ん? 少しばかり変化の兆し? 教育委員の発言を聞いて

 7/28に、定例の教育委員会の会議を傍聴しました。その中で、少しだけではありますが、教育委員の発言に「変化の兆し」が見られたような気がします。

記事No.100

■7月定例教育委員会では
 議案2件、報告4件でしたが、教育委員の発言が幾つかあったこともあり、1時間ちょっとの会議となりました。議案の中には、上尾市図書館協議会委員が小学校長会の都合(輪番で富士見小校長→上平小校長へ交替。図書館協議会委員に就任するにあたっての本人からの意見表明等は無し)で変更になることも含まれていましたが、お得意の<異議なし・質問もなし>で簡単に採択されました。

■教育委員の発言に変化の兆し?
 傍聴していて“あれ?少し変わったかな?”と思ったのは、教育委員(教育長職務代理者を含む)の発言です。従来の言わば「基本的に事務局の方針は是認したうえで、表面をそっと撫でるような質問や意見」とは少しばかりニュアンスが違っているようにブログ筆者には思えました。正確な会議録は8月末頃公表されますが、学校のトイレ等の消毒について、「(教師の負担を減らす意味でも)ぜひ専門業者等外部委託について検討してもらいたい」という、それまでには見られなかった強い調子での意見が出されたからです。

■〈第二の書簡〉を読んだことが好影響?
 前記事の中でお伝えした、ブログ筆者が教育委員全員に送った〈第二の書簡〉。これについては、教育委員が来庁したら渡してほしい旨伝え、7/17に教育総務課職員に届けました。7/28午後に情報公開処分通知手交があったので、その際同課職員に確認したところ、7/17~7/28の間に教育委員に渡した場合もある、ということでした。〈第二の書簡〉には、拙ブログの紹介もしてあることから、最近の記事、たとえば〈コロナ感染防止対策、学校のトイレは?〉についても目にしている可能性が高いと思われます。同記事は、<トイレ消毒については、専門の技術を持った業者に依頼すべきである>というブログ筆者の考えを中心とした内容でしたが、ほぼ同様の意見を、教育委員が発言したのです。

 ですから、もしも教育委員のお歴々が〈第二の書簡〉や拙ブログの記事を読んだうえでの発言であったなら、それらが相当な影響を与えたと考えるべきでしょう。

 おそらく、今まで市民から直接書簡をもらったり、教育委員自体がブログ記事のテーマになったことは皆無であったと推察されます。しかも、教育委員は「教育委員としての意見は会議の席上で(示す)」と言っていますが、実際には採決は20年にわたって<全員一致>、多くは<異議なし・意見なし>であることを〈第二の書簡〉において喝破されています。こうしたことは初めてだったでしょう。

 ブログ筆者からの〈第二の書簡〉に対して、教育委員から〈返事〉は来るのか、前回と同様に<全員一致>の文言になるのか、何らかの動きがあれば、当ブログでお伝えします。

■おかげさまで、100記事投稿。
 ブログ発信をして1年経過して、記事も100本目となりました。ブログを読んだ方から、「お問い合わせ」経由で様々なご意見や情報提供をいただき、大変感謝しております。
お問い合わせ」は、なるべく早めにお答えするようにしています。ブログ筆者として出来る範囲(お話を伺うこと。個人情報等に配慮しながら、情報公開等で調べること。内容を吟味してブログ記事にすること)は限られていますが、少しでもお役に立てればと考えています。

 このブログのコンセプトは「市民的視座から上尾の教育行政&市政を考えよう」です。
ブログ筆者の関心は、上尾市の教育行政に関わる様々な問題、とりわけ「委嘱研究指定の弊害」・「教職員の過剰労働をなくす実効性ある方策」・「教育長や教育委員、あるいは校長等の資質の問題」・「市教委事務局の姿勢」・「いじめ調査委員等の選出方法」・「学校での給食や清掃について」・「学校行事」や、「図書館運営のあり方」等々多数に及びます。加えて関連しての市政の問題等も取り上げていこうと考えていますので、今後ともよろしくお願いいたします。ご意見(反論を含めて)等はコメント欄に投稿していただくほか、「お問い合わせ」経由でお聞かせいただければ幸いです。

「返事」の文言は、教育委員お得意の〈全員一致〉でした。

 ブログ筆者は、6月初めに教育委員・教育長職務代理者計5名の方々に手紙で質問をしました。それから約1か月ほど過ぎた頃から、手紙の「返事」がバラバラと届きましたが、その内容とはどういうものであったのでしょうか? 今記事では、そのことについてお伝えします。なお、記事の後半で挿入した、ブログ筆者による〈第二の書簡〉は、A4で8枚と少しあり、かなり長目です。時間の許す方は、ゆっくりとお読みください。上尾市教育委員会の抱えている「不都合な真実」の一端を垣間見ることができると思います。

記事No.99

■教育委員宛の手紙での質問とは?
どんな質問だったかは、前記事のとおりです。これを整理すると、次のようになります。

質問その1
池野教育長の「服務関係」や「公用車の恣意的使用」について、昨年と今年の2回にわたって<住民監査請求>が出されたのをご存じか。
質問その2
2019年2月の<住民監査請求>について、市の監査委員から池野教育長に対して厳しい指摘がされたことをご存じか。
質問その3
文科省が「教育委員会制度のあり方」で言及している「レイマンコントロール」についての意見を聞かせてください。
質問その4
コロナ禍の影響で、6月からの小中学校の再開は、土曜授業実施や夏休み大幅短縮などとされていますが、このような非常に重要な決定の際に、臨時の教育委員会が開催されていません。地教行法では教育委員2名以上が請求すれば臨時の教育委員会を開催できると定められているにもかかわらず、なぜそうしなかったのですか。

■質問に対する「返事」は<全員一致>。
5名の教育委員(内1名は教育長職務代理者)からは、次のような「返事」が届きました。中身がほぼ<全員一致>をいうのは、例月の教育委員会の議案に対する裁決が、少なくともここ20年にわたって<全員一致>となっている=つまり、異論を許さないことと、軌を一にするものと言えます。

【教育委員からの返事】※全員ほぼ同文。
 様々な意見や立場を集約した中立的な意思決定を行う合議制として(の)教育委員会の趣旨に鑑み、教育委員会委員としての意見につきましては、その議事の中で示してまいりたいと思いますので、個人としての意見を個別に行うことは控えさせていただきます。

 これらの「返事」は、わずかな字句の違いはあるものの、全員が同じ文言と言えるものでした。ただ、(の)が入らないと意味が通じにくい点や、「個人としての意見を行う」という表現そのものに疑問が残ります。それらの「国語的な点」を無視したとしても、矛盾に満ちた文言となっています。

 まず、<様々な意見や立場を集約した中立的な意思決定を行う合議制として(の)教育委員会>という表現は、文部科学省のこちらのサイトにも示されており、そこには「多様な属性を持った複数の委員による合議により、様々な意見や立場を集約した中立的な意思決定を行う」とあるので、おそらく、ここからの「引用」でしょう。
 文科省がここで述べているのは、<個人の精神的な価値の形成を目指して行われる教育においては、その内容は、中立公正であることは極めて重要である。教育行政の執行に当たっても、個人的な価値判断や特定の党派的影響力から中立性を確保することが必要>ということです。

■市教委HPには何と書かれているでしょうか?
地方公共団体が処理する教育関係の事務については、その政治的中立を維持することが強く要請され、また行政の安定性、継続性も求められていることから、すべての都道府県、市区町村などに合議体の執行機関として教育委員会が置かれることとされています」と上尾市教委のHPには書かれています。

 つまり、教育委員会は「政治的中立」を維持することが強く求められているのです。その意味では、当ブログの No.8の記事 や、No.35の記事のような、教育長や学校教育部長・教育総務部長の行状(市議会特定会派=「保守系会派」との酒席参加)は、絶対にあってはならないことです。
 情報公開請求や審査請求もされていて、しかも教育委員会の議案となっているにもかかわらず、会議の席上でも何も言わない教育委員のお歴々。これでは、「check機能」としての役割を放棄していると言われてもしかたないでしょう。教育委員の皆さんは、市教委HPに次のように掲載されていることの意味を今一度かみしめる必要があるのではないでしょうか。

上尾市教育委員会は教育長と5人の委員により組織され、教育、学術および文化に関する事項について大所高所からその基本的な方針などを決定します。

■ブログ筆者からの〈第二の書簡〉
 今回、<全員一致>とはいえ、返信があったことから、ブログ筆者は教育委員全員に新たな書簡を上尾市教委教育総務課経由で出しました。それがこちら⇒ 〈第二の書簡〉

この〈第二の書簡〉でブログ筆者が述べたポイントは、まず、<市教委事務局や教育長に対する
check機能(すなわち、レイマンコントロールとしての役割)を上尾市教育委員の皆さまが果たしているか>ということと、もうひとつは、<定例教育委員会の会議の席上、教育委員として何を語り、何を語らなかったか>ということです(むしろ、教育委員として「何を語らなかったか」のほうが、事の本質を突いているとも言えます)。

 7月の教育委員会定例会は、7/28(火)9:30より市役所7階大会議室にて開催される予定です。ブログ筆者からの〈第二の書簡〉は、当日教育総務課職員から教育委員全員に手渡されるはずです。
教育委員の皆さまは、いずれ当ブログをお読みいただくでしょうから、ぜひ<ご自分の言葉で>ご意見や反論をお寄せください。そのことも含め、教育委員サイドから何らかの〈反応〉があれば、当ブログを読んでいただいている方々にお伝えいたします。

「上尾市長等政治倫理条例(案)」についての意見

記事No.98

■現在の<市民コメント募集>は
 現在、上尾市のHPには、2件の<市民コメント募集>が掲載されています。(市役所HP→市民の声→市民コメント制度)
そのうちのひとつが「上尾市長等政治倫理条例(案)」です。
※募集案件一覧表を参照。

 この条例を制定しようとする背景には、例の市長・議長のW逮捕がありますが、ブログ筆者が注目しているのは、条例案の第1条に「市長、副市長及び教育長(=市長等)が、その権限又は地位の影響力を不正に行使して自己又は特定の者の利益を図ることのないよう必要な措置を講ずる」という「目的」が示されている点です。つまり、この条例(案)により、市長や教育長の資質そのものが問われるとも言えます。

■市民への情報提供は十分でしょうか?
 条例案について、市議会では「政治倫理条例制定特別委員会調整会議」なる会合が、3/24から7/21まで12回開催されています。そこで様々な意見が議員から出され、行政の執行部とやり取りをするという構図になっています。

 しかしながら、実態としては、調整会議での論議や意見の相違点などが整理されたり文章化されることはないまま「市民コメント募集」に至っています。もちろん、それぞれの会議の様子は、市議会HPの録画で視聴可能ですが、長時間にわたる(7/21の会議は2時間以上)ため、普通の市民にとってはハードルが高くなります。

■それでも市民としての意見を出すべき
 もしコメントが少ないと、市の執行部(総務課など)から「コメントを募集したが、少数だった」と言われかねません。「何が論点で調整会議でどのような議論になっているのか」等について十分な情報を提供しないのは市側であるにもかかわらず、市民の姿勢にあるとされる可能性があり、むしろ、市側はそれを狙っているとも言えます。

市側から市民に向けての情報が十分提供されていないという問題はあるものの、こうした市民コメント制度では、それぞれのテーマについて、意見や要望を、たとえ一行でも二行でも書いて出すことが大切ではないでしょうか。今回ブログ筆者が提出した意見書はこちらです ⇒ 政治倫理条例(案)への意見書

■条例案には、多くの問題があります
条例案では、第12条で「審査会の委員は、3人とし」となっていますが、上尾と人口規模があまり変わらない草加市では審査会の委員は「8人」となっているなど、他の自治体を参考にしているようには見えません。7/14の調整会議で、総務課長は「情報公開審査請求の委員や、監査委員は3人だからそれと同数の3人とした、と説明しています。これについては、7/21の調整会議でも「3人は少なすぎる」という意見が議員側から出されています。

 また、条例案(第17条)では「有権者100分の1以上の連署」を<審査請求要件>としています。これは約1,900人の市民の連署が必要ということになり、総務課長の説明とは決定的に矛盾します。なぜならば、情報公開請求における審査請求も、あるいは住民監査請求も、ブログ筆者は実際に当事者となりましたが、どちらも市民ひとりでも起こせる請求行為だからです。よって、「有権者総数の100分の1以上の連署」を、「有権者として登録されている者は」(つまり連署不要、市民ひとりでも行動を起こせる)に変更すべきです。

 条例案では、市民が情報公開請求等の過程で「市長、副市長及び教育長(=市長等)が、その権限又は地位の影響力を不正に行使して自己又は特定の者の利益を図った」ことが露見した場合、審査請求をしようとすると、1,900人もの「連署」を集めねばならず、実質的に「ひとりの市民の活動にはさせない」という意図が透けて見えます。
もしも「市民による濫用」を心配しているのであれば、たとえば住民監査請求においても、証拠書類が添付されているかどうかを見て要件審査をしているのですから、<事前の審査>の段階で「妥当性はあるか」「証拠は十分であるか」等を審査すれば良い話です。

 必要な観点は、「市民による政治参加の権利」であるとブログ筆者は考えます(7/21の調整会議では、池田委員はひとりの市民としての政治参加の権利を主張。これに対して、彩の会の議員を中心に、多数の市民の連署が必要であると主張しています)。

 当ブログをお読みいただいている方はお分かりだと思いますが、教育長に対する「給与の一部返還を求める措置請求」の結果、教育委員会は条例を制定せざるを得なくなりました。
これは、ブログ筆者が<市民としてひとりだけの行動>を起こしたことによります。

 その意味で、今回の条例案は、こうした市民による活動について制限を加えるものになりかねません。

 以上のような点を考えると、この条例案が原案のまま市議会で通ったとしたら、真の意味で「政治倫理を問う」ということに実効性があるかどうかは甚だ疑問です。今記事に掲載したブログ筆者の意見書などを参考に、字数が多いか少ないかなどは気にせず、多くの市民が意見表明していくことが大切だと思います。
※市への提出期限は7月末日となっています。

中学校では、夏の一番暑い時期に弁当持参?

「授業数確保」を<錦の御旗>に掲げて、児童生徒に「授業」を強いる上尾市教育委員会。「(緊急事態宣言が再度発令されるとも限らないので)とにかく、今のうちに授業数を稼ごう」としかブログ筆者には見えず、そうした市教委の態度はある意味〈暴走〉とも言えます。今記事では、中学校の暑い時期の〈弁当持参〉に警鐘を鳴らしたいと思います。

記事No.97

■暑い時期の中学校給食は?
ブログ筆者が入手した資料「学校再開に係る対応について(学校給食関係)」には、次のように示されています。

【中学校給食=牛乳のみの期間】
7/17(金)、7/20(月)~7/30(木)
8/19(水)~ 8/28(金)
【牛乳給食のみ実施=弁当持参とする理由】
中学校は、中学校給食共同調理場のボイラー設備改修工事のため、給食調理、食器洗浄等が実施できなくなるため。

 この理由を見ると、<ボイラー設備改修工事>に約1か月かそれ以上かかるため、その間(16回分)は給食が作れないとあります。そうであれば、疑問が生じます。すなわち、「なぜ、ボイラー工事は 7/17~8/28の期間におこなわれるのか」ということです。4/30の時点では5月末まで学校を休業するのが決まっていたのですから、その時点で工事に入れなかったのか。あるいは、この時期に給食を出せるようにすると、「それでなくても高い給食費がさらに高くなってしまう」という考えが働いたか…このあたりは、情報公開請求で文書・資料を公開してもらう必要がありそうです。

■食中毒予防のポイントは
時期から考えて、食中毒には最新の注意が必要です。にもかかわらず、『新型コロナウイルス感染症防止対策/上尾市立小・中学校再開実施マニュアル(第2版)』には、弁当持参の際の注意点は記載されていません。ブログ筆者は、別に「お弁当による食中毒を予防するための10のポイント」文書を入手しました。それがこちら⇒お弁当による食中毒予防のポイント

 このプリントが各学校で配布されていればよいのですが、配られていないようでしたら、どうぞ参考にしてください。また、ポイントの中で、次のような文言があります。

9.冷やしましょう
・保冷剤や保冷パックを必ず利用し、食べる時間まで冷やしておきましょう。
・日の当たらないところに保管しましょう。

実際に、学校・学級ではどうしているのでしょうか。教室でこの条件を満たすのでしょうか。冷やして・日の当たらないところと言えば、冷房の効いた部屋に置いておくというのが考えられますが、特別教室のエアコン設置は100%ではありませんし、今年度上尾市の予算の目玉である「体育館のエアコン」はまだ調査段階ですし、気になるところです。どう考えても、「本来休んでいる時期に子どもたちに授業を受けさせる」のが無理筋ではなかったのかと思われます。

■他にも問題点はたくさんあります。
 夏休みを大幅に短縮することは、臨時の教育委員会(教育委員のお歴々が集まって重要な方針を決める合議体)を開催せずに決められました。それは教育委員の資質の問題でもあります。また、こういう時期に市教委事務局(主に指導課が中心)は<委嘱研究>に固執しており、その[本発表]を計画しています。これについては、何とか止めさせる必要があるとブログ筆者は考えています。

こうした「上尾市教育委員会の不都合な真実」については、引き続き当ブログで取り上げていくつもりです。上尾の教育行政を、何とか少しでも改善の方向に向かわせていくためにも、みなさまからの情報提供や質問等をお待ちしています。どうぞお気軽に「お問い合わせ」経由でお寄せください。

コロナ感染防止対策、学校のトイレは?

 コロナ感染について危険視されているのが「トイレでの感染拡大」です。国の新型コロナウイルス対策専門家会議(現在は分科会に改組)も、トイレでの感染リスクが比較的高いとして注意喚起をしていますが、ブログ筆者は「学校のトイレも十分な感染対策をしてほしい」と思っています。今記事では、そのことの関連をお伝えします。

記事No.96

■トイレの感染予防は?
 文科省の「新型コロナウイルス感染症に対応した学校再開ガイドライン」を参考にして、NPO法人日本トイレ研究所でも子どもたちのために、トイレでの感染予防対策のための資料を作成しています。
資料には、こういうものがあります。

 

 

 

 

 

 

トイレ消毒の8箇所とはこちら。  

■では、学校では?
上尾市教委は「上尾市立小・中学校再開実施マニュアル」を作成しており、現在は(第2版)が公表されています ⇒ それがこちら
このマニュアルで、「トイレの消毒」
については、次のように記載されています(朱書きはブログ筆者)。

感染経路を絶つこと
(3)消毒
 教室やトイレなど児童生徒が利用する場所のうち、特に多くの児童生徒等が手を触れる場所(ドアノブ、手すり、スイッチなど)は1日1回以上消毒液を使用して清拭する
【共用箇所の消毒】
ア 消毒作業については、教職員が原則実施する
イ 消毒用エタノールだけでなく、入手しやすい次亜塩素酸ナトリウム液も積極的に活用する。

  「清拭」は漢字の雰囲気から何となくわかりますが、念のため〈コトバンク〉を見ると、「セイシキ」と読み、意味は「病人などのからだを、タオルなどでふいてきれいにすること」だそうです。ちなみに「次亜塩素酸ナトリウムの希釈液」は、厚労省のガイドでは、モノ=〇、手指=×とされています。

■トイレの消毒も教職員の仕事?
 子どもたちをコロナ感染から守る」必要があるのは十分承知のうえで、あえて言えば、児童生徒が使う教室の他に、トイレの消毒作業教職員の仕事なのでしょうか?これについては、ブログ筆者は非常に疑問に思います。なぜならば、専門の技術を持った業者に依頼すべきだと思うからです。
それでなくても現在、市内の教員は「授業数確保」を<錦の御旗>として掲げる市教委から、やれ土曜授業だ、夏休みの大幅短縮だの言われ続けているうえに、コロナ感染防止のための消毒作業は、明らかにオーバーワークになるのは明らかです。
さらに、小中学校の場合、教室や児童生徒のトイレに加えて、「教職員用トイレ(来客用トイレを兼ねている場合が多い)」の清掃や消毒も教職員が担っている場合が多いのではないかと推測されます。
市内の他の公共施設では、来客用や利用者が使うトイレの清掃は、専門業者か民間委託をしているのではないでしょうか。もしそうであれば、学校だけがなぜ教職員が担当しなければならないのか、全くわかりません。

■他の公的施設のトイレ清掃・消毒の状況は?
 上で述べたことを、少しでも明らかにしようと考え、ブログ筆者は小中学校や、それ以外の公的施設(児童館アッピーランドや図書館など)のトイレ清掃等の状況を把握するために、情報公開請求をおこなっています。この情報公開請求の結果は、8月9日までに示されるということですので、開示された際には、このブログでお伝えします。

<住民監査>教育長本人からは何も聞いていなかったことが明らかに。

 驚きました。記事No.92でお伝えした<住民監査請求>の監査の過程で、肝心な教育長に対して、監査委員の誰も、ひと言も本人に事情を聞いていなかったことが情報公開請求で明らかになりました。今記事では、このことについてお伝えします。

記事No.95

■これで「監査」と言えるのでしょうか?
 ブログ筆者は、住民監査請求の結果に疑問を持ち、以下の内容で情報公開請求をおこない、本日(7/10)その「処分」が監査委員事務局から通知されました。

情報公開請求内容
教育長に対して、誰が(すなわち、監査委員の誰が事情聴取したのか、それとも監査委員事務局が事情聴取したのか、また、監査委員が事情聴取した際に監査委員事務局が立ち会ったのか)、いつ(日付)、どのくらいの時間をかけて(所要時間)、どのような内容で監査をおこなったのか、上尾市教育委員の立ち合いはあったのか、市教委事務局職員他の立ち合いはあったのか、それは誰なのか、監査の経過で示された文書や資料は何なのかが判別できる文書・資料等。

この請求に対しての「処分」がこちら⇒ 行政文書非公開決定通知書

つまり、市民目線では考えられないことですが、<監査委員の誰も教育長本人に事情を聞かなかった>ということがバレてしまったということになります。

■多すぎる「知らされていない情報」
 一方、総務課と教育総務課への監査の様子について、情報公開請求で分かった事実があります。今回の住民監査請求のポイントになる〈事情聴取〉を見てみましょう。監査委員と職員とのやり取りに注目してください。

監査委員 連日松本まで日帰りで公用車を使用したことについて、どう考えるか。
総務部次長 住民監査請求があったことを重く受け止め、使用に際し疑念を持たれないようにしなければならない。
監査委員 本日聴取した内容を踏まえ、今後監査を進める。後日改めて追加調査をすることもあるので、協力をお願いする。
監査委員 今回の松本について公用車を使用する正当性があったのか。
前教育総務課長 教育長は3月から4月にかけて連日公務が続き、体調がすぐれないこともあり心配だったこと、電車の乗り換えによる体の負担を考慮したこと、公用車の中で書類に目を通したり、挨拶を考えたりすること。10日は教育長が戻り次第、打合せを数件予定していたこと、公用車の方が効率的で機動性、迅速性がある。そういうことも含めて公用車の使用を判断。運転手を通して車両を押さえてもらった。
監査委員 健康面の配慮ということだが、1か月先まで予測できたか。
前教育総務課長 先のことは予測できないが、教育長は連日公務が続き、体調がすぐれないこともあり心配だったので、健康面を考えて車両を押さえた

 ここまで読んで、前教育総務課長の発言に「はあ??」と思った方も多いと思います。「3月から4月にかけて連日公務が続き、体調がすぐれないこともあり心配だった」のであれば、松本なんか行かなければよかったのではないですか? もともと、関東都市教育長協議会総会なのですから、事業報告や計画、決算報告に予算など、お決まりの総会、夜は懇親会というパターン。記念講演は松本市長だったことを考えれば、「不要不急の出張」とも言えます。
電車の乗り換えによる体の負担を考慮したこと」は、教育長が都内某所から毎朝電車で通勤しているのを考えたら、全くナンセンスな言い訳でしかありません。
公用車の中で書類に目を通したり、挨拶を考えたりする」のは、公用車でなければできないことでしょうか? 教育長が公用車の中で挨拶の練習をしている図は、想像したくもありませんが。

 さらに、住民監査請求に至った市民には知らされていない情報の存在が明らかになりました。以下はそのやり取りです。

監査委員 請求人は公務にあたって効率的かつ安価を主張しているが。
教育総務課長 経費面では検討しなかった。ガソリン代高速料金等は総務部が負担するので、比較計算はしていない。
監査委員 運転手はなぜ日帰りだったのか。運転手が宿泊した場合に、どこの部署が負担するのか。
教育総務課長 電車から公用車で行くことに変更したため運転手の宿泊は予定していなかった。
監査委員 昨年9月の決算委員会で公用車の使用についての質問が議員からあったが。教育長が公用車を使用する何らかの基準はあるか。
前教育総務課長 具体的な基準はできていない。
監査委員 前回の住民監査請求を受けて、教育総務課の改善点は。
教育総務課長 年次休暇や振替などのシステム管理。復命書の作成及び情報提供、教育委員会への報告の徹底を図った。
監査委員 今回の住民監査請求を受けてどう考えるか。
前教育総務課長 出されたことを重く受け止めている。

 やり取りの中にある、「電車から公用車に変更された」ということは、ブログ筆者は全く知らされていませんでした。もし事前に知っていれば、監査請求の文面も大きく変わっていたと言えます。
また、このやり取りには「前教育総務課長」と「教育総務課長」が登場していますが、「前」課長が答えるべきところを、「現」課長が答えているのにも疑問符が付きます。

 事情聴取に答えている「前教育総務課長」とは、この中でも触れられていますが、昨年9月の決算特別委員会で議員から「教育長の公用車の使用について」の質問がされたにもかかわらず、そのことについて答弁しなかったM氏です。これらのやり取りは、2020.05.22の「第3回監査委員会議結果」にも示されています。

前回の監査結果を受けて改善された点もあったが、公用車使用に関しては改善していない。このことは市議会の決算特別委員会で質問があったが、対応を怠っていたため答弁をしていない

  実はこのことが今回の住民監査請求の肝心な点でもあったのですが、監査委員が「第4回監査委員会議結果」で、次のように判断しているのは、今回の問題の本質を逃したと言えます。

公用車の基準策定を行っているという陳述について。
住民監査請求は違法・不当な財務会計行為を対象。基準がないことについては対象外。

 2019年2月の住民監査請求の結果、「教育長の服務関係等について改善が見られたかどうか」について質問し、実際に改善されていることを肯定的に捉えているはずなのに、今回の住民監査の最も重要なポイントである「公用車の使用についての基準」が無い点については、なぜ対象外としてしまったのか、この判断は、どう考えても監査委員の大失策と言えます。

◎以上のように、住民監査請求の結果を疑問に思い、さらに情報公開請求をおこなったことによって、新たな事実が判明しました。それと同時に、新たな問題点も明らかになってきました。ブログ筆者は、引き続きこの問題について強い関心を寄せていきたいと考えています。

どうなっているの? 公民館等の利用についての疑問

 市内の公民館を利用される方にとって、コロナ禍の影響は大きく、当ブログにもコメントが寄せられています。今記事ではそれを紹介しながら、見えてきた問題についてお伝えします。

記事N0.94

■当ブログに投稿されたコメント
 前記事に寄せられたコメントは次のとおりです。

公共施設利用に関して(Kさんより)
  いつも上尾公民館を利用してサークル活動(高齢者)をしています。コロナ問題で暫く閉鎖となり、じっと我慢をしていました。国の緊急事態宣言が解かれ、やっと施設を借りられると思っていましたら、「公共施設を利用する場合」は、「予約段階で参加者全員の名簿を提出すること」が強く主張されており、これなくしては申し込みも出来なくなりました。コロナ感染対策の一環とのことですが、公共施設の利用は憲法にも保障された「集会の自由」個人情報の保護」からしても行きすぎだと思います。聞けばいくつかの市町村でもこうした事態が起きているようです。
文科省が5/14付でガイドラインをメールしたとのことですが、県とかしの対応がそれに支配されているのかわかりません。少し調べて、対応の行き過ぎを直していかねば、市民的権利の侵害につながります。

 コロナ禍で長く待たされて、やっと再開館したと思ったら、公民館の使用にあたって厳しい条件がつけられている、という趣旨のコメントです。
Kさんご指摘のとおり、市民や利用者は、「お上」の言うことを聞かなくてはならないような雰囲気があります。公民館は市教委(担当は生涯学習課)の管轄ですが、<コロナ感染防止>がまるで《錦の御旗》のような役割を果たしていて、市民が要望・意見を言えないのをいいことに、イベントや催しを中止してきたように思えます(今後も続く可能性が大いにありますが)。

■減らされた公民館利用者の定員
変更された<新定員>はこちら⇒ 公民館新定員(上尾市教育委員会HPに掲載されています)
ほとんどの公民館施設は、8月までは3分の1、9月以降は半分になっています。ただし[集会室兼体育室]のように、旧定員は200人だろうが300人だろうが、新定員は8月までは50人、9月からは70人としているケースもあり、あまり根拠は無さそうにも見えます。

■市民として調べてみましょう
 Kさんは「少し調べて、対応の行き過ぎを直していかねば、市民的権利の侵害につながります」と述べておられますが、非常に大切な指摘であると思います。

 ブログ筆者は、これらの疑問について情報公開請求いたしました。それがこちら ⇒   イベント中止と公民館定員
調べたり、市に意見を伝えたりするには〈市長へのはがき〉の投稿という方法もあります。肝心なのは、「おかしい、と思ったらとにかく声をあげる」ということではないでしょうか。

◎情報公開請求の結果については、わかり次第、当ブログでお知らせしていきます。様々な情報提供やご意見、疑問などをお寄せください。