「審議会等における女性の登用」を阻んでいる上尾市教委教育総務課

本日(3月8日)は、国連が定めた「国際女性デー」です。
このような日に【「審議会等における女性の登用」を阻んでいる上尾市教委教育総務課】という記事を投稿するのは大変残念ですが、上尾市教育委員会の数多い「不都合な真実」のひとつとして、みなさまにお伝えします。

No.264

🔶教育総務課は「教育委員は専門性が高く女性が少ない」と回答
上尾市「審議会等における女性の登用状況」についての直近の資料(青字クリックで資料に飛びます)は、「人権男女共同推進課」HPで公開されています。
この資料の1行目が教育委員の女性比率になっていますが、5名中1名(20%)であることから目標(40%)に達していません。さらに問題なのは、「女性比率が40%に満たない理由」について、A 専門性が高く女性が少ない》 と回答していることです。
資料の右端に明示されていますが、担当課は教育総務課となっています。

🔶他の審議委員会等の回答を見ると
そもそも、選択肢に《A 専門性が高く女性が少ない》とあるのも問題だと思いますが、他の審議委員会の回答を見てみましょう。

たとえば「上尾市情報公開・個人情報保護審査会」は3名の委員中1名が女性ですが、その理由としては、《D 専門性が高く、団体等への選任依頼の結果によるもの》という自由記述になっています。
また、「上尾市障害支援区分認定等審査会」は15名中5名が女性であり、理由は《C 事務局として選任に関与できない》と回答しています。

つまり、教育総務課は、《C 事務局として選任に関与できない》でも《D 自由記述》でもない回答のA 専門性が高く女性が少ない》を選んだことになります。

🔶男女共同参画審議会で出された疑問
このような教育総務課の回答については、昨年10月に開催された「第1回男女共同参画審議会」席上でも疑問の声が上がりました。以下は三家本委員の発言です。

令和4年度 第1回男女共同参画審議会(2022.10.5) 「議事の経過」 より
(三家本委員)(「審議会等における女性の登用状況」について)
結果と達成できない理由、ともに残念である。例えば教育委員会であれば、校長先生な
ど管理職の女性はたくさんいる。教育機関の方々でさえ、専門性が高いので女性は選べませんという考えをもっていることが問題だと思う。また、埼玉県では国より高い女性の登用率があるので、地域的に女性の選出が非常に困難ということはないと思う。

このように、三家本委員は「(教育機関が)専門性が高いので女性は選びません」というのは問題であると発言しています。

🔶全国的に見ると上尾は遅れています
文科省の調査(2021年5月1日)では、教育委員の女性比率は次のようになっています。

市町村教育委員会の教育委員総数 7,286人
内、女性の教育委員数      3,045人
教育委員の女性比率       41.8 %

上尾市の女性比率は20%ですから、遅れていると言えます。

🔶情報公開請求の結果は
男女共同参画審議会の会議録が公開され、問題点が明らかになったため、教育総務課がなぜこのような回答をしたのかについて情報公開請求しました(以下のPDF参照。全2ページ。最下部に改ページ機能があります)。
2-7 男女共同参画意見

このPDFの最後にも書きましたが、情報公開請求の結果は「文書不存在により非公開」という「処分」になりました。
ただし、教育総務課職員による口頭説明によれば、A 専門性が高く女性が少ない》との回答は合議ではなく、教育総務課長の専決であったということです。

では、内田教育委員や他の教育委員ははこれらの事実を把握しているのでしょうか?
もし知らなかったとしても、当ブログは読んでいるでしょうから、教育委員は怒るべきだと思います。

市教委事務局(教育総務課)によるこうした対応は大きな問題であることから、当ブログでは引き続き情報公開等を通じて事実関係をさらに明らかにしていきます。