市教委「学校施設更新計画(案)」についてのご意見が寄せられました

当ブログ記事<多くの市民が市教委の「危うさ」に気づき始めた>でもお伝えしてきたとおり、上尾市教育委員会がすすめようとしている「学校施設更新計画(案)」なるものは、提案の仕方の検証や、420件もの市民コメントをどう取り扱うのかの監視が必要です。
今記事では、当ブログを読んでいただいている方から寄せられたご意見を掲載し、この問題についてお伝えします。

No.153

🔷当ブログを読んでいただいている方からのご意見

上尾市の小中学校統廃合計画は撤回を!  投稿者 上尾 E. Y. 
1. 1月21日の上尾市教育委員会を傍聴したAさんから「大変!小中学校の統廃合計画案が出ました!」と報告があったのは、教育会館で上尾の教育を考える市民の会の事務局会議をしていた時でした。
2035年までに公共施設にかけるお金を35%カットするということを大前提に、今ある33校の学校を小中一貫校2校含めて22校に削減するというトンデモナイ案でした。そうでなければ、給食室もプールも体育館も修繕できないという脅し文句までついていました。
私はメールやフェイスブックで情報を拡散したところ、FBを見た元北本のSさんから「長寿命化で統廃合は先延ばしできる」という資料を沢山いただきました。私たちはすぐにチラシを作って、市民に知らせ、2月22日までにパブリックコメントを出す取り組みを行いました。その結果、137人から420件もの意見が出されました。
「今後少人数学級にすれば、教室が足りなくなる」「通学距離が長くなる」「通学路の安全性は確保されるのか」「地域の防災拠点・高齢者の避難場所が遠くなる」等々の多くの批判的意見が出されました。
2. 上尾市議会3月議会でも日本共産党の平田通子市議が「統廃合計画は見直し・撤回を!」という趣旨で一般質問し、校舎の老朽化対策でも耐震工事が全校で終了していることや、文科省もきちんとメンテナンスすれば長寿命化で80年に延ばすことができると答えていること、北本市や草加市、愛知県小牧市でも80年に延ばしていることから、上尾市でもできるのではないかと質しました。(答弁は長寿命化に適さない校舎がある学校は小学校15校、中学校全校⁉)。
また、原市南小・尾山台小・瓦葺小を統合すると1000人規模になり学級数も29学級になることから「統合して大規模になれば学級数が多くなり、子どもたちに目がゆきとどかなくなる」と追及しました。さらに、学校開放で使っている団体・利用者数・回数を問うと、3校併せて43団体約32,800人になることを明らかにし、一つに統合したらとても利用できる人数や回数ではないことを明らかにしました。
3.これからの課題は、
まだ知らない市民が多いので、学習会等を開いて多くの市民に知らせていくこと。
運動を支える団体「統廃合問題を考える市民連絡センター」(仮称)の立ち上げ。
署名に取り組んだり、地域ごとの説明会等を要求し、地元自治会やPTAや子ども会・校庭開放使用団体等の組織を含めた大きな市民運動にしていくこと。が求められています。

「学校は地域の宝!統廃合計画は撤回を!」の声を大きくしていきたいと思いますので、皆さんもぜひご協力下さい。

ご意見にもあるように、「統廃合問題を考える市民連絡センター」(仮称)が立ち上がるようですので、私も出来る限り協力していくつもりです。また、当ブログでも、市教委がすすめようとしているこの計画がいかに杜撰であり、問題点が多いかについて、今後の記事で明らかにしていきたいと考えています。