「調査特別委員会」で露呈した、上尾市教育委員会の「不都合な真実」その2

前記事では、主に「上尾市学校施設更新計画基本計画調査特別委員会」(以下、「調査特別委員会」)において露呈した教育長と教育委員の姿勢や本質について述べました。
今記事では、上尾市教育委員会事務局の果たしている役割などについて、私が把握している事実を含めてお伝えします。

No.189

🔷「自らの正当化に躍起」教育委員会事務局
10月12日の「調査特別委員会」において、冒頭、小林教育総務部長は次のように発言しています(強調のため色替えあり)。

(小林克哉教育総務部長の調査特別委員会冒頭の発言要旨)
 録画 03:35~
*教育委員会制度は市長から独立した地位、権限を有し、政治的中立性継続性、安定性を確保すること、地域住民の意向を反映することを目的に設立された制度である。
(以下、意味不明の部分があるが、部長発言のとおり)
*教育委員を構成する教育委員は、教育の専門家だけでなく、一般の非常勤の委員も含めて構成されています。(部長発言のまま)
*教育委員会の会議では、この委員の合議により、大所高所から意見を伺うなどして、基本方針を決定している。
今回の質問の中には、各委員の見解や賛否を問うものもある。今後教育委員としてものもあり、現時点では答えることが難しいのもある、との意見を教育委員から伺っている。できる限りの回答をさせていただく意向ではあるが、場合によっては、教育委員会事務局職員が答弁をさせていただく場合などもある。

この小林教育総務部長の発言は文科省が示している「教育委員会制度について」から、自分たちに都合が良いように、の一部を引用したものであると言わざるを得ません。

文科省は、「教育委員会制度の意義」として、①政治的中立性の確保 ②継続性・安定性の確保 ③地域住民の意向の反映 を挙げています。
しかしながら、文科省は、上記に続いて「教育委員会制度の特性」として、次の点も挙げています。

文科省の示している「教育委員会制度の特性」
①首長からの独立性
行政委員会の一つとして、独立した機関を置き、教育行政を担当させることにより、首長への権限の集中を防止し、中立的・専門的な行政運営を担保。
②合議制
多様な属性を持った複数の委員による合議により、様々な意見や立場を集約した中立的な意思決定を行う。
③住民による意思決定(レイマンコントロール) 
住民が専門的な行政官で構成される事務局を指揮監督する、いわゆるレイマンコントロールの仕組みにより、専門家の判断のみによらない、広く地域住民の意向を反映した教育行政を実現。

つまり、部長の発言にある「市長から独立した地位」とは、「首長への権限の集中を防止」するためにこそあるのです。
したがって、池野教育長が「市が決めたことなので、教育委員会でどうにかなるという問題ではない」などという発言は、教育委員会の独立性を自ら放棄したものであると言わざるを得ません。
また、「合議制」とは、教育委員の様々な意見があることを前提としているのは明らかです。上尾市教育委員会のように、5名の教育委員の間では全く議論が無く、20年もの長い間、「異議なし・全員一致」が当たり前になっており、枝葉末節な同じようなコメントを少しだけして教育委員会事務局の案を追認するのが役割ではないはずです。
さらに、「レイマンコントロール」により、広く地域住民の意向を反映した教育行政を実現するためには、教育委員は、自分が企業経営者であることを強調するのではなく、住民の意思を反映させる努力をしなければならないと考えます。その意味でも、「学校統廃合計画」の地域説明会には出席するべきでした。

また、「調査特別委員会」において、教育委員に対しての質問が事前に出されていました。
それにもかかわらず、[政策フォーラム・市民の会あげお]からの質問への回答は8項目中わずか3項目、[日本共産党上尾市議団]への回答は10項目中5項目のみでした。
しかも、事前に質問を受けていたにもかかわらず、小池委員と谷島委員からの回答が示されることはありませんでした。

小林部長は「場合によっては、教育委員会事務局職員が答弁をさせていただく場合などもある」と述べていますが、答えたくない(答えられない)のであれば、その旨、中野教育長職務代理者が言えば良い話です。

教育委員の代わりに、ほとんどの質問に対して回答していたのは、池田教育総務課長でした。次に、この課長さんの「不都合な真実」についてお伝えします。

🔷教育総務課長の「不都合な真実」
「調査特別委員会」でも、「地域説明会」でもそうでしたが、やたらと発言する機会が多い池田教育総務課長ですが、彼の発言の様子を見ていると、以前から彼の「癖」は変わらないようです。
それは、彼は「
相手を言い負かしたい」とか、「自分たちは決して悪くない」と主張したい時に、肩を大きく揺すりながら発言するのです。
言葉は「丁寧そうに」話していますが、内容としては、相手の言うことは聞かずに、自分(たち)の無謬性(むびゅうせい=誤りがないこと)を主張する発言が目立ちます。

この池田課長の「不都合な真実」についてお伝えしましょう。
3年ほど前、上尾市に対して「これはなぜなのか知りたい」ということで情報の開示を求めた時のことで、非常に不快なことがありましたので、その顛末を「市長へのはがき」として投稿しました。
なお、「市長へのはがき」制度は、現在は「市長への政策提言制度」に変更されています。

市長へのはがき(2018年3月)の概要
※池田(現)教育総務課長は、当時市長部局総務課の職員でした。
(事実その1)
市のさわやか相談員の待遇改善の必要性があると考えておこなった情報公開請求に対して、担当である市教育センターのM職員から処分通知が手交されました。
内容は市内中学校に配置されている「さわやか相談員」の待遇に関してのものであり、情報公開担当の総務課池田氏も同席しておりました。非公開処分について、M職員による説明の際、私が「さわやか相談員は非正規職員だから…」と言いかけると、突如、池田氏が「非常勤職員(さわやか相談員のこと)は、非正規とは言わないんです!」と、私とM職員の話に割って入りました。突然のことなので、私が「今、Mさんと話をしている最中ですよ。さわやか相談員は非正規の職員でしょう?」と言っても、池田氏は自分の主張を繰り返しておりました。疑問に思った私は、後刻市議会の会議録に目を通してみると、昨年6月の市議会一般質問で、総務部長(すなわち、池田氏の職務上の上司)が「本市の非正規職員は、一般職、非常勤職員と臨時職員から構成されておりまして…(後略)」と答弁しているのがわかりました。念のため、このことについて情報公開請求をおこなったところ、「さわやか相談員は間違いなく非正規の職員である」ことが市教委事務局の説明により確認できました。つまり、池田氏の主張は全くの見当違いであり、しかも、一市民が処分に関する説明を聞いている途中で口を挟んできたことになります。このことは、情報公開担当職員として、一市民への対応として大いに問題があると指摘いたします。
また、後日、総務課長の市議会答弁について知っているか尋ねたところ、池田氏は「会議録は読んでいない」と答えています。
つまり、総務部長が市議会で何と説明しているか知らないまま、市民に対して「(さわやか相談員は)非正規職員とは言わない」と口を挟んできたことになります。
(事実その2)
(別の日に)私が審査請求書を提出した際の応対者は総務課池田氏とS職員でした。審査請求書の要件を具備しているかについて、池田氏は、処分の日付や審査請求人の捺印等を確認していましたが、私が「理由は、そこにあるように縷々述べてありますので」と言うと、「理由はどうでもいいんです」とのことでした。

私が「なぜ審査請求に至ったかは理由で述べてありますから」と言っても、理由を読もうとはしませんでした。いかにも、「なんで審査請求をするのか」とでもいうような対応は、丁寧さに欠けるものであると私は感じましたので、審査請求の理由でも述べている「市教委による私あての謝罪文」を事実として挙げました。それは、以下のとおりです。
平成29年11月22日に定例教育委員会にて可決された議案第52号「平成29年度教育に関する事務の管理及び執行の状況について」は、「報告書の公表」として「(報告書を)上尾市Webサイトに掲載し、公表する。なお、公表の開始日は上尾市議会に提出した日の翌日(=請求人注:2017年12月26日)とする」と決定したものの、1/11になっても、Webで公表されていなかったことから、市教委教育総務課宛にその旨メールで指摘したところ、同日、教育総務課長名でメールに添付された文書が送られてきました。その文言は「上尾市Webサイトについて、公表予定日に掲載できなかったことは、弁解の余地もなく、お詫び申し上げます。今後は、このようなことが無いよう、ご指摘を十分に受け止め、適正な事務執行に努めてまいります。今後とも市政に対するご意見をお寄せいただきますようお願いいたします。」というものでした。
「市教委はこのようなことを言っているではないですか」と私が言うと、池田氏は「いや、これは…」と反論する姿勢を見せました。
そのとき、私と総務課職員との話を情報公開コーナーの隣で聞いていたという女性が「さっきから聞いていれば、あなた(池田氏のこと)の態度は何?市民に対する態度ではないよね」と言ってきました。それを聞いて池田氏もS職員も席に座ったまま、小さな声で「すみません」と言っていました。
私は「今のが普通の市民の声ですよ」と言いましたが、その市民の方には池田氏の態度はたいそう横柄に聞こえたのでしょう。「ちゃんと市民の声を聴きなさいよ」とも言っておりました。このことからも、池田氏は情報公開窓口の担当者としての資質に大いに問題があると言えます。

この投稿についての市からの回答は、現在も掲載されています。
それがこちら→「皆様から寄せられた提言などの回答
なお、池田職員の対応については、上尾市としても
職員による話を遮るような行為等により不快な思いをさせてしまい申し訳ございませんでした。」と謝罪しています。

このように、たまたまそばにいた市民の方からも「態度の横柄さ」を指摘されるような資質の持ち主であるということは、池田教育総務課長の「不都合な真実」であると言えるでしょう。「上尾市学校施設更新計画基本計画=学校統廃合計画」策定の際にも、そういった面は何度も見られたのは、教育委員会定例会を傍聴したり、地域説明会に参加した方はお気づきだと思います。

引用があったため、だいぶ長くなりましたので、今回はここまで。
一記事4000字までと決めていますが、だいぶオーバーしました。

次回は、「小中一貫校」の視察の問題&10月21日の教育委員会を傍聴しての感想等をお伝えします。