「図書館業務の再開」について、教育長への質問(緊急追記あり)
(緊急追記) 上尾市図書館が3月6日に突如休館してから、すでに2か月以上経ちました。「図書館機能を元に戻してほしい」という意見は、市民が発信するブログ(BG館・かまちょ図・まちW)や、図書館関係の市民団体が図書館側と面談したり、要望書の提出という形となって現れています。当ブログも含め、市民サイドから動きを作り出していくことを歓迎します。あとは、教育機関としての図書館の機能を戻すことについて、池野教育長がどのように考えているのか(あるいは、市民の声は聴かないのか)しっかり見ていきたいと思います。
(以下、今記事)
市民から「図書館機能を早く市民に戻してほしい」という声が高まっています。ブログ筆者は、5月8日に市教委事務局教育総務課経由で、この問題について池野教育長に対して質問していますので、今記事では、そのことについてお伝えします。
記事No.80
教育長にお伺いします 。 2020.05.08 ※文中の朱書きはブログ筆者によります。 以下のことについては、図書館を所管する上尾市教育委員会として、池野教育長にお尋ねします。 1.周知のとおり、国民としての学ぶ権利・知る権利は憲法により保障されています。さらに、国民は<健康で文化的な最低限度の生活>についても保障されていることは自明です。図書館で学ぶことや知ることは、文化的な生活に欠くことができないものです。また、昨日(5/7)さいたま市の市民団体が、さいたま市立図書館に対して、資料の貸出業務の再開を要望し、図書館長は「段階的業務再開を前向きに検討している」と応じたそうです。このような他市の状況も踏まえ、上尾市民の学びを保障する立場で、段階的でもかまわないので、図書館を今月中に開館するつもりはありますか。教育長ご自身のお考えを聞かせてください。 2.教育長プラス教育委員会事務局教育総務部として(つまり、図書館単独ではなく、という意味です)図書館を再開館するために話し合っていることはありますか。 3.図書館が地域住民への積極的な情報提供に努めることを定めた「図書館法第7条の4」では、「図書館は、当該図書館の図書館奉仕に関する地域住民その他の関係者の理解を深めるとともに、これらの者との連携及び協力の推進に資するため、当該図書館の運営の状況に関する情報を積極的に提供するよう努めなければならない。」と定められています。 4.教育長として、図書館が閉館していることで学ぶ機会が奪われている市民や図書館利用者に向けてメッセージを発出していただきたいと考えていますが、いかがですか。 以上です。 |
前記事での3つの提言についても、すでに図書館HPを通じて質問・要望を出してあります。今記事での教育長への質問に対する回答や関連しての市教委の動き等を合わせて、このブログでお伝えします。
言うまでもなく、上尾市図書館は市民の財産です。憲法で保障されている「知る権利」や「学ぶ権利」は守られなければなりません。引き続き図書館問題については、強い関心を寄せていきたいと考えています。