教育長に対する「住民監査請求」が受理されました 

教育長の令和元年5月分出張費の一部返還に関する措置請求」が監査委員により受理されました。また、請求人(ブログ筆者)の陳述日程が決まりました。今記事ではこの住民監査請求についてお伝えします。

記事No.81

■今回の「住民監査請求」の中身とは?
 簡潔に言えば、池野教育長(以下、池野氏)が地方自治法の定めを無視して、上尾市の公用車を好き勝手に使ったので、その分の市民の血税を返還してください、というものです。

提出した原本はこちら ⇒ 上尾市職員措置請求書

 では、事実関係についてお伝えします。
2019年5月9日の朝、池野氏は上尾市の公用車(エスティマ)を都内某所の自宅まで迎えに来させています。その後、高速を使い、信州・松本まで公用車を走らせました。目的は「関東都市教育長総会・研修会」に参加するためです(ブログ筆者の印象では、資料を見る限り、どうしても行かなければならないものではないと思われます)。なお、総会の会場となったホテルは、JR松本駅のすぐ近くにあり、総会と研修会、翌日の分科会とも同じホテルが会場でした。すなわち、移動する必要も無く、あえて松本のような遠隔地に公用車で行く必然性は全く認められません

 さて、その日のうちに、池野氏は公用車を上尾に帰します(空車が戻ったのは18:20)。そして、翌日またその車を松本に呼び寄せています(上尾出発は7:30)。ホテルでの分科会終了が11:00。それから上尾に15:20に戻っています。なお、ブログ筆者はこれら一連の動きについて、全て情報公開請求により証拠書類を入手しています。例として挙げれば、公用車車両運転日報、ETC利用明細、旅行命令簿 etc…
池野氏のこのような行状は、地方自治法第2条第14項「地方公共団体は、その事務を処理するに当つては、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない」に明確に抵触します。上尾市の条例によれば、出張旅費は「合理的で最も安価な経路により計算する」とされています。ですから、公用車にかかる費用(高速・ガソリン代含む)と、電車で行った場合の費用とを比較したうえで、安価なほうで行くのが地方自治法第2条第14項の規定からすれば当然なのです。 計算すると、
(公用車を使用した場合)33,074 円
(電車を利用した場合) 15,610 円
いかがでしょうか。2倍以上の経費(すなわち、上尾市民の税金)をかけて、池野氏は信州の松本まで行っているのです。ですから、その差額を上尾市に変換するのは当然の責務であるのは当然です。ちなみに、両日の池野氏の動きに合わせて電車の経費は計算してあります。

 さらに、同じ月、池野氏は「全国都市教育長会議」なる集まりに電車を使って富山市に行っています。どうしても行かなければならなかった会議であるとは思えませんが、富山に電車で行くなら、松本へも低廉な旅費で済む電車で行くのが当然ではないでしょうか

■責任は池野氏だけに限りません。
 後日判明したことですが、池野氏のこうした行状について、教育委員のお歴々はもとより、教育総務部長も、市教委事務局職員も、誰も何も言わなかったというのです。ひとこと「経費のことを考えて、公用車でなく、電車で行ったらいかがですか?」と言えば済む話です。
しかも、ブログ筆者による前回の住民監査請求(池野氏が岩手に行った時のサボリの10時間分の給与返還措置請求
)を契機にして、それまで池野氏が休暇の届も出さずに「お休み」と称して休むなどの「悪しき慣習」を改め、休暇の専決を教育総務部長にするなどの変更をしてきたのは、市教委事務局ですよね?せっかく市民の指摘や住民監査請求によって、少しだけ普通になったにもかかわらず、また公用車の恣意的利用とは、市教委にいる方々は、いったい何を考えているのでしょうか。

■請求人の陳述日程
 冒頭のリンクで示したとおり、今回の住民監査請求の「請求人の陳述」が、5月22日(金)10時から、市役所7階大会議室でおこなわれます(時間は30分程度)。コロナ禍の影響で、広めの部屋となりました。傍聴の人数は10名以内となっており、時間も30分と短いですが、興味のある方は、監査委員事務局の注意書きにしたがってぜひお越しください。

※次回以降の記事で、続報を投稿の予定です。

投稿者: 館の住人

上尾市民。 「ひとりでもできる行政参画」を目指しています。 とりわけ、上尾市教育委員会や上尾市についての情報公開請求を契機として、教育行政や市政が改善の方向に向かって行けばと考えています。

「教育長に対する「住民監査請求」が受理されました 」への8件のフィードバック

  1. ああこの件ですね。監査請求出したのですか! 知りませんでした。
    これは、2018/5の一ノ関サボり出張旅行の続編? それともメルパルク横浜への公用車往復出張の続きですか、どちらの視点になりますか。それとも両方?
    さて、二つの料金ですが、ともに明細をそこに追記しないと事実性の説得力が無いですよ。
    ところで、前回監査請求の記事との関係もあり、どこにあるのかカテゴリーが分かりにくいですよ。もう少しカテゴリーを細分化すると良いです
    例 池野和己教育長 というカテゴリー名はどう? ブログ主との強いきずながでていてお勧め。

    1. コメント、ありがとうございます。
      視点ということであれば、途中の「上尾市職員措置請求書」の原本はクリックしてご覧になりましたか?
      そこに全て書いてあるのですが、言ってみれば、「公用車の恣意的な使用について」ですね。
      あと、記事にもあるように、まわりの職員が放置していることも、こうした問題を引き起こす要因になっています。

      明細も、電車利用のほうは、職員措置請求書の原本を見てもらえば、出ています。
      公用車利用のほうは、記事を読んでもらえれば、高速代やETC代がかかっていると読むことができます。
      結果の金額だけ載せれば、十分だと思います。
      コメント欄経由ではありませんが、直接、「措置請求書の原本も読ませてもらった」という連絡も来ています。

      カテゴリーは「市教委関連記事」でいいのでは?「池野教育長」なんてカテゴリーは絶対作成しませんよ(苦笑)。
      私はただの「一市民」ですから、キズナなんて、もとから少しもありません。

      カテゴリーについては、あまり多くしたくはないですね。話の趣旨がひとつのカテゴリーに収まらないこともありますし。
      その意味では、他のブログを書いている方たちとは少し違うのかもしれません。シロウトだと思っていただければありがたいです。

  2. 記事を読んでのコメントですから原本は読んでいません。
    読んでも ふたつの金額明細は有りませんでした。ここに情報公開してください。
    この問題は金額の差にあると思いますから、その裏付けは必要なのですが、実は金額見積をどうとらえているか気になります。

    1. 請求書原本には、
      (公用車について)市の公用車を使用した際には、松本市への往復の高速道路代やガソリン代等の経費がかかるのは当然です。
      と記述した後 、 33,074円 と記述。
        
      (電車利用について)往路6,871円 復路8,739円 計15,610円   と記述しました。

      ご指摘の点は、「事実証明書」の金額に関する部分の開示を、ということでしょうか。
      請求書原本を読むとわかるのですが、教育長の自宅の「居住区名等」は伏字となっています。
      計算書を全部公開すると、居住区や最寄り駅が判別できてしまうので、配慮してあります。

      以下、上記配慮後の計算書の内訳です。

      事実証明書 (公用車使用の際の経費計算書)

      公用車使用の場合

      2019.05.09
      7:20―18:30 上尾 → XX → 松本 → 上尾

      高速道路代(ETC)
      和光第二 → XX    270円
      XX   → 松本    5,870円
      松本 → 桶川加納    5,810 円   合計 11,950円(1)
      ※ETC使用にかかる費用は、事実証明書⑧によります。

      距離         上尾市役所 → 和光第二  24.2 km
      和光第二 → 松本    250.9 km
      松本   → 桶川加納  237.8 km
                 桶川加納 → 上尾市役所 5.4 km   総距離 518.0 km
      ※距離は往路・復路ともインターネット検索によります(次ページ以降参照)。

      燃料代(ガソリン)  リッター144円 燃費1リッターあたり15kmとして計算(インターネットでエスティマ燃費を検索)
              ∴518.0km ÷ 15km × 144円 = 4,896円(2)

      2019.05.10
      7:30―15:20 上尾 → 松本 → 上尾

      ○高速道路代(ETC)
      桶川加納 → 松本    5,810円
      松本 → 桶川加納    5,810 円   合計 11,620円(3)

      ○距離          上尾市役所 → 桶川加納  5.4 km
      桶川加納 → 松本    237.8 km
      松本   → 桶川加納  237.8 km
                  桶川加納 → 上尾市役所 5.4 km   総距離 486.0 km

      ○燃料代(ガソリン)
      リッター144円 燃費1リッターあたり15kmとして計算(インターネットでエスティマ燃費を検索)
                 ∴486.0km ÷ 15km × 144円 = 4,608円(4)

                     ∴(1)+(2)+(3)+(4) = 33,074円

      (電車利用)往路(都内の駅名が特定できてしまうので、出発駅はXXで表示)
               XX駅ーXX駅ー新宿ー松本 特急使用      計6,871円
            復路 松本―長野ー大宮ー上尾  特急+新幹線+在来線  計8,739円
       ※往路と復路が経路・費用が異なっているのは、5/10の15:30に公用車が戻ってきていることによります。
        つまり、教育長の動きに合わせて計算してあります。  
        
        以上ですが、細かい内訳までブログで示す必要は無いのでは、と思いますが、さらに詳しくということであれば、5月22日の陳述の際に資料をお見せします。

  3. 費用の違いが大きいために監査請求するわけでしょう。ブログ公開しているから「答え」だけではなく、式つまり費用明細が必要でしょう、として質問したわけです。
    で、明細見積の感想ですが、
    やっぱりでした。
    池野さんが運転していったような見積もりです。運転手を二日間消費していますよ。
    時間賃金、稼働ごとの手当、早朝?割増手当など、あの市役所には世間から理解できないような各種手当あります。今回は、それらは発生していないということですね。

    1. ブログですので、教育長の最寄り駅が特定できてしまうのは避けた、ということはご理解ください。
      コメント主さんは、運転手は正規の職員だと思いますか?
      だとしたら、割増賃金等の分が増えて、もっと差がつきますよね。
      私の得た情報では、正規運転手は市長と議長専用車。
      教育長と副市長の運転手は、民間会社への委託業務なので、賃金は不明。
      なので、今回は運転手にかかわる経費は算定していません。
      もし、私の考えが違っていたら教えてください。

  4. 駅なんか聞いていません。費用明細です。
    運転手の費用が発生していることは間違いないのですから、それを入れなかったら可笑しいでしょう。
    委託なら職員の場合よりも 簡単な話だろうと思います。
    固定+稼働による出来高があり、それを市に請求しているのでは。 
    いくら低賃金でも二往復の時間数を掛けたら数万円は行きそうなので、それをタダという比較はあり得ないでしょう。

    1. 業務委託は、仕様書に従っているので、個別の実費弁償は算定しづらい、という意味です。

      コメント主さんから、今回の住民監査について手厳しい指摘をいただいていますが、私の入手した範囲で、しかも、「何の後ろ盾も無いひとりの市民として」出来る範囲の監査請求なのです。仮にコメント主さんの御説のとおりだとしても、今からそうした証拠を集めて、当日監査委員に示せとおっしゃるのでしょうか。

      私は、ハードルが高そうに見える住民監査を、市民ひとりで行うことに意味があると思っています。 
      むしろ、「当日頑張って」くらいの軽い励ましのほうがありがたいです。

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