上尾市教委7月定例会(市民の傍聴記)

上尾市教委7月定例会が7月21日に開催されました。しかし、中身と言えば、以前にもまして酷いものでした。
当ブログの読者でもあるY.Eさんから、この会議の感想がさっそく送られてきました。今記事では傍聴記を掲載いたします。

No.173

🔶7月定例会の傍聴記
全文を掲載していますが、長目なので、随時区切ってあります。

7月上尾市教育委員会定例会を傍聴して      Y.E
本日、上尾市教育委員会を傍聴するために8時半に家を出て、市教委に8時45分に着いた。6月は、学校統廃合計画について審議されるということから、先着20名の椅子が用意されていたが、今日はホームページにはその項目が載っていなかったので、学校統廃合計画の報告は無いものだということもあり、傍聴者はたった4名だった。
9時からいつも通り、当たり障りのない質問だけが出る会議。市議会報告についてもヤングケアラーや水上公園閉鎖についてのみだった。
いじめ件数の増加(何と6月だけで小学校は99件も認知があり、解消が63件で取組中は165件もある! 中学校も認知19件、解消2件、取組中53件)についても「教育委員会(注:指導課)の取り組みは?」と中野委員が聞いたら「校長会で生徒指導・教育相談の充実、注意喚起するなど細かい対応をしている」との答弁でおしまい。「一学期の対応が大事」と中野委員が指摘したら「6月には学校生活に慣れてくるので、三者面談や家庭訪問で丁寧に対応する」と答えたが、家庭訪問は今「働き方改革」もあり、家庭の場所を確認するにとどまっているのに、その指摘もない。
更にビックリしたのは、大塚委員が市議会の井上市議の質問で「ふるさと財団」について触れているのを見て「ふるさと財団は、学校更新計画に関係しているのですか?」と聞いたことです!「そんなことも知らないのか!」と驚き桃の木山椒の木です!
後で、池田教育総務課長と話をする機会があったので、「教育委員がそもそも総務省から下りてきたふるさと財団を知らないのはおかしい!全国モデル事業に応募して補助金ももらっているのに、教育委員があの程度の認識で良いのか?しっかり勉強させないと✖ですよ!」と苦言を呈したら、「勉強会はやっています」という回答。
でも、内田教育委員が統廃合計画の地域説明会の意見を聞いて「私たちももっと学習しないとダメだと思いました。学習会をしてもらえませんか?」と発言したように、明らかに教育委員の学習レベルが低い! いくら市民が声を上げても、最終的には「教育委員会」で決定するのだから、教育委員をもっと鍛えなければダメだと思った。
また、事前に示されなかった「学校更新計画」についての「報告」が「その他」であり、➊先月取り下げされた実施計画の取り扱いについて、❷市議会全員協議会の報告、➌地域説明会について、❹今後のスケジュール、の四点について。これがとても重要なのに、説明資料が一枚も配られない!必死に書き取りをしたが、後ほどY氏が教育総務課長からメールで頂けることになったが…。事前に提示されていれば、もっと傍聴者もいただろうに…。わざと「その他」にして傍聴者を少なくしようとした可能性が…。
➊実施計画については庁内調整を個別に行い、議案とする。
❷市議会全員協議会の主な意見 ①小中一貫校は✖。方針決定おかしい。②ふるさと財団:総務省が統廃合を進めている。③自治会やPTAに説明。④検討協議会は条例で決めるべき。➄全保護者に説明すべき。⑥議会に情報を伝える。⑦実施計画を決めたら議会との信頼関係がなくなり、市長や教育委員の適格性を問わなければならない。⑧調査特別委員会を29人の委員で構成し、閉会中審査を行う。
➌地域説明会の参加人数7月21日までに11回257名。スライドで50分かけて計画概要を説明。 主な質問意見は①再編後の形は?②小中一貫は✖。③先進国は20人とか少人数に。④学校は地域のコミュニティー。➄通学距離は子どもを考えて。⑥大規模校になれば荒れる。⑦基本はお金より子ども。⑧先の事を今、決める事ない等。
ただ、その後「小規模校より適正規模校に」、「高校に行くと戸惑う」、「部活動の格差が大規模校とあり不公平」など大石公民館で若い親が発言した内容を自分たちの都合の良いように解釈して紹介。
その親が言いたかったのは「学区の調整」なのに一言もそれに触れず教育総務課は「いいとこどり」をした。
なお、「再編案」は保護者や先生の意見を幅広く聞いて、財政上のコストシュミレーションへの意見、学校の形や地区の実情を考慮したうえで「再編案」として作成するとの説明があった。
❹これからの日程としては、全33校と各自治会で説明会 ⇒ 幅広く意見を聞く ⇒ 再編案を教委で決定 ⇒ 地域説明会(今年度一杯)⇒ 新しい学校づくり検討協議会を開いていく……という。
最後に、プール指導は今年度中に「民間委託も含めて」検討!
小中一貫は一体校か義務教育学校かを含めて来年度中!
学校給食の配食方法は自校のコスト→サテライト廃止も含めて再来年度中に!という今後のスケジュールを説明して終了。
その後は、総合教育会議が開かれたが、また後日報告します。

🔶「統廃合計画」事前予告無しは姑息な手段
いつもながら、Y.Eさんの「感想の速報」には、そのスピードと的確な書きぶりに感嘆します。
7月教育委員会の中身は、大塚委員が「統廃合計画」について、「ふるさと財団」からの補助金をもらっている(つまり、総務省の言いなりにならざるを得ない)ことを知らなかったことに、私もあきれました。
さらに、私も「おかしいな?」「それはないだろう」と思ったことについて、Y.Eさんも傍聴記の中で疑念を呈しています。
すなわち、「学校統廃合計画」について、市教委事務局(教育総務課)は、報告する内容があるにもかかわらず、教育委員会の会議予告に、「報告事項」として掲載しなかったのです。このやり方は、露骨で、しかも姑息であると言わざるを得ません。

Y.Eさんの指摘にあるように、教育委員会の会議を傍聴しようとする市民は、「今回はどんな内容なのだろうか」を事前に確認してから出向くのが自然です。今回で言えば、「学校更新(=統廃合)計画」が議案にも報告事項にも示されていなかったことから、傍聴者が少なかったと思われます。

🔶「結果概要」にはシレっと報告事項として掲載
上尾市教委の「姑息さ」は、これだけではありません。定例会が終わったその日のうちに「報告事項」として掲載しているのです。

つまり、事前には予告すらせず、当日は資料も配布せず、市民にとって重要な、関心の高い事項を口頭で「報告」したにもかかわらず、シレっと「報告しました」としているのです。

これらのことは、まさに上尾市教育委員会の本質を如実に示していると言えます。傍聴記にある、大塚委員が「ふるさと財団」からの補助金について何も知らなかった件と合わせて、情報の開示を求めていくつもりです。何か分かれば、当ブログでお伝えしていきます。

投稿者: 館の住人

上尾市民。 「ひとりでもできる行政参画」を目指しています。 とりわけ、上尾市教育委員会や上尾市についての情報公開請求を契機として、教育行政や市政が改善の方向に向かって行けばと考えています。

「上尾市教委7月定例会(市民の傍聴記)」への2件のフィードバック

  1. この投稿にある、大塚とかいう教育委員の質問に驚きました。
    つまり、肝心なことを聞かされていないということ??
    同時に、一度も地域説明会に出ようとしなかった「ツケ」が回ってきた(自分で情報を取りにいってない)ということなんでしょう。
    呆れてしまいます。

    1. コメント、ありがとうございます。

      同感です。上尾の教育委員会は、すべて事務局主導で、教育委員はお飾りにすぎません。
      はっきり言って、「問題の所在がどこにあるかわからない」人たちの集合体です。
      教育長も、「聖火リレー&上尾市独自イベント」には行くくせに、「学校更新計画」の地域説明会には顔を出さない人ですから。

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