平方幼稚園を忘れた? 畠山市長のコメント
新型コロナウィルス感染対策について、畠山上尾市長は何と言っているのでしょうか。遅ればせながら、上尾市のHPに「新型コロナウィルス関連情報」が載るようになりました。そこには、「市民の皆さまへ」と題した市長のコメントが掲載されているのですが…
記事No.64
■新型コロナに関する畠山市長のコメントとは
文字が小さく、読みにくい方はこちら。
「上尾市立の小学校・中学校においては、3月2日(月)から26日(木)まで臨時休業をすることといたしました」とあります。
一方、同じサイトで「上尾市立小・中学校および平方幼稚園の臨時休業について」では、次のようになっています。
(1)対象 全市立小中学校(小学校22校、中学校11校)、平方幼稚園 (2)期間 令和2年3月2日(月曜日)から学年末休業日の前日まで なお、今後の感染状況の変化により期間が変更となる場合があります。 |
お分かりのように、市長コメントでは「平方幼稚園」が入っていません。これは意図的なのか、それとも市長の頭になかったのか。
まさか、昨年の12月議会で「上尾市立平方幼稚園の園児数の減少及び市内民間幼稚園・認定子ども園の配置状況等、上尾市立平方幼稚園を取り巻く状況を総合的に勘案して同幼稚園を廃止する」とした議案が賛成者少数で圧倒的に否決されたことが原因ではないと思いますが。
(この記事を読んで、市側は日付はそのままで「平方幼稚園」という文言を加筆するかもしれません。要注目)
■肝心なことを誰も言わないのか?という率直な疑問
上記で引用した「上尾市立小・中学校および平方幼稚園の臨時休業について」は、よく見ると市教委のHPにリンクしていて、[このページのお問い合わせ先 学校保健課]となっています。
そこには、教育長や教育委員のお歴々からの子どもたちへのメッセージは全く読み取れません。少なくとも、池野教育長は、市民や保護者、子どもたちに向けて何らかのメッセージを出すべきです。紙ベースで出していることも考えられます(これについては情報公開請求中です)が、せっかく市や市教委のHPがあるのですから、学校保健課に丸投げするのではなく、自ら発信すべきではないでしょうか。
市長が平方幼稚園に触れなかったことの訂正もそうですし、教育長に対して、「市民や保護者、子どもたちへのメッセージも必要です」となぜ周囲の誰も進言しないのでしょうか。またひとつ、上尾の現実を見せられた気がします。
◎(続報)上尾市図書館が、本日(3/6) から期限を定めずに休館となりました(図書館HPに記載されています)。その件について、上尾市の「新型コロナウィルス関連情報」サイトにはさきほど(9:25頃)載りましたが、市教委のHPの「新着情報」には載っていません。
教育機関である図書館については、市教委として新着情報を載せるべきだと思いますが、実際にはそうなっていないのは残念です。
市長のコメントは、「秘書政策課 > 新型コロナウイルス感染症に関する市長コメント」となっていますが、
「秘書政策課」を見ても市長のコメントはありません。
「キーワードでさがす」から検索すると、「新型コロナウイルス感染症に関する市長コメント – 上尾市Webサイト」と出てきます。何か変ですね。
上尾市行政と市教委のやっていることは、おかしなことばかりです(最近ますますひどくなっています)。
やはり、市や市教委に対して客観的スタンスで様々なことについて指摘できるのは、市民と一部の議員だけですね。
職員は、心ここにあらずで、関心はもっぱら次の異動先のことばかりなのでしょうか。