています。これについては、何とか止めさせる必要があるとブログ筆者は考えています。

こうした「上尾市教育委員会の不都合な真実」については、引き続き当ブログで取り上げていくつもりです。上尾の教育行政を、何とか少しでも改善の方向に向かわせていくためにも、みなさまからの情報提供や質問等をお待ちしています。どうぞお気軽に「お問い合わせ」経由でお寄せください。