5月22日に上尾で『〇月〇日、区長になる女。』の上映会があります
当ブログの以前の記事でもお伝えした、岸本聡子杉並区長誕生までのドキュメンタリー映画『〇月〇日、区長になる女。』が、関係者のご尽力により、上尾で上映会が開かれることになりました。今記事では、この映画の上映会についてお伝えすると同時に、岸本区長が就任してから取り組んできた施策の一端についてご紹介します。
No.361
🔸話題の映画『〇月〇日、区長になる女。』が上尾でも見られます
0522 上映会チラシ
上映会の会場は、上尾西口のコミュニティセンター(音楽室)です。
[午後の部:2時から]と[夜の部:6時半から]があります。
チケットご希望の方は、呼びかけ人の方をご存知の方は呼びかけ人に、またはチラシ下段の連絡先(池田さん)か、あるいは当ブログの「お問い合わせ」経由でも受け付けますので、ご連絡ください。詳しいことは折り返しメールにてご案内します。
🔸区長就任後に取り組んだことの一端を紹介します
岸本さんが区長になってからの取り組みの中に、子どもを中心にした施策があります。
岸本聡子著『杉並は止まらない』地平社、2024年11月発刊 (P18より抜粋)※色替えは当ブログ館主 |
区役所では、子どもの権利に関する条例の制定に向けた本気の模索も進んでいる。 審議会で議論がなされ、職員たちは審議会の委員から多くの助言を受けて、子どもの意見表明権の意義を理解し、子どもたちと一緒に、子どもたちの意見を聞きながら条例をつくっていこうとしている。 子ども家庭部の職員が学校に出て行って、子どもたちの意見を聞く。 ただ聞くだけでなく、それを審議会の議論や子どもの居場所づくりの方針に生かしていくという、初めての取り組みにチャレンジしている。 |
職員たちからこれらの報告を受けたり、私自身も子どもワークショップに出たりすると、目標を共有しているチームの強さは本当にすごいと感じる。 |
🔸「杉並区子どもの権利に関する条例」が実現の運びに
上のような取り組みの結果、「杉並区子どもの権利に関する条例」(青字クリックで、条文に飛びます)が制定され、この4月から施行されています。
この条例の前文では、次のように述べられています。
「杉並区 子どもの権利に関する条例」前文 (2025.04.01 施行) |
子どもは、生まれながらにして、一人の人間として尊重される、かけがえのない存在です。 全ての子どもは、児童の権利に関する条約に定められた権利が保障されています。 この子どもの権利は、何かと引き換えに保障されるものではありません。 しかしながら、子どもを取り巻く環境が変化する中で、自分らしく生きることの難しさや、いじめ、虐待、貧困等による様々な困難を抱える子どももおり、子どもの権利が十分に保障されているとは言い難い状況にあります。 大人は、子どもをただ守られる存在としてではなく、社会の一員として尊重し、子どもが安心して健やかに成長できるようにする役割を担っています。 全ての大人は、子どもと子どもの権利について理解を深めるとともに、子どもの思い・考え・意見を聴き、真剣に受け止め、保護者、区民及び事業者等それぞれの立場で役割を積極的に果たすことを通じて、地域全体で子どもの権利の保障に取り組んでいくことが必要です。 このような考えの下、子どもが、権利の主体として尊重され、安心して暮らすことができる地域社会の実現を目指し、この条例を制定します。 |
この前文は、あくまでも子どもを中心とした、とても大切な視点から書かれています。
こうした取組が上尾市にも必要ではないでしょうか。
もう一つご紹介するのは、「杉並区子どもの居場所づくり基本方針」です(青字クリックで方針全文を見ることができます。全部で105頁あります)。
杉並区のHPにはこの基本方針制定の経緯が次のように説明されています。
今年の1月に策定された杉並区の「子どもの居場所づくり基本方針」は、徹底して子どもたちの意見を聞いて『方針』とした、ということが特徴です。
「子どもアンケート」「子どもヒアリング」「子どもワークショップ」などが開催され、そこで出された意見が反映された『方針』となっています。
🔸上映会を通じて、上尾市の行政に目を向けたいですね
今記事では、映画「〇月〇日、区長になる女。」の上映会についてお伝えしました。
おそらく、この映画をごらんになった方たちは様々な感想を持たれると思います。
選挙運動の困難さに注目する方もいるでしょうし、岸本聡子さんの言葉に共感する方も多いと思います。私(当ブログ館主)は、選挙を勝ち抜いたことはゴールではなく、むしろスタートになるということを再認識しました。
上尾市でも杉並区のような優れた取り組みが必要なのだと思います。
それには、とにかく市民との対話(祭りの際のあいさつなどではなく、ちゃんとしたタウンミーテイング)が必要だと思います。まさに上のチラシにある次のことばが重要です。
対話から始まる 私たちの まちづくり
🔸お願い
アトリエコルト 学校に行かない時、行かれない時、今日は休もうっていう時に 気軽に来られる居場所です |
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『アトリエコルト』さんが、「お米」「乾めん」「お菓子(個包装のもの)」の寄附を呼び掛けています。ご協力できる方は下記までご連絡をよろしくお願いいたします。 |
埼玉県上尾市富士見1-6-32(青字クリックで地図が表示されます) TEL:090-9975-2974 |