「あげお未来創造市民会議」の不都合な真実

[記事No.3]

 今年5月から「あげお未来創造市民会議」なる会合がすでに3回開かれています。この会議は<第6次上尾市総合計画を策定する必要から、市民で構成する「あげお未来創造市民会議」を設置し、検討していく>とされ、そのための「公募委員」を5名程度募集するとの記事が、広報あげお4月号に掲載されました。
 実は、この「あげお未来創造市民会議」には様々な問題点があることが、市民のブログ等ですでに指摘されています。

■前回(第5次)との「市民委員」の内訳の比較
①「公共的団体推薦枠」22名(前回9名)
②「豊富な活動経験を有する者枠」3名(前回10名)
③「公募市民枠」5名(前回11名)
 すなわち、①が大幅増、②と③が大幅減となっています。
①の団体は、大半が市の補助金を受けている団体であり、
②は、たとえば「元小学校教諭」という雑駁なくくりであり、誰(どこ)からの推薦かも明示されていません。

また、③の公募枠で「合格」した方は、「まちかど特派員」として広聴広報課ツイッターで発信されている方、上平小学校運営協議会委員として市教委より任命されている方、あるいは上尾市まなびすと市民講師の方など、上尾市と極めて親和性の高い方が「選ばれて」います。

■前記③の公募委員についての「選考基準」には、「上尾市と利害関係の無い普通の市民であること」が入っていません。ここで言う「上尾市と利害関係の無い市民」というのは、「補助金をもらっている団体の代表ではないこと」&「上尾市から便宜供与を受けていないこと」&「上尾市と極めて親和性の高い人物ではないこと」を指します。
 要するに、今回の公募委員は、そうした「普通の市民」が選ばれる余地はなかったと言わざるを得ません。

■公募委員選考では、他にも「小論文問題」があります。
選考の小論文題目は「持続可能なまちをつくるための私が考える処方箋」であり、この題目を検索してみると、なぜか笛吹市のサイトに飛ぶ、という事実がありました(現在は修正削除されています)。

これはどういうことなのでしょうか? 
笛吹市作成の文書を「借りた」のか、それとも別の理由なのか‥? 

市民の疑問に対し、行政経営課担当者は「汎用性があるので問題無い」と言っていましたが、後日確認したところ、同課課長が笛吹市に謝罪の電話を入れたとのことです。

■小論文に関して、「剽窃(ひょうせつ=他人の文章や資料等を本人の承諾なく勝手に引用すること)」の問題をどう考えるか尋ねたところ、行政経営課は事前の打ち合わせの際、「応募者が他の論文や文献を参考(剽窃を含む)にして小論文を書いたとしても特段問題は無いであろう、と判断した」と課長や担当者が臆面もなく述べたのには、少なからず驚かされました。

■この会議は、公開であり、第1回が5/25に開かれました。
 ところが、当初、開催通知を市民に周知する方法として、行政経営課は、市役所1階の情報公開コーナーのボードに紙1枚を貼っておくだけで済まそうとしていました。それに対して、「市民を30名集めた会議の周知方法として適切なのか?」という疑問が市民から出されたため、行政経営課のHPに掲載されるようになりました。また、「会議録や委員の出欠も公表すべきである」との市民からの声を受けて、現在は「第6次上尾市総合計画の策定経過」として掲載されています。

■まだあります。会を傍聴してみると、なんとこの会議の司会進行は、行政経営課の職員ではなく、株式会社コーエイリサーチ&コンサルティングという会社に「丸投げ」しているのです。課長にその理由を尋ねたところ、「プロに任せたほうが、職員が担当するよりも(経費が)安くつく」とのことでした。この理由は全く納得できないものです。
 市民としては「司会進行くらい、職員でできないのものか?」というのが率直な感想ですが、課長は「やればやれないことはないが、役割分担として任せた」などと、ますますわけのわからないことを言っていました。

第2回の「あげお未来創造市民会議」は6/15,第3回は7/6に行われました。その間(6/20)に、元市長の自宅ブロック塀工事を上尾市が負担していたことが市議会質問で明らかになり、メディア等でも大きな話題になりました。
    「上尾の未来を語る」場であり、上尾のシティセールスや定住促進を推進しようとする「あげお未来創造市民会議」の場で市長も担当の部長も課長もこの不祥事について反省の一言もなく、全く言及しないとなれば、未来を語るどころではないでしょう。
 次回の「あげお未来創造市民会議」は8/9に開かれる予定です。
7/6の会議の中で、この不祥事について誰が何と発言したのか、あるいは全く言及しなかったのか、会議録が公開されれば明らかになります。

投稿者: 館の住人

上尾市民。 「ひとりでもできる行政参画」を目指しています。 とりわけ、上尾市教育委員会や上尾市についての情報公開請求を契機として、教育行政や市政が改善の方向に向かって行けばと考えています。

「「あげお未来創造市民会議」の不都合な真実」への4件のフィードバック

  1. Wordプレスはスマホではとても見やすいです。
    上尾未来会議の問題点の追加として
    委員長と副委員長は70代半ばの高齢者。市が指名した人選。委員長に相応しいならば、二人には小論文を書いて自己紹介してもらう必要あり。
    名簿は公開されていますから、ここに書いても良いのでは。コピーして。
    そもそもこの会議以前として第五次の結果評価を吟味した市民は少ないでしょうね。
    —-
    記事の関連として、積極的に外部リンクを貼ること。できたら新しいウインドウで開く指定が良いです。

    1. アドバイス、ありがとうございます。
      あげお未来創造市民会議については後日記事にする予定ですので、ご指摘の点を加味して書くことにします。
      外部リンクについても、なるべくわかりやすいように明示するようにします。

      1. 「枯れ木も山の賑わい」
        —-
        今日は雨、まとめて数本記事を出してください。ネタはいくらでもあるでしょう。ということで、記事数よりもコメント数のが多いWebサイトの喩えです。(^-^?)

        さてファイル盗用で笛吹市に謝ったと書いてあり、!ですが、市民への謝罪はありませんよね。そもそも、指摘してあげた当方に礼をすべきでしょう。
        そのネットテクノロジーの問題で言うと、前コメント「リンクは別ウインドウで開く」の意味わかりますか?
        一般に、外部サイトへ飛んだら多くの人はそのまま戻ってきませんよ。

        1. 度々のアドバイス、ありがとうございます。

          >外部サイトへ飛んだら多くの人はそのまま戻ってきませんよ
          そうですね。なるべく飽きさせずに最後まで読みたくなる文章を書くようにしたいと思います。

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