<住民監査>教育長本人からは何も聞いていなかったことが明らかに。

 驚きました。記事No.92でお伝えした<住民監査請求>の監査の過程で、肝心な教育長に対して、監査委員の誰も、ひと言も本人に事情を聞いていなかったことが情報公開請求で明らかになりました。今記事では、このことについてお伝えします。

記事No.95

■これで「監査」と言えるのでしょうか?
 ブログ筆者は、住民監査請求の結果に疑問を持ち、以下の内容で情報公開請求をおこない、本日(7/10)その「処分」が監査委員事務局から通知されました。

情報公開請求内容
教育長に対して、誰が(すなわち、監査委員の誰が事情聴取したのか、それとも監査委員事務局が事情聴取したのか、また、監査委員が事情聴取した際に監査委員事務局が立ち会ったのか)、いつ(日付)、どのくらいの時間をかけて(所要時間)、どのような内容で監査をおこなったのか、上尾市教育委員の立ち合いはあったのか、市教委事務局職員他の立ち合いはあったのか、それは誰なのか、監査の経過で示された文書や資料は何なのかが判別できる文書・資料等。

この請求に対しての「処分」がこちら⇒ 行政文書非公開決定通知書

つまり、市民目線では考えられないことですが、<監査委員の誰も教育長本人に事情を聞かなかった>ということがバレてしまったということになります。

■多すぎる「知らされていない情報」
 一方、総務課と教育総務課への監査の様子について、情報公開請求で分かった事実があります。今回の住民監査請求のポイントになる〈事情聴取〉を見てみましょう。監査委員と職員とのやり取りに注目してください。

監査委員 連日松本まで日帰りで公用車を使用したことについて、どう考えるか。
総務部次長 住民監査請求があったことを重く受け止め、使用に際し疑念を持たれないようにしなければならない。
監査委員 本日聴取した内容を踏まえ、今後監査を進める。後日改めて追加調査をすることもあるので、協力をお願いする。
監査委員 今回の松本について公用車を使用する正当性があったのか。
前教育総務課長 教育長は3月から4月にかけて連日公務が続き、体調がすぐれないこともあり心配だったこと、電車の乗り換えによる体の負担を考慮したこと、公用車の中で書類に目を通したり、挨拶を考えたりすること。10日は教育長が戻り次第、打合せを数件予定していたこと、公用車の方が効率的で機動性、迅速性がある。そういうことも含めて公用車の使用を判断。運転手を通して車両を押さえてもらった。
監査委員 健康面の配慮ということだが、1か月先まで予測できたか。
前教育総務課長 先のことは予測できないが、教育長は連日公務が続き、体調がすぐれないこともあり心配だったので、健康面を考えて車両を押さえた

 ここまで読んで、前教育総務課長の発言に「はあ??」と思った方も多いと思います。「3月から4月にかけて連日公務が続き、体調がすぐれないこともあり心配だった」のであれば、松本なんか行かなければよかったのではないですか? もともと、関東都市教育長協議会総会なのですから、事業報告や計画、決算報告に予算など、お決まりの総会、夜は懇親会というパターン。記念講演は松本市長だったことを考えれば、「不要不急の出張」とも言えます。
電車の乗り換えによる体の負担を考慮したこと」は、教育長が都内某所から毎朝電車で通勤しているのを考えたら、全くナンセンスな言い訳でしかありません。
公用車の中で書類に目を通したり、挨拶を考えたりする」のは、公用車でなければできないことでしょうか? 教育長が公用車の中で挨拶の練習をしている図は、想像したくもありませんが。

 さらに、住民監査請求に至った市民には知らされていない情報の存在が明らかになりました。以下はそのやり取りです。

監査委員 請求人は公務にあたって効率的かつ安価を主張しているが。
教育総務課長 経費面では検討しなかった。ガソリン代高速料金等は総務部が負担するので、比較計算はしていない。
監査委員 運転手はなぜ日帰りだったのか。運転手が宿泊した場合に、どこの部署が負担するのか。
教育総務課長 電車から公用車で行くことに変更したため運転手の宿泊は予定していなかった。
監査委員 昨年9月の決算委員会で公用車の使用についての質問が議員からあったが。教育長が公用車を使用する何らかの基準はあるか。
前教育総務課長 具体的な基準はできていない。
監査委員 前回の住民監査請求を受けて、教育総務課の改善点は。
教育総務課長 年次休暇や振替などのシステム管理。復命書の作成及び情報提供、教育委員会への報告の徹底を図った。
監査委員 今回の住民監査請求を受けてどう考えるか。
前教育総務課長 出されたことを重く受け止めている。

 やり取りの中にある、「電車から公用車に変更された」ということは、ブログ筆者は全く知らされていませんでした。もし事前に知っていれば、監査請求の文面も大きく変わっていたと言えます。
また、このやり取りには「前教育総務課長」と「教育総務課長」が登場していますが、「前」課長が答えるべきところを、「現」課長が答えているのにも疑問符が付きます。

 事情聴取に答えている「前教育総務課長」とは、この中でも触れられていますが、昨年9月の決算特別委員会で議員から「教育長の公用車の使用について」の質問がされたにもかかわらず、そのことについて答弁しなかったM氏です。これらのやり取りは、2020.05.22の「第3回監査委員会議結果」にも示されています。

前回の監査結果を受けて改善された点もあったが、公用車使用に関しては改善していない。このことは市議会の決算特別委員会で質問があったが、対応を怠っていたため答弁をしていない

  実はこのことが今回の住民監査請求の肝心な点でもあったのですが、監査委員が「第4回監査委員会議結果」で、次のように判断しているのは、今回の問題の本質を逃したと言えます。

公用車の基準策定を行っているという陳述について。
住民監査請求は違法・不当な財務会計行為を対象。基準がないことについては対象外。

 2019年2月の住民監査請求の結果、「教育長の服務関係等について改善が見られたかどうか」について質問し、実際に改善されていることを肯定的に捉えているはずなのに、今回の住民監査の最も重要なポイントである「公用車の使用についての基準」が無い点については、なぜ対象外としてしまったのか、この判断は、どう考えても監査委員の大失策と言えます。

◎以上のように、住民監査請求の結果を疑問に思い、さらに情報公開請求をおこなったことによって、新たな事実が判明しました。それと同時に、新たな問題点も明らかになってきました。ブログ筆者は、引き続きこの問題について強い関心を寄せていきたいと考えています。

どうなっているの? 公民館等の利用についての疑問

 市内の公民館を利用される方にとって、コロナ禍の影響は大きく、当ブログにもコメントが寄せられています。今記事ではそれを紹介しながら、見えてきた問題についてお伝えします。

記事N0.94

■当ブログに投稿されたコメント
 前記事に寄せられたコメントは次のとおりです。

公共施設利用に関して(Kさんより)
  いつも上尾公民館を利用してサークル活動(高齢者)をしています。コロナ問題で暫く閉鎖となり、じっと我慢をしていました。国の緊急事態宣言が解かれ、やっと施設を借りられると思っていましたら、「公共施設を利用する場合」は、「予約段階で参加者全員の名簿を提出すること」が強く主張されており、これなくしては申し込みも出来なくなりました。コロナ感染対策の一環とのことですが、公共施設の利用は憲法にも保障された「集会の自由」個人情報の保護」からしても行きすぎだと思います。聞けばいくつかの市町村でもこうした事態が起きているようです。
文科省が5/14付でガイドラインをメールしたとのことですが、県とかしの対応がそれに支配されているのかわかりません。少し調べて、対応の行き過ぎを直していかねば、市民的権利の侵害につながります。

 コロナ禍で長く待たされて、やっと再開館したと思ったら、公民館の使用にあたって厳しい条件がつけられている、という趣旨のコメントです。
Kさんご指摘のとおり、市民や利用者は、「お上」の言うことを聞かなくてはならないような雰囲気があります。公民館は市教委(担当は生涯学習課)の管轄ですが、<コロナ感染防止>がまるで《錦の御旗》のような役割を果たしていて、市民が要望・意見を言えないのをいいことに、イベントや催しを中止してきたように思えます(今後も続く可能性が大いにありますが)。

■減らされた公民館利用者の定員
変更された<新定員>はこちら⇒ 公民館新定員(上尾市教育委員会HPに掲載されています)
ほとんどの公民館施設は、8月までは3分の1、9月以降は半分になっています。ただし[集会室兼体育室]のように、旧定員は200人だろうが300人だろうが、新定員は8月までは50人、9月からは70人としているケースもあり、あまり根拠は無さそうにも見えます。

■市民として調べてみましょう
 Kさんは「少し調べて、対応の行き過ぎを直していかねば、市民的権利の侵害につながります」と述べておられますが、非常に大切な指摘であると思います。

 ブログ筆者は、これらの疑問について情報公開請求いたしました。それがこちら ⇒   イベント中止と公民館定員
調べたり、市に意見を伝えたりするには〈市長へのはがき〉の投稿という方法もあります。肝心なのは、「おかしい、と思ったらとにかく声をあげる」ということではないでしょうか。

◎情報公開請求の結果については、わかり次第、当ブログでお知らせしていきます。様々な情報提供やご意見、疑問などをお寄せください。

違和感を覚える「広報あげお 7月号」の表紙

 配布された「広報あげお7月号」の表紙。一見しただけなら「学校が再開したんだな」と思うかもしれません。しかしながら、ブログ筆者は違和感(というより、「疑問」を通り越しての「疑念」)を覚えます。今記事ではそのことについてお伝えします。

記事No.93

■「今月の表紙」説明に書かれていることは?
 「広報あげお 7月号」の表紙はこちら⇒ 7月号表紙
小学校低学年(1年生かな?)とおぼしき子どもたちが全員手を挙げている、一見<微笑ましい写真>にも見えます。
ただし、表紙の裏(2頁)の説明を読むと、疑問が生じます。そこには、次のような[説明]があります。

◎今月の表紙
 今月の表紙は、6月5日の大石南小学校の授業風景です。久しぶりに再開した学校は、マスクの着用や席の間を空けるなど、新型コロナウイルスの感染対策を徹底。子どもたちは、先生の授業を熱心に聞いていました。

(朱書きはブログ筆者によります)思わず読み飛ばしてしまいそうになる表紙の[説明]ですが、疑問に思うのは「席の間を空けるなど」という箇所です。字面だけ見れば確かにそうかもしれませんが、写真が撮影された大石南小学校の6月の予定を確認してみると ⇒  学校だより 6月号
この《大石南小学校だより 6月号》の2頁目、[6月の予定]では撮影当日の日程は次のようになっています。

6月5日(金) 分散登校4 時間授業(B)

 また、分散登校(B)の説明は、「小敷谷、団地、学区外」となっています。つまり、この日は分散登校であり、約半数の児童しか登校していなかったことになります。「席の間を空ける」のは、分散登校で児童が少ないのですから、当たり前のことなのです。
そう考えると、「学校でも密を避ける工夫をしているという画像を撮りたい一心で、わざわざその日を選んで学校に行ったという可能性も考えられます。
児童が全員登校する6月1日や6月12日に行かずに、分散登校の日に行っていること、また、「今月の表紙」の説明で「席の間を空けるなど」と書いていることに、広報広聴課の[編集方針?]が透けて見えます。言うまでもありませんが、学校側には何らの意図も無く、当初の予定通り児童の活動をおこなっただけでしょう。
広報広聴課自らが「欲しい《絵》」をカメラに収めるためには、40人近くいる「密」な学級よりも、分散登校で十数人しかいない学級を下調べして、該当する学校に出向いた、ということは十分に考えられます。だとすれば、「密」になって困っている学校の実態が隠されてしまうでしょう。市民としては、「なぜ40人定員ギリギリの学校へ取材に行かないのか」という疑問(疑念)も生じてきます。

■写真掲載の[編集方針?」を確かめます
 ブログ筆者は、今回の「広報あげお 7月号」の表紙の写真の掲載にあたっては、広報広聴課による作為的な意図が働いたのではないか、という「疑念」を持っています。
では、どうするか」まず、情報公開請求で、誰がどのように許可を出したのか(文書不存在になる可能性もありますが)、なぜ6月5日に「分散登校」をしている大石南小に行ったのか、広報広聴課としての「編集方針」はどういうものであったのか、それらについての開示を求めていくことが考えられます。加えて、「市長へのはがき」経由で市長に確かめてみる方法もあります(この6月議会で、市長は「情報公開の必要性」と、「市長へのはがきは全部目を通している」と答弁していましたので)。

 市の公的施設の再開にあたっては、利用者の定員を減らすなど、様々な「工夫」がされているように見えます。ところが、そのような動きの中で、疑問点も見えてきています。それについては、次回以降お伝えしていく予定です。

監査委員は「悪行をなす執行機関の防壁にすぎない」のか?(追記あり)

 先日来、当ブログでお伝えしてきた<住民監査請求>の結果が監査委員(事務局)から公表されました。結論から言えば「監査委員側が、恣意的に公用車を使用する教育長を守った」ことになりますが、この結果から、上尾特有の問題も含めて、様々な問題が見えてきました。

追記
当ブログ「お問い合わせ」等を経由して、ご意見やご感想などをいただいています。

「金額は小さくても、どんな監査結果がでるか大いに注目しています」(T.Sさん)
「定期的に勉強させて頂いてます。これからも定期的に拝見させて頂ければと思います」(T.Kさん)
 ご意見・ご感想、ありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします(ブログ筆者より)。

記事No.92

■<住民監査請求>の結果と問題点は?
 6月22日、ブログ筆者は上尾市監査委員事務局から「住民監査の結果を渡すので、市役所に取りに来てほしい」と呼び出されました。その結果は、すでに監査委員事務局のHPに掲載されています。
この結果にかかる問題点や疑問点については、次のように整理できます(朱書き等はブログ筆者によります)。

(監査結果)《事実関係の確認》4頁
関係職員への事情聴取によると、本件出張にあたっての公用車の使用は、適正な手続きにより行われているとのことであった。
(上記監査結果についての問題点・疑問点など)
適正な手続き」とは何か?
教育長が宿泊している間に上尾まで公用車をトンボ返りさせることが「適正」なのか?
(監査結果)《判断》
公用車の使用そのものについては、公務を機動的かつ円滑に務めるための移動における迅速性の確保等の観点から広く裁量が認められるものであって、移動距離や所要時間のほか、さまざまな事情を勘案し決定されるべきものであると考える。
(上記監査結果についての問題点・疑問点など)
総会会場のホテルは松本駅の目の前にあり、しかも2日間会場変更はしていない。電車のほうが安全性が高く所要時間も変わらない。ゆえに「公務を機動的かつ円滑に務めるための移動における迅速性の確保」というのは理由にならない
また、「さまざまな事情を勘案し」と監査の判断として述べているが、それが何かについては全く言及されていない
(監査結果)《判断》
他の交通手段との経費の比較のみによって、直ちに地方自治法の規定に抵触し、違法又は不当であったとまでは言えない。
(上記監査結果についての問題点・疑問点など)
少なくとも2倍以上経費がかかっていることは事実である。
さらに、教育長による恣意的な公用車の使用について「判断」しないのは適正な監査なのか?
請求人は、2020年4月1日に定められた《上尾市監査基準》第2条(財務監査) 財務に関する事務の執行及び経営に係る事業の管理が法令に適合し、正確で、最小の経費で最大の効果を挙げるようにし、その組織及び運営の合理化に努めているか 監査すること 。
以上を信頼して住民監査に至ったものであり、上記「判断」は市民の監査委員に対する信頼を著しく損ねるものである。

 以上整理しただけでも、今回の住民監査結果は不当極まりないものであることは明白です。ブログ筆者は、疑問点を指摘したうえで、監査の中身について情報公開請求をしていくつもりです。

■実は触れられたくない話題だったのか?
 上尾市の公用車は、市長と市議会議長は専用車。副市長と教育長は総務課が管理するエスティマとカムリを空いている時に使うことになっています。また、監査委員は3名。内2名は税理士の方で、あとの1名は「市議会議長経験者」(つまり、以前公用車を使う立場にいた方)です。
今回の住民監査請求の本質は、《教育長が恣意的に公用車を使用していることに対する市民からの疑念》ということに集約できます。
あくまでもブログ筆者の推測ですが、監査委員の方の中で、「(市長や議長の公用車使用に繋がるかもしれないので)、教育長の公用車の使用については、あまり突っ込んでほしくない」と考えた方がいたとしても不自然ではないでしょう。

■文献や事実関係を通じての指摘は?
住民監査請求の提起件数と監査結果(2016~2017年度)として、次のようなデータがあります。
(『地方自治月報』59号。全国市区町村分)。 

市区町村 合計 1,221件   100.0%
取り下げ 26件 2.1%
却下 579件 47.4%
棄却 527件 43.2%
勧告 41件 3.4%
合議不調等 5件 0.4%

 ごらんのように、「勧告」にたどり着くのは、わずか 3.4%です。ですから、ブログ筆者も請求人の一人に名を連ねた、例の「ブロック塀事件」の住民監査請求が「勧告」となったのは、極めて数少ない例と言えます。むしろ今回のような「棄却」が普通とも言える状況なのです

田中孝男『住民監査請求制度がよくわかる本』公人の友社,2017年では、このような状況について、「勧告」が少なすぎると指摘したうえで、次のように警鐘を鳴らしています。

このようなことが続けば、住民からも、識者からも、監査委員は悪行をなす各執行機関の防壁にすぎないとの不信感を助長しかねません。

 この指摘のとおりであり、今回のようなことが続くと、市民にとって監査委員とはどういう役割を果たしているのか、ということになってしまうでしょう。
この4月から「監査基準」を作ったのですから、実効ある監査をおこなってもらいたいと思います。

<コロナ議事録問題>が市議会で取り上げられました。

 前記事でお知らせした<コロナ議事録問題>が、6月22日の上尾市議会本会議で取り上げられました。今記事では、そのことについてお伝えします。

記事No.91

■池田議員による質問と市側の答弁
前記事でもお伝えした、上尾市のコロナ専門家会議の議事録の問題について、上尾市議会本会議で池田達生議員により質問・要望がされました。市議会録画はこちら(6月定例会,6/22の5番目。42:27~)。

<市民に開かれた市政へ>
上尾市がどんな市政をおこなっているのか、市民にとって風通しのよい明朗な市政が求められています。そのためには、市の情報をわかりやすく公表・公開することが大事と思い、質問します。
※以下、コロナ会議録に関する部分を書き起こし
池田議員(以下、池田):上尾市の新型コロナウイルス専門家会議は4月28日に第1回会議がおこなわれています。以後何回開催されているでしょうか。
石川健康福祉部長(以下、石川):第2回目の専門家会議は開催されておりません。
池田:本部対策会議は第28回まで開催されていますが、上尾市の新型コロナウイルス専門家会議は1回だけということです。その際の会議録は作成されているでしょうか。
石川:第1回専門家会議の会議録につきましては、市のHPに掲載をしております。
池田:HPを私も見ました。しかし、主にはPCR検査センターの設置についての意見交換とのことで、上尾市医師会、歯科医師会、鴻巣保健所(欠席)、市長、副市長、教育長、関係担当部長などの出席と、あと、会議の内容のタイトルだけが載っているのみです。「会議の内容」には、PCR検査の実施についての意見交換、感染者や家族へのフォローアップについての意見交換、救急搬送における感染予防についての意見、これらを伺ったと。あと、保健事業について再開する際の注意事項を助言いただく、とあります。どれも非常に重要な内容です。「なぜドライブスルーになったのか」、さきほども出ておりました発熱外来はどう議論されたか、などなど議論されていたと推測されます。しかし、どなたがどのような発言をしたのか、内容は一切記述がありません。これは、国と同じではないでしょうか。これに対して、埼玉県は非常に詳しく、一言一句詳しく公開しております。上尾市には《上尾市会議録作成要領》が定められています。その中で<市の業務の遂行に当たって、問題が発生し、又はそのおそれがある場合についての解決等の検討若しくは計画立案の時は会議録を作る>、とあります。今回のコロナウイルス感染の問題では、まさに緊急事態であり、会議録を作るのは当然と思います。この《作成要領》ではこのような時は特に詳細な記録が必要としているのです。また、発言の内容はもちろん、発言者は誰々委員、と表記する、ということがきちんと記されています。
市民あるいは後世の市民が、この会議からどのような教訓を得るのか、後世の検証のためにも、これは発言者と内容を正確に記録し内容を公表するよう、これは強く要望します。
次に、保存年限は何年ですか。
石川:保存年限につきましては、《上尾市文書取扱規程》を基に、5年間といたしました。
池田:先ほど述べましたように、発言者・発言内容がきちんと記載されていれば、5年はあまりにも短いと思います。《上尾市文書取扱規程》では、重要度に応じて5段階に分けています。最高は11年以上、10年、5年、3年、1年となっています。
まだコロナは終息していません。今回のような事態がいつまた来るかわかりません。今回の教訓を最低11年以上は保存し、教訓を後世に伝えるよう、会議録の内容の正確な記述と保存とともに要望いたします。
朱書きはブログ筆者によります。

以上のとおり、池田質問は当ブログ記事でお伝えした「コロナ会議議事録」の問題について、上尾市の不備を指摘し、きちんと議事録を作成するように要望する内容となっています
池田議員には、当ブログ記事についての問い合わせもいただき、記事の趣旨もお伝えしましたが、市議会で取り上げていただき、感謝しております。
一方、同じ日に別の議員から「対策会議の議事録は作成しているのか」という質問もされましたが、健康福祉部長の「会議録を作成し保管しております」という答弁について、残念ながらそれ以上深堀りされることはありませんでした。

■問題を多くの市民と共有することが大切
 池田議員は、質問の最後で「市民に開かれた市政」について市長に見解を求めています。畠山市長は次のように述べています。

…情報公開を推進し、市民のみなさまが市政に関心をもち、参加(参画)していただけることは、よりよい市政を実施するにあたり、大変重要であると認識しています。

  市長のこの発言が<絵に描いた餅>にならないように、上尾市役所の全職員に情報公開の重要さを徹底してもらいたいと思います。

<コロナ対策&専門家会議>の議事録問題を市議会で取り上げてください。

 上尾市議会〈本会議〉での一般質問とそれについての答弁、前半の3日間分(6/17~6/19)を市議会HP[最新の録画]で見ましたが、<台本読み>ばかりで、緊張感に欠ける質疑が多かったというのが感想です。来週の市議会ではブログ筆者が関心を寄せる〈コロナ対策&専門家会議〉の議事録についての質問と答弁を望みます。

記事No.90

■〈持ち時間〉一杯質問してほしい。
 今週(6/17~6/19)の市議会本会議での質問者は15名。質問時間は最短27分~最長57分となっています。《30分かそこらで質問を打ち切ってしまわず、時間一杯使って質問すればよいのに》とブログ筆者は思います。中には<台本読み>に終始するあまり「スミマセン、ひとつ飛ばしてしまいました」などと質問事項を抜かしてしまう議員もいました(この議員は、「33回目の質問です」などと言っていましたが)。これに対し、答弁する側も手元のメモを棒読みするだけなので、聞いていても、市側の《本気度》が伝わってきません。
6月22日からの一般質問では、とりわけブログ筆者が関心を寄せている<コロナ対策会議&専門家会議>の議事録問題について、ぜひ取り上げて質問をしてもらいたいと思います。

■市民も呆れる〈コロナ対策本部会議〉
当ブログ<お問い合わせ&情報提供>経由で寄せられたご意見をご紹介します(朱書きはブログ筆者によります)。

差出人:Kさん 
題名:上尾市の新型コロナウイルス対策本部会議について、市長へのはがきで質問しました。
問い
「市民生活及び地域経済に及ぼす影響を最小となるようにする」という目的について、対策本部会議で議題に上がったのか、上っていないのかを明確にお答えくださ い。また議題に上がっていた場合は、詳細な議事録をお示しください。
市回答
「市民生活及び地域経済に及ぼす影響を最小となるようにする」という目的そのものについては、議題として直接上がってはおりません。
以下私見です。
上尾市では新型コロナウイルス対策は、「上尾市新型インフルエンザ等対策行動計画」に基づき進めるとしています。
上尾市新型インフルエンザ等対策行動計画は目的として、感染拡大を可能な限り抑制することと、『市民生活及び地域経済に及ぼす影響を最小となるようにする』と上げています。そして「上尾市では、新型コロナウイルスの国内における感染拡大を踏まえ、庁内 の連携体制を強化して取組を推進するため、2月28日に新型コロナウイルス対策本部を設置しました」とあります。(上尾市ホームページより)
市長を本部長とし各部長を本部員として構成され20回以上開かれている新型コロナウイルス対策本部会議で、上記の目的について一回も議題に上っていないとは・・・
市民のためにどうすればよいのかを普通は自分の頭で考えるのでは、「議題に上がっていません」と平然と答えられる神経に上尾市政の問題の深さを感じます。

 Kさんの指摘にもあるように、<「市民生活及び地域経済に及ぼす影響を最小となるようにする」という目的そのものについては、議題として直接上がってはおりません>、と平然と言ってのける上尾市の姿勢について、「本当にそれでいいのですか?」と市議会でも質問していただきたいものです。

 当ブログの前の記事を読んだ議員の方からの問い合わせも来ていますので、6月22日の上尾市議会での一般質問に注目してみたいと思います。

さいたま市教委による「一斉拍手の強要」続報

 6月15日、さいたま市教育委員会により、子どもたちが「医療従事者に向けて」ということで一斉拍手を強いられたことについて、その後の新聞報道等により、様々な事実がわかってきました。今記事では、このことについてお伝えします。

記事No.89

■「拍手の強要」その後
 学校再開早々、さいたま市立の小・中・高で「医療従事者」に向けた一斉拍手の問題を、埼玉新聞が取り上げています。

新聞記事では、各学校での一斉拍手後、①さいたま市議会の文教委員会で説明がされたこと ②市教委「幹部」が「タイミングがここで良かったのか、心がこもった拍手になったのか、真摯(しんし)に受け止める」と発言していること ③発案者とされる細田教育長はこの文教委員会に欠席したこと ④16日までに電話やメールで69件の問い合わせや意見が寄せられたこと などが明らかにされました。

また、朝日新聞埼玉版でも「配慮足りぬ面あった」という見出しでこの問題について報じています。

市教委の副教育長が「真摯に受け止める」などと発言しているのは、まるでアベ首相の答弁を真似しているようで、とても素直に受け止めることはできませんが、市民らから多くの意見が寄せられたことでこの発言になったと思われます。

■「待ってください、教育長」となぜ言えぬ?
 細田教育長の発案とは、「医療従事者に向けて子どもたちに拍手をさせよう」とでも言いだしたということだと思われます。しかしながら、学校再開後いきなり、というのは、教育長個人のパフォーマンスと言われても仕方ないでしょう。

 たとえば、児童会や生徒会で話し合いをして、どういう感謝の仕方があるのか、また、感謝する相手は「医療従事者」だけでよいのか、そのほかにも感謝する相手はたくさんいるのではないか、など子どもたちに自ら考えさせれば、学校ごとに違う取り組みになるのが自然なことです。

 細田教育長がそんなことを言いだしたら、周囲の職員が、「ちょっと待ってください。もう少し子どもたち自身に考えさせても良いのではないですか?」などと、なぜ言わないのでしょうか?

 このあたりの状況は、上尾市によく似ています。
上尾でも、池野教育長の「デタラメ服務」を許したり、公用車の恣意的な使用について周囲の職員は誰も何も言わなかったことが、住民監査請求に繋がっています。今回の「一斉拍手」問題は、上尾市教委もさいたま市教委も同様な状況に置かれている、ということが表面化したと言えます。

さいたま市教委は「押しつけの感謝の拍手」を止めるべきです(追記あり)。

 お隣のさいたま市では、明日の同じ時刻(6/15   10:00)、医療従事者に向けて「感謝の気持ちを込めて」子どもたちに一斉に医療従事者に向けて拍手をさせるそうです。ブログ筆者はこうした明らかな「押しつけ」には反対です

(追記2)香山リカさんがツイッターで発信しています。


(追記3)東京新聞の記事では、「感謝の強制?市民らから疑問の声」が寄せられたと伝えています。(追記1は文末に記載)

記事No.88

さいたま市教委の説明は?
報道機関に向けて発表された内容はこちらです ⇒ さいたま市教委記者発表
この「取り組み」なるものには、多くの疑問符が付きます。

①さいたま市立小・中・高等・中等教育・特別支援学校(168校)を総動員しての「取り組み」ということですが、誰がどう見てもこれは明らかに「押しつけ」です。さいたま市の保護者からは、こんな声も発信されています。

月曜日、医療従事者の方への感謝を込めてみんなで教室で拍手するんだって。茶番。気持ち悪い。でも市教委からの命令だから授業を中断してやるよ。時間も決められてるからね。うちのクラスだけやらなかったら後で何言われるかわからないし。
#さいたま市 #拍手 

 確かにこれは「茶番」と言えるものです。何よりも、子どもたちのほうから「こうしよう」と声を挙げたわけではないからです。一方、学校では「主体的・対話的で深い学び」ということがさかんに言われています。文科省の資料によれば、次のように説明されています。

「主体的・対話的で深い学び」の目的は、子ども達が生涯にわたり能動的(アクティブ)に学び続けるようにすること。
そこで子ども達が学習内容を深く理解し、必要な資質と能力を身に付けられるよう、学習の質向上に向け授業の進め方を改善する。

 では、月曜日に行われるという<Clap for Carers>は、果たして「主体的・対話的で深い学び」に結びつくでしょうか。答えは「否」と言わざるを得ません。明らかにさいたま市教委による押しつけのイベントだからです。

②<Clap for Carers >の意味は?
さいたま市教委は、「児童生徒が学校から、医療従事者の方々へ感謝の気持ちを込めて拍手を送る」と説明しています。イギリス発祥とも言われている(諸説あり)このイベントですが、<Carers> の意味を、さいたま市教委は正確に捉えているのでしょうか。
Carers (あえてカタカナ表記にすれば「ケアラーズ」)は、手元の辞書を引くと、「《英》(病人・老人の)世話[看護]をする人」となっています。ですから、「医療従事者の方」だけではなく、当然ですが「介護に携わる方」も含まれます。4月2日にイギリス全土でおこなわれたイベントでは、医療従事者、介護従事者、緊急サービス、配達ドライバー、店で働く人々、教師、廃棄物収集業者、製造業者、郵便局員、清掃業者、獣医、エンジニアなども含まれています。
もちろん、医療に携わる方たちへの感謝の念は忘れてはならないのは当然ですが、それ以外にも、多くの方がコロナ感染を防ぐために努力しているのです。さいたま市教委は、そのことについても子どもたちに説明すべきです。
なお、<Clap>は名詞では「拍手」、動詞も「拍手する」という意味ですが、各学校の校長さんは、ALT(英語指導助手)にこのイベントについて説明する際に、<Clap>を<Crap>つまり[L]を[R]と発音してしまうのは絶対に避けてください。なぜなら<Crap>は①愚かな考え②駄作③うんこ という意味だからです。

③「オンラインミーティング」参加小中学校は?
 どうやら、大宮の桜木小と浦和の岸中がオンラインミーテイングに参加させられるようですが、桜木小 学校だより(6月2日更新)にも、岸中学校のHPにも、全くこのイベントについて触れられていません(ブログ筆者の最終閲覧日 6/14  15:00 )。イベントの前日になってもそれぞれの学校のHPに掲載されていないことから、これは明らかにさいたま市教委が両校に半ば強制的に参加するように伝えたと推測できます。

(追記)朝日新聞(デジタル版)で、この問題についての報道がされています。新聞記事には、<「唐突で、なぜ拍手を送るのか子どもは理解していないかもしれない」と話すのは40代女性教員。「子どもたちからやりたいとなったわけではないし、周囲でも『感謝の気持ち』は指示されて生まれるものなのかという話が出ている」と言う。50代の男性校長も「ポーズっぽくて嫌だなという思いはある」と明かすが「深く考え出すと『私はやらない』という人も出てくる。良い風に解釈し実施したい」と語った> とあります。校長の話の中で「深く考えだすと『私はやらない』という人も…云々」というのは、「主体的・対話的で深い学び」を強調することと明らかに矛盾するものです。

*以上の理由から、さいたま市教委は、月曜に予定されているイベントを中止すべきだとブログ筆者は考えます。また、今のところ上尾ではこのような動きは見られませんが、さいたま市教委の真似をするということも十分考えられます。引き続き関心を持って見ていきたいと思います。

上尾市の教育委員の方々に手紙で質問しました。

 このブログのコンセプトは市民的視座から上尾の教育行政&市政を考えよう」です。上尾市の言わば「不都合な真実」を指摘し、市民に向けて発信することはとても大切なことですが、ブログ筆者は、それに加えて「では、ひとりの市民としてどうするのか」についても模索していきたいと考えています。具体的には「情報公開請求」や「住民監査請求」を通じて、行政の抱える問題点を認識させ、改善に繋げるという方法もありますが、今記事では、教育委員の皆さんに手紙で質問したことについてお伝えします。

記事No.87

■教育委員に出した手紙とは
 手紙は「上尾市役所7階 教育総務課気付 〇〇 様[親展]」として6月2日に郵送しました。差出人はブログ筆者の個人名で、受取人は細野宏道氏(教育長職務代理者)、中野住衣・大塚崇行・内田みどり・小池智司の各氏(いずれも教育委員)の計5名です。
以下、その手紙の内容です(例示では細野氏宛になっていますが、文面はみな同じです)。

上尾市教育委員会 教育長職務代理者 細野宏道 様

突然の手紙で失礼いたします。
私は市内〇〇在住の〇〇〇と申します。

以前から上尾市の教育行政については、ひとりの市民として深い関心を寄せております。
お忙しい折、大変恐縮ではありますが、以下のことについて、細野様のご意見をお伺いしたく、このような手紙を差し上げることをお許しください。

質問は次ページとその次のページの二つあります。この便箋に直接ご意見等をお書きいただき、同封した返信用封筒に入れて送り返していただくか、あるいは下記メールアドレス経由でお答えいただくか、いずれかの方法でご返送(返信)していただければ幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます

差出人の住所/氏名/電話番号/メールアドレス

質問その1)
上尾市教育委員会教育長である池野和己氏にかかわる服務関係や市の公用車の恣意的使用について、2019年2月および2020年4月の計2回、住民監査請求(上尾市職員措置請求)が提出されていることをご存じですか。
 また、2019年2月の住民監査請求について、上尾市監査委員から池野氏に対して厳しい指摘がされていること(監査委員事務局HPに掲載されています)をご存じですか(ご存じでしたら、そのことについてどうお考えですか)。
 さらに、文科省が「教育委員会制度の在り方」において言及している「レイマンコントロール」について、細野様のご意見をお聞かせください。
(どちらかに〇印をつけたうえで、ご意見をお願いします)
※用紙不足の場合は裏面にお書きください。
お名前 細野宏道 様
(  )住民監査請求がされていることは知っていた。
(  )住民監査請求がされていることを知らなかった。
……………………………………………………………………
(ご意見等をご自由にお書きください)
(質問その2)
コロナ禍の影響により、市内の幼稚園、小・中学校は6月から授業が始まりましたが、夏休みが大幅に短縮されたり、土曜授業をおこなうなどとされています。
しかしながら、このような非常に重要な決定に際し、臨時の教育委員会が開催された痕跡はありません。
地教行法第14条第2項の規定からすれば、上尾市の場合は教育委員2名以上の請求で臨時教育委員会が開催できるようになっています。他の自治体では臨時の教育委員会を開催して6月以降の方針を決定したところもありますが、なぜ「上尾市教育委員会(教育長と5人の委員により組織され、教育、学術および文化に関する事項について大所高所からその基本的な方針などを決定する合議体)」はそうした臨時教育委員会を開催しなかったのですか。
(ご意見等を自由にお書きください)
※用紙不足の場合は裏面にお書きください。
お名前 細野宏道 様
……………………………………………………………………

※質問その1の「レイマンコントロール」とは、文科省「教育委員会制度について」では、次のように説明されています。

住民が専門的な行政官で構成される事務局を指揮監督する、いわゆるレイマンコントロールの仕組みにより、専門家の判断のみによらない、広く地域住民の意向を反映した教育行政を実現する。

■手紙の返事(返信)はいかに?
以上の手紙は6月2日に投函しましたが、今のところ返事は来ていません。教育委員と言えども、頻繁に教委事務局に顔を出しているわけではないでしょうが、「教科書採択の事前学習」のために6月は教育委員会事務局に顔を出す機会もあると思われます。少なくとも次回の教育委員会定例会(6月24日)は出席するでしょうから、それまでには手紙を受け取るはずです(もちろん、教育総務課がすんなりと教育委員に渡すことが前提ですが)。ですから、遅くとも7月には何らかの反応(スルーされることも含めて)があると思いますので、結果についてはまたこのブログでお伝えします。

■図書館再開館についての教育長の回答は?
 以前の記事でお伝えした、教育長への質問の<回答らしきもの>がメールで届きました。発信者は「図書館文書主任」となっており、教育長の署名入りの返信ではありません。ただ、唯一文面の中で「」と記述されている箇所があるので、その部分についてお伝えします。

(質問&要望)教育長として、図書館が閉館していることで学ぶ機会が奪われている市民や図書館利用者に向けてメッセージを発出していただきたいと考えていますが、いかがですか。
(回答らしきもの ※教育長の署名無し) 図書館の休館により、市民の皆様には多大なご不便をおかけしております。しても早期の再開を望んでいることに変わりはありません。現在、図書館は、段階的なサービスの再開に向けて取り組んでおります。改めて、市民に向けてメッセージを出す予定はございませんが、新たな判断を行い、図書館から次のステップのご案内をさせていただきます。

 この「私」なる人物は、「図書館の長期間休館により、知る権利や学ぶ機会が奪われている市民や図書館利用者に向けてメッセージを発出していただきたい」という市民の質問&要望について、「市民に向けてメッセージを出す予定は無い」と冷たく言い放っています。きちんと署名をしたうえで返事をしないという<いい加減さ>も含め、「池野教育長なら、さもありなん」とも思いますが、残念な「返事」と言わざるを得ません。

子どもに学ぶ color-blind(人種偏見がない)(6/10 追記あり)

(6/10 追記)NHKが「これでわかった!世界のいま(毎週日曜日放送)」のツイッター動画を削除し謝罪しました。問題の動画投稿は、ハッシュタグで「抗議デモ」とつけられているにも関わらず、人種差別で発生する命の格差には一切触れず、経済的な側面のみを取り上げたものになっているとの批判が殺到していたものです。
先日の検察庁法改正についても、ツイッター等を通じて、幅広い国民から反対の声があがったことは紛れもない事実です。政権や公共放送について「おかしい」と思ったら、たとえひとりの市民であっても声をあげていくことは大切なことだとブログ筆者は考えています。

(以下、今記事)
毎日の朝食の際、録画した<攻略! abcニュース英語>を見ています(というより、ほぼ聴き流しですが)。トランプ政権に対しても客観的に報道しているアメリカのニュース番組だと思いますが、今朝放送した内容には引き込まれました。 

記事No.86

■<攻略! abcニュース英語>とは?
 最初に、この番組についての簡単な説明をしておきます。主にアメリカ国内で今起きているニュースなど(最近はコロナ関係の話題が多いです)を5分で伝える番組で、流れは、次のようになっています。

まず英語字幕付きでニュースが流れます。
次に日本語字幕付きで再度同じニュースが流れます。
さらに、字幕なしで同じニュースが流れます。
今日の重要キーワードについての解説が入ります。
最後にもう一度、英語字幕付きのニュースが流れ終了です。

 放送日は日曜を除く毎朝5:45~5:50で、以前は<abcニュースシャワー>という番組名でした。今までの動画を見たい方はこちら(子どもには人種偏見がない、などのタイトルが出ています)。
短いニュースを、都合4回聞くことになるので、最後の4回目は、「何となくわかったような気になる」のが特徴です。

■今朝のabcニュースが伝えた内容とは
 アメリカ・ミネソタ州で白人警官に押さえ付けられて死亡した黒人男性ジョージ・フロイドさんを悼む声と、人種差別に対する抗議の声は日増しに強くなっています。この問題を番組では子どもの目線から取り上げています。以下はその内容です。

英語版
The other powerful memorial was right here in Brooklyn today.
Thousands here kneeling in solidarity right here in this park behind me, remembering George Floyd.
And what the people who gathered here, the families, the parents who brought their children, what they told us about why they came.
The little girl named Eloise, who was brought here by her mother, Marissa Kayser.
And mom, why did you come today?
Because it’s just so important.
Her mother says for Eloise, her two best friends are black boys, that her daughter is color-blind.
And she is determined to keep it that way. She loves everyone so much that it’s hard for me to really be…..
Children do.
Year, so, I, like, I just feel like if you lead with love, then those conversations happen later.
同番組の日本語訳
ブルックリンの追悼集会でも- 大勢がひざまずいて連帯を示し、フロイドさんを悼んだ。
集まった家族や、子を連れた親に参加した理由を聞いた。
この女の子(Eloise)は母親に連れられて参加した。
「参加した理由は?」
「大切なことだからです」
女の子は黒人の友達と仲が良く、人種偏見が無いため、このまま育てたいという。
「娘はどんな人でも大好きで…..」
「子どもはそういうものですよね」
「愛を大切にして育てれば、人種は気にならないはずです」

 この訳で、今朝のニュースの大意は伝わると思います。
キーワードは、color-blind (人種偏見が無い)。現在アメリカで起きている問題を象徴している語だと思います。
ところで、動画を見た方はお気づきでしょうが、女の子が手にしているプラカードに、BLACK LIVES MATTER と書かれています。
この意味を解説したサイトがこちら。アメリカの歴史について考えさせられます。

上尾のコロナ専門家会議。「会議録の原本」は存在しない?!(6/3 追記あり)

 「歴史的緊急事態」に指定された新型コロナ問題。この対策を検討する政府の専門家会議の議事録が作成されていないという、とても信じがたいことが現在問題になっています(この問題は、リテラの記事に詳しく載っています)。

 一方、上尾市でも「新型コロナウイルス専門家会議」が立ち上げられました。ところが、その会議録については、国と同じような状況であり、大変「お粗末」であることが明らかになっています。今記事ではそのことについてお伝えします。

(6月3日 追記)記事へのコメントをいただきました。このブログを読んでくださっている皆さんと共有したいので、以下、コメントを追記として掲載いたします(ごく一部文章整理のため加筆しました)。

上尾市のコロナウイルス対策について疑問点があったため4月1日に市長へのはがきで何点か質問しましたがそのうちの一部です。
(問) 
上尾市の新型コロナウイルス対策は、「上尾市新型インフルエンザ等対策行動計画」に基づき進めるとのことですが、その計画のなかで、発生段階ごとの対策が示され海外発生期に「電話相談窓口設置」とありますが、設置されていないのは何故ですか。
(回答) 
電話相談窓口といたしましては、上尾市保健センターを中心として市にいただく相談に対応していきます。

(コメント主の感想)「上尾市新型インフルエンザ等対策行動計画」に基づき対策を進めるとし「新型コロナウイルス対策本部会議」を2月28日に立ち上げながら、計画通りに業務を進める気はないようです。

(問)
上尾市新型インフルエンザ等対策行動計画に目的として「市民生活及び地域経済に及ぼす影響を最小となるようにする」とありますので、当然そのことについて新型コロナウイルス対策本部会議で話し合われているはずですが、公開されている議事録に全く記載がありません。議題に上がっているのか、上がっていないのかご回答ください。議題に上がった場合は、詳細な議事録をお示しください。
(回答)
4月7日に開催した第17回新型コロナウイルス対策本部会議において、緊急経済対策として国が決定した経済対策の内容の確認と当市における所管課の決定をしております。
また、4月10日に開催した第17回新型コロナウイルス対策本部会議においては、新型コロナウイルス感染症の影響による困りごとの各種相談窓口について、広報あげおでの周知を検討し、5月号に掲載をしました。

(コメント主の感想)
①国の政策を待っているだけで、市としては何も真剣に考えていない。
②アリバイ作りのため会議をやったという事実が欲しいだけなので、議事録を作成する必要性を感じていないということが伝わってくる回答だと感じました。

※この問題についての市民の関心の高さと、上尾市の「いい加減さ」がはっきりと分かります。コメント、ありがとうございます。

No.85

■上尾市の「会議録」とはどういうものか
ブログ筆者は5月13日付で「上尾市コロナウイルス対策(専門家)会議」関連で情報公開請求をおこないました。最初は次のことについてです(朱書きはブログ筆者)。

①上尾市が主催する会議における「会議録」とはどういうものであるかについて、健康増進課として承知している内容が判別できる文書・資料等の開示請求。
非公開処分通知)上尾市が主催する会議における「会議録」とはどういうものであるかについて、健康増進課として承知している内容が判別できる文書・資料等は存在しない。よって公開できない。

 まず、上尾市が定義している「会議録」とはどういうものであるかを確認しました。これについて、上尾市では「会議録」を作成するための要領が示されています ⇒ 上尾市会議録作成要領
行政側としては、市民からこうした情報公開請求がされた場合、「作成要領がwebで公開されているため非公開とする」との処分を通知するのが当然なのです。ところが、はからずも「健康増進課は会議録のことについて何も知らない」ことが露見してしまいました。

 「上尾市会議録作成要領」によれば「市の業務の遂行に当たって、問題が発生し、又はそのおそれがある場合についての解決等の検討若しくは計画立案」の際は会議録を作成することになっています。まさに今の状況は「歴史的緊急事態」なのですから、会議録を作成するのは当然で、「特に詳細な記録が必要な場合」にあたることは明白であり、だからこそ「会議録作成要領」では、発言者についても「〇〇委員」などと表記するようにと書かれているのです。

■上尾市「専門家会議」の「会議録」とは?
次は「新型コロナウイルス専門家会議」関連の開示請求です。

②4月28日の「第1回新型コロナウイルス専門家会議」の「会議録」の原本(発言者の職・氏名と発言内容が判別できる、市議会や教育委員会の会議録と同様の会議録のことです)の開示請求。
非公開処分通知)「新型コロナウイルス専門家会議」の「会議録」の原本は存在しない。よって公開できない。

 まさに、国で問題となっていることが、上尾市でも起きています。つまり、webで公開している専門家会議「会議録」が、「会議録のすべて」だと言うのです。
これは「上尾市会議録作成要領」で謳われる発言者の氏名はおろか、発言そのものがわからないものです。強いて言えば「議事概要」とでも呼べばいいでしょうか。これでは、後世になって検証することができなくなってしまいます

■ハンコがベタベタ押された「起案文書」
 もうひとつの情報公開請求は以下のとおりです。

③公開されている「会議録」が、「合議の上、決裁を受けている」ことが判別できる文書の開示請求。
公開処分通知)「コロナ対策本部会議」および「専門家会議」についての起案文書(鑑)

 これについては、一応「公開処分」となりました。公開された文書の写しは これです⇒ 起案文書 鑑
問題は、発言者の職・氏名と発言した内容がそのまま書かれていないにもかかわらず、「これで良し」とした市(教育)行政の「幹部」たちの姿勢です。市長・副市長・教育長・各部長などのお歴々が、誰一人として「この会議録ではまずいのではないか。後世の検証のために発言者と内容を記述しておくべきだ」とひと言も言わないで、
ハンコをベタベタ押している図は、国政に携わるアベとその取り巻きたちとオーバーラップしてきます。
また、保存年限が5年というのも、短すぎます。まだ終息したわけではありませんし、今回のコロナ禍のような状況がいつまた来るかわからないので、少なくとも「11年以上」保存とすべきです。

◎国で現在問題となっている「専門家会議の議事録」の公開については、専門会議のメンバーからは「名前を出して構わない」という声があがっています。上尾でも、今からでも遅くないので(いくら何でも、録音はしているでしょうから)きちんとした会議録を作成し、公表すべきです。

違和感を覚えた「5月定例教育委員会」

5月26日、定例教育委員会を傍聴しました。聞いていて「あれ?おかしいな。変なことを言っているな」あるいは「なぜ、肝心なことを論議しないのかな?」という疑問が沸いたというのが感想です。今記事では、このことについてお伝えします。

記事No.84

■教育委員は今回も「蚊帳の外」
 児童・生徒はもちろん、保護者や市民の関心事は、「6月から学校はどうなるのだろう?」ということではないでしょうか。その肝心な議題は、追加の報告事項として示されました。概略は次の通りです。

【学校指導関係】原文ママ
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、分散登校を実施する。
分散の目安として、各教室内の児童生徒の人数を平常の半数(おおむね20人以下)にする。
・分散登校期間   6月1日(月)~6月11日(木)まで
・登校の方法 教育委員会が示した分散登校例を参考にし、各学校で定める。
「午前・午後の分散登校」または「1日置きの分散登校」

 

【学校給食関係】
小学校 中学校
6/1~6/5 給食無し 給食無し
6/8・6/9 児童の半数へ簡易給食
牛乳・パン・デザート
生徒の半数へ通常給食
6/10・6/11 児童の半数へ通常給食 生徒の半数へ通常給食
6/12~7/30 全児童・生徒へ通常給食※
8/19~ 全児童・生徒へ通常給食※

※中学校の 7/17,7/20~7/30, 8/19~8/28 は「牛乳のみ」
※給食無しの日に、弁当持参の例も示されていますが、5月の教育委員会定例会の中では、食中毒防止への配慮などは議論されませんでした。

 表の中で、「教育委員会が示した(分散登校例)」とありますが、各学校では、どのように対応するのでしょうか。例として、上尾小学校のHPを見ると、すでに5/25(=定例教育委員会の前日には、「分散登校の実施と学校再開について」&「分散登校による上尾小学校日課表」が新着情報として掲載されています

これは、考えると大変奇妙なことです。なぜならば、分散登校の例を示した(つまり主語)は、「教育委員会」なのです。ところが、定例の教育委員会が開催されたのは5/26。上尾小ではすでにその前の日に定例教育委員会で示された内容が、HPに掲載されているのです。

上尾市教育委員会のHPには、「教育委員会のあらまし」として、次のように説明されています。

上尾市教育委員会は教育長と5人の委員により組織され、教育、学術および文化に関する事項について大所高所からその基本的な方針などを決定します。

 今回のコロナ禍で、学校が臨時休業する法的根拠の開示を求めたところ、「学校保健安全法第20条」(学校の設置者は、感染症の予防上必要があるときは、臨時に、学校の全部又は一部の休業を行うことができる。)を適用したということでした。学校の設置者は地方公共団体つまり上尾市ですから、教育委員の決定を待たずに、臨時休業することができました。

 問題は臨時休業が明けて、学校を再開するときです。何らかの法的根拠が無ければ、夏休みを短くしたり、土曜日や開校記念日に授業をすることはできません。
それについては、学校管理規則の第3条を適用させます。

2 校長は、教育上必要があるときは、教育委員会の承認を得て休業日に授業を行うことができる。ただし、運動会、学芸会等恒例の学校行事に伴う授業については、教育委員会の承認を得ることに代えて、あらかじめ教育委員会に届け出るものとする。

では、各学校が夏休みを大幅に短縮したり、土曜日を授業にしたり、開校記念日さえ授業をおこなうとしたことについて、教育委員のお歴々はどのようにかかわったのでしょうか?

 ブログ筆者は、このことについて情報公開請求をおこないました。その請求内容は以下のとおりです。

(情報公開請求内容)「教育長と5人の委員により組織されている教育委員会」として、<休業日を授業日とすることにどのようにかかわったのか>が判別できる文書・資料等。

 この請求に対する「処分(すなわち結論)」は、「上記のことが判別できる文書・資料等は、作成されていないため公開できない」というものでした。
つまり、夏休みを短縮したり、土曜日に授業することには、5人の教育委員は、何にもかかわっていない、ということになります。
蚊帳の外」とはこういうことを言うのではないでしょうか。いったい、何のために報酬をもらって「教育委員でございます」と言えるのかが不思議です。

 折しも、本日、都立学校の夏休み短縮を教育委員会会議を開催して決めた、というニュースが流れました。上尾においても、夏休みの大幅短縮のような大事なことは、臨時の教育委員会を開催して決めるのが、教育委員の務めではないでしょうか。2人の教育委員が会議の招集を請求すれば、臨時の教育委員会は開催できる(地教行法第14条第2号)のですから。

◎5月定例教育委員会では、今記事で取り上げた以外の問題も出されました。それらについては、次回以降の記事でお伝えします。

「住民監査請求」の陳述に出席しました

 昨日(5月22日)、ブログ筆者は住民監査請求(正式には教育長の令和元年5月分出張費の一部返還に関する措置請求」という案件になります)にかかわる「証拠の提出および陳述」に請求人として出席し、なぜ今回の住民監査請求に至ったのかについて陳述しました。今記事では、そのことについてお伝えします。なお、このような時期にもかかわらず、傍聴に来ていただいた市民の方々には、心より感謝いたします。大変心強く思いました。

記事No.83

■請求人陳述の様子
 会場は市役所7階の大会議室。3密を避けるため、大きめの部屋が用意されました。監査委員事務局の進行のもと、請求人の陳述がおこなわれ、所要時間は30分。傍聴の市民の方たちの他、「立会人」として「池野教育長の代理」の教育委員会事務局の課長も同席していました。なお、相手方の教育委員会にも陳述の機会は与えられていますが、その権利を市教委は放棄しています。

 結論から言えば、あくまでも請求人としてのブログ筆者の感想ですが、時間配分・陳述内容を含めて、「伝えたいことはうまく伝えることができた」と思います。前回の<教育長に対する給与の一部返還を求める住民監査請求>(2019年2月)の際に出された監査委員の意見があったからこそ、教育長の「デタラメ服務」が少し改善された、という事実経過に敬意を表したこともあり、事務局も昨日の陳述に好感をもったようでした。当日の陳述の様子はこちら ⇒ 住民監査 陳述
(大きめの字ですがA4版6枚あります。陳述を傍聴しているつもりで、ゆっくりとお読みいただければありがたいです。)

■繰り返される教育長の恣意的な公用車使用
 毎年5月に開催されている1泊2日の「関東都市教育長会議」なる会合。この会合に参加する際に、池野教育長は市の公用車を使用しているのですが、2018年(横浜市)・2019年(信州・松本市)とも、極めて恣意的な公用車の使い方をしています。
 つまり、1日目は都内の自宅まで公用車で迎えに来させ、そのあとは高速道路を利用して現地まで行き、その日は池野教育長は宿泊。公用車は上尾に戻させます。2日目は上尾から公用車を呼び寄せ、分科会(午前中せいぜい2時間位で終わってしまう程度の会です)が終了した後、自宅または上尾に戻ってくるというパターンです。
 共通しているのは、横浜にしても松本にしても、会場となるホテルが駅から至近距離にあること(つまり、徒歩で十分な近さ)と、会場が分散していないので、ずっと同じホテルで間に合うこと、それに加えて、横浜も松本も<電車で行ったほうが安い>ことです。つまり、公用車で行く必然性が全く無いのです。
 2018年の横浜行は、同月の岩手行と併せて<サボリの10時間>問題として、今回同様住民監査請求に至りました。その結果は、上尾市監査委員事務局のHPに住民監査の結果」として掲載されています。

■ひとりの市民でも、教育行政を変えられます
今回の陳述でも触れましたが、こうした「監査委員の意見」が教育行政に反映したことがわかるのが、昨年9月の市議会決算特別委員会での糟谷議員の質問と、それに対する教育総務課長の答弁です。
教育長の公用車使用問題を含めての質問に対し、教育総務課長は、「監査委員の指摘があったので、教育長の服務等に関して(教育委員会規則等を変更して)一般職員と同様にした」と答弁していますが、公用車の使用問題については何も触れていません。というのも、何も対応・改善していないので、答弁しようにも出来なかったのです。

 陳述の際にも監査委員に伝えたのですが、もしもブログ筆者が住民監査請求を起こさなければ、池野教育長の「デタラメ服務」は現在もなお続いていたことは明らかです。つまり、ひとりの市民が起こした住民監査請求の〈声〉が監査委員に届き、教育行政を少し改善させた(というより、普通の状態に戻させた)ということになります。
同様のことは、例のブロック塀事件でも言えることです。もしも住民監査請求(ブログ筆者も請求人の一員として名を連ねましたが)が起こされなかったら、そのまま放置された可能性が大でした。

 今回の住民監査の結果は、請求後60日以内、つまり6月23日までに請求人であるブログ筆者に通知されます。その結果は当ブログでお伝えしますが、現在までの感想としては、教育行政や市政について「これはおかしいな」と思ったら、たとえひとりの市民であっても、〈声〉を上げることで、行政側を動かす契機になるのではないかと実感しています。

住民監査請求について(続報)

 前記事で、今回受理された「住民監査請求」(=「上尾市職員措置請求書」)というのは、“教育長が信州・松本に行った際の公用車の使用は、極めて恣意的なものであり、市民の血税の無駄遣いなので、余計に支出した分を返還してください”というものであるとお伝えしました。今記事はその続報です。

記事No.82

■「新たな証拠」の提出
付け加えたのは6種類の資料ですが、いずれも、今回の住民監査請求の正当性を裏付けるものです。その概要は、

*「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第4条第1項により任命されている上尾市教育委員会教育長は、人格が高潔であることが前提となっています(市教委HP「教育委員会のあらまし」の中の「教育長」の説明にこのことが書かれています)。

教育長自らの勤務態度や公費の使い方について、市民から疑念を持たれることがあってはならないことは自明です。

*しかしながら、池野教育長は以前から自らの服務や公用車使用に関して疑念を持たれ、結果として2019年2月の住民監査請求、すなわち「上尾市教育委員会教育長の平成30年5月分の給与の一部返還に係る監査請求」につながりました。当該監査請求を通して、上尾市の監査委員から「意見」(クリックすると、監査結果の最後の部分が「意見」となっています)として様々な指摘がされています。

*そうした意見を尊重し、池野教育長は地方自治法第2条の規定(=「最小の経費で最大の効果を」)を遵守し、市民の血税を使う際には、より自制的な対応が求められます。そのことを明らかにするための証拠を提出するものです。

  教育長がそれまで「お休み」と称して、届も出さずに休んでいた「デタラメ服務」は、ブログ筆者が起こした前回の住民監査請求により、少し改善されました。
また、2018年5月
に岩手県に「出張」と称して行ったにもかかわらず誰にも何も報告しなかった問題も、1年も経過した2019年4月に、やっと教育委員会定例会の席上で「報告」されました。
 こうした問題は、昨年9月の市議会「 2018 年度決算の審査を行う決算特別委員会」でも取り上げられています。池野教育長の公用車使用に関するやり取りはこちら

このやり取りで注目は、教育総務課長の答弁です。議員が「そういう疑われるような公用車の使い方とか…」と質問し、教育総務課長も「教育長の公用車の利用等に関しましてご質問をいただいた件でございますが」と答弁を始めたにもかかわらず、公用車使用の件には全く答えていないのです。

 つまり、教育長も、上尾市教育委員会(事務局を含む)も改善する機会がありながら、教育長の公用車使用に関して基準を整えるとかの対応を全くしていないのです。

■市民からの応援メッセージがありました。
 市民ブログ「まちウォッチング」で、この問題について記事として取り上げていただきました。

池野教育長の出張費の一部返還を求める住民監査請求
請求人「上尾オンブズマン」からの陳述が行われます。
5月22日(金)10時~10時半、会場は上尾市役所7階 大会議室

 これについて、お礼のコメントを投稿したところ、次のような返しがありました。ありがとうございました。

「上尾オンブズマン」さんの情報公開制度を生かした調査と分析による不正や不適切の究明のパワーには日頃から敬服してきました。
今回の住民監査請求は、一市民でもこれだけのことができることを証明する事例となっています。
監査委員会がどのような判断下すかを多くの市民が注視することを呼び掛けて行きたいと考えています。

 当ブログは「市民的視座から上尾の教育行政&市政を考えよう」がコンセプトです。そのために、市民がひとりでも市政や教育行政に参画できる手立てのひとつとして「情報公開請求」や、ハードルが高そうに見える「住民監査請求」があると考えています。
何の後ろ盾も無いひとりの市民が起こす行動は、傍から見れば物足りなく見えることもあるでしょう。「こういうやり方もあるのではないか」という指摘もいただくこともありますが、それでも、市民が「これはおかしいのではないか」と思ったら、それぞれのやり方で声をあげる、ということが大切であるとブログ筆者は考えています。

教育長に対する「住民監査請求」が受理されました 

教育長の令和元年5月分出張費の一部返還に関する措置請求」が監査委員により受理されました。また、請求人(ブログ筆者)の陳述日程が決まりました。今記事ではこの住民監査請求についてお伝えします。

記事No.81

■今回の「住民監査請求」の中身とは?
 簡潔に言えば、池野教育長(以下、池野氏)が地方自治法の定めを無視して、上尾市の公用車を好き勝手に使ったので、その分の市民の血税を返還してください、というものです。

提出した原本はこちら ⇒ 上尾市職員措置請求書

 では、事実関係についてお伝えします。
2019年5月9日の朝、池野氏は上尾市の公用車(エスティマ)を都内某所の自宅まで迎えに来させています。その後、高速を使い、信州・松本まで公用車を走らせました。目的は「関東都市教育長総会・研修会」に参加するためです(ブログ筆者の印象では、資料を見る限り、どうしても行かなければならないものではないと思われます)。なお、総会の会場となったホテルは、JR松本駅のすぐ近くにあり、総会と研修会、翌日の分科会とも同じホテルが会場でした。すなわち、移動する必要も無く、あえて松本のような遠隔地に公用車で行く必然性は全く認められません

 さて、その日のうちに、池野氏は公用車を上尾に帰します(空車が戻ったのは18:20)。そして、翌日またその車を松本に呼び寄せています(上尾出発は7:30)。ホテルでの分科会終了が11:00。それから上尾に15:20に戻っています。なお、ブログ筆者はこれら一連の動きについて、全て情報公開請求により証拠書類を入手しています。例として挙げれば、公用車車両運転日報、ETC利用明細、旅行命令簿 etc…
池野氏のこのような行状は、地方自治法第2条第14項「地方公共団体は、その事務を処理するに当つては、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない」に明確に抵触します。上尾市の条例によれば、出張旅費は「合理的で最も安価な経路により計算する」とされています。ですから、公用車にかかる費用(高速・ガソリン代含む)と、電車で行った場合の費用とを比較したうえで、安価なほうで行くのが地方自治法第2条第14項の規定からすれば当然なのです。 計算すると、
(公用車を使用した場合)33,074 円
(電車を利用した場合) 15,610 円
いかがでしょうか。2倍以上の経費(すなわち、上尾市民の税金)をかけて、池野氏は信州の松本まで行っているのです。ですから、その差額を上尾市に変換するのは当然の責務であるのは当然です。ちなみに、両日の池野氏の動きに合わせて電車の経費は計算してあります。

 さらに、同じ月、池野氏は「全国都市教育長会議」なる集まりに電車を使って富山市に行っています。どうしても行かなければならなかった会議であるとは思えませんが、富山に電車で行くなら、松本へも低廉な旅費で済む電車で行くのが当然ではないでしょうか

■責任は池野氏だけに限りません。
 後日判明したことですが、池野氏のこうした行状について、教育委員のお歴々はもとより、教育総務部長も、市教委事務局職員も、誰も何も言わなかったというのです。ひとこと「経費のことを考えて、公用車でなく、電車で行ったらいかがですか?」と言えば済む話です。
しかも、ブログ筆者による前回の住民監査請求(池野氏が岩手に行った時のサボリの10時間分の給与返還措置請求
)を契機にして、それまで池野氏が休暇の届も出さずに「お休み」と称して休むなどの「悪しき慣習」を改め、休暇の専決を教育総務部長にするなどの変更をしてきたのは、市教委事務局ですよね?せっかく市民の指摘や住民監査請求によって、少しだけ普通になったにもかかわらず、また公用車の恣意的利用とは、市教委にいる方々は、いったい何を考えているのでしょうか。

■請求人の陳述日程
 冒頭のリンクで示したとおり、今回の住民監査請求の「請求人の陳述」が、5月22日(金)10時から、市役所7階大会議室でおこなわれます(時間は30分程度)。コロナ禍の影響で、広めの部屋となりました。傍聴の人数は10名以内となっており、時間も30分と短いですが、興味のある方は、監査委員事務局の注意書きにしたがってぜひお越しください。

※次回以降の記事で、続報を投稿の予定です。

「図書館業務の再開」について、教育長への質問(緊急追記あり)

(緊急追記) 上尾市図書館が3月6日に突如休館してから、すでに2か月以上経ちました。「図書館機能を元に戻してほしい」という意見は、市民が発信するブログ(BG館かまちょ図まちW)や、図書館関係の市民団体が図書館側と面談したり、要望書の提出という形となって現れています。当ブログも含め、市民サイドから動きを作り出していくことを歓迎します。あとは、教育機関としての図書館の機能を戻すことについて、池野教育長がどのように考えているのか(あるいは、市民の声は聴かないのか)しっかり見ていきたいと思います。

(以下、今記事)
 市民から「図書館機能を早く市民に戻してほしい」という声が高まっています。ブログ筆者は、5月8日に市教委事務局教育総務課経由で、この問題について池野教育長に対して質問していますので、今記事では、そのことについてお伝えします。

記事No.80

   教育長にお伺いします 。       2020.05.08
※文中の朱書きはブログ筆者によります。

以下のことについては、図書館を所管する上尾市教育委員会として、池野教育長にお尋ねします。

1.周知のとおり、国民としての学ぶ権利・知る権利は憲法により保障されています。さらに、国民は<健康で文化的な最低限度の生活>についても保障されていることは自明です。図書館で学ぶことや知ることは、文化的な生活に欠くことができないものです
 また、昨日(5/7)さいたま市の市民団体が、さいたま市立図書館に対して、資料の貸出業務の再開を要望し、図書館長は「段階的業務再開を前向きに検討している」と応じたそうです。このような他市の状況も踏まえ、上尾市民の学びを保障する立場で、段階的でもかまわないので、図書館を今月中に開館するつもりはありますか。教育長ご自身のお考えを聞かせてください。

2.教育長プラス教育委員会事務局教育総務部として(つまり、図書館単独ではなく、という意味です)図書館を再開館するために話し合っていることはありますか

3.図書館が地域住民への積極的な情報提供に努めることを定めた「図書館法第7条の4」では、「図書館は、当該図書館の図書館奉仕に関する地域住民その他の関係者の理解を深めるとともに、これらの者との連携及び協力の推進に資するため、当該図書館の運営の状況に関する情報を積極的に提供するよう努めなければならない。」と定められています。
翻って、上尾市図書館はどうかと言えば、とてもこのような状況ではないと思料されますが、このことについて、教育長としてどうお考えですか

4.教育長として、図書館が閉館していることで学ぶ機会が奪われている市民や図書館利用者に向けてメッセージを発出していただきたいと考えていますが、いかがですか

以上です。

 前記事での3つの提言についても、すでに図書館HPを通じて質問・要望を出してあります。今記事での教育長への質問に対する回答や関連しての市教委の動き等を合わせて、このブログでお伝えします。

 言うまでもなく、上尾市図書館は市民の財産です。憲法で保障されている「知る権利」や「学ぶ権利」は守られなければなりません。引き続き図書館問題については、強い関心を寄せていきたいと考えています。

今、上尾市図書館として出来ることは(追記 & 追記2あり)

追記)昨日(5/7)さいたま市の市民団体が、さいたま市立図書館に対して、資料の貸出業務の再開を要望し、図書館長は「段階的業務再開を前向きに検討している」と応じたそうです。上尾でも、図書館関連の市民団体がありますので、そうした団体として上尾市図書館に早期の貸出業務再開を要望するべきだと思います。ブログ筆者は引き続き個人として発信していきますが、市教委HP経由で、上尾市図書館に今ブログ記事で示したことについて要望しました。

追記2
コメント投稿以外で、今記事へのご意見をいただきました。
<要旨>①5月8日、市民団体や労働組合などが、コロナウイルス感染症に関する要望書を市長宛に提出した中で、さまざまな項目の一つとして「図書館の再開」を要望している。
②市内の図書館関連の市民団体も、5月10日に打合せをし、市長や教育長に「図書館の再開」を要望することを検討する予定である。

【追記2に関して、私(ブログ筆者)の考え】
 上尾市内でも、図書館再開を願う市民や団体があることを心強く思います。私の経験からひとこと付け加えれば、市長はともかく、池野教育長は「市民(=教育長に対して「まっとうな意見を伝える市民」のこと)や、(要望書を出すような)市民団体とは会わない。電話にも出ない」ということを、教育総務課職員を通じて私に伝えてきました。まず、池野教育長は基本的にそういう人間であり、耳障りの良いことだけを聞くのだということを認識する必要があります。
 市民運動は、市政の現状や教育の問題点や課題を浮かび上がらせたうえで、「問題点はこれである。では、どうするか」を考え、活動や運動に結びつけていくことが基本だと思います。決して市民運動を批判するつもりで言うのではありませんが、要望書を出した結果、回答無しか、または中身がゼロ回答では、継続的な活動や運動のモチベーションも下がりかねません。
 私は、市民団体の運動に加えて、「自立するひとりの市民」の運動や活動は欠かせない、と考えています。以前私が起こした池野教育長に対する住民監査の結果、教育長は届を出して休むようになったり、出張後に報告するようになったり、あるいは教育委員会は規則の変更を余儀なくされました(以上については上尾市監査委員事務局HPや、教育委員会HPを参照)。要因は池野教育長本人の資質の問題もありますが、「あたり前のことをやらなかったり、おかしなことを放置してきた」池野氏の周囲の職員の責任はとてつもなく大きい、ということです。私のそうした指摘に対して、かなり改善は見られますが、池野教育長には、まだまだ同じような行状が見られます。そうしたことから、現在、私は新たなアクションを起こしている最中です(内容はこのブログで後日お伝えします)。上尾市図書館を所管しているのは教育委員会だということを認識し、現状をきっちりと把握したうえで「結果を出す=現状を変えさせる」運動が必要だと考えています。

 

【以下、今記事】
臨時休館を繰り返してきた上尾市図書館。現在は「再開の目処が立つまでの間」休館するとなっています。しかしながら、ブログ筆者を含め、図書館利用
者は、大げさな話ではなく、憲法で保障されている<健康で文化的な最低限度の生活>が脅かされていると感じている方も多いと思います。では、どうするか。今記事では、前記事に続き、コロナ禍の現在上尾市図書館として何ができるのか考えていきたいと思います。

記事N0.79

■「再延長」は上尾市図書館の「ごまかし」
現在、上尾市図書館のHPには、5月1日更新で「臨時休館を再延長します」と掲載されていますが、正しくは再々延長」です。図書館の休館について時系列で示せば、次のようになります。

3/4・3/5  図書館サービスの一時休止(予約資料貸出と返却)
3/6~3/31   1回目の臨時休館
4/1~4/15   2回目の臨時休館(=「延長」)
4/16~5/6  3回目の臨時休館(=「再延長」)
5/7~     4回目の臨時休館(=「再々延長」)

 これは「言葉の使い方の細かい指摘」ではなく、事実です。上尾市図書館は、休館延長をする度に、以前の更新履歴を削除してきました(4/16からの「再延長」の際は何日間かHPに残してありました)。つまり、更新履歴を削除し、以前の「事実」を消してしまうことで、正確な「再々延長」という文言を使わないようにしており、検証困難にしているのです(「利用者が混乱するので削除した」というのがブログ筆者への図書館側の説明ですが)。

■「何もしていない」ように見える市図書館
 利用者側からすれば、webでの「貸出中一覧」を見ると、朱書きで「返却期限日が過ぎています」というメッセージがずっと出たままになっています。また、図書館HPの「臨時休館中の対応について」では「返却がデータ上反映されない場合がありますが、ご了承ください」となっています。これでは、たとえブックポストに借りた本を返すことができたとしても、あとで「返却されていません」と言われそうで、今は返却しにくいい状況になっています。
こういう状況を見ると「上尾図書館は、今は何もしていないんだな」と思われてしまいます。

■今こそ「図書館法第7条の4」の出番です。
図書館が地域住民への積極的な情報提供に努めることを定めた、「図書館法第7条の4」とは、次のとおりです。

(図書館法第7条の4)※朱書きはブログ筆者によります。
図書館は、当該図書館の図書館奉仕に関する地域住民その他の関係者の理解を深めるとともに、これらの者との連携及び協力の推進に資するため、当該図書館の運営の状況に関する情報を積極的に提供するよう努めなければならない

 この条文は、①図書館奉仕(図書館法3条に定める図書館サービスのこと)に関する地域住民等の理解を深めること。②地域住民等との連携及び協力のために、図書館の運営状況に関する情報を積極的に提供するよう努めること、を定めています。

では、上尾市図書館についてはどうでしょうか。とりわけ②については、現在の状況では、図書館の運営状況に関する情報は地域住民に提供されていないと言わざるを得ません。なぜならば、①の図書館奉仕について、現在何が出来るのかが全く伝えられていないからです。

 コロナ禍の今だからこそ、上尾市図書館は「図書館の運営の状況に関する情報を積極的に提供するよう努めなければならない」ですし、同時に、「図書館として市民や利用者のために何ができるのか」について真剣に考えてもらいたいものです。

■ブログ筆者からの提案
上尾市図書館の職員の方は、このブログをご覧になっていると思われます。おそらく、職員のみなさんが気を揉んでいるのは「再開館したら、利用者が一度に押し寄せ、密になり、パニックに近くなるのではないか」ということでしょう。
では、どうしたらよいか?」以下、ブログ筆者の提案です。

①web の貸出・予約状況の表示変更
「貸出中一覧」の表示を次のように変えます。

*返却期限日 ⇒ すべて「開館後10日以内」に直す。
*「返却期限が過ぎています」の表示 ⇒ 削除し、何も表示しない

 再開館したら、利用者から聞かれるのは、webの画面が正しく表示されているのか、ということだと思います。現在のような表示では、混乱を招くだけですので、再開館までに直しておくべきです。

②予約中で貸出可能の資料を宅配する。
 現在、条件付きでおこなっている「宅配サービス」を、利用者のためにできるだけ広げます。まず、図書館HPで予約資料宅配の希望を募ります。そのうえで、市内を分館のある地区毎に分け、日を分けて市の公用車で宅配していきます。その際、総務課所管の公用車(カムリとエスティマ)も使うと良いでしょう(教育長と副市長にはガマンしてもらいます。子どもたちに休校で我慢を強いているのですから)。また、宅配サービスをしていることを、メディアにも伝えます(ちょっとわざとらしいですが、上尾の宣伝になるはずです)。

③再開館の際に「密」になることを避ける。
 断っておきますが、以下は、あくまでもひとつの提案です。利用者の誰もが、図書館が開くのを今か今かと待っています。再開館の当日は、「密」になる可能性が大です。もちろん、本館と分館(室)では事情が異なりますし、事前の周知が課題となりますが、「入場制限」もひとつの方策です。利用者カードの番号の末尾の奇数・偶数でもいいですし、入場時間帯を分けるのもひとつのやり方です。とにかく、「密」になったり、利用者が集中して押し寄せることは避けなければならないと思います。


今記事では、図書館の再開館に向けての提案を含めてお伝えしました。ぜひ、上尾市図書館として利用者のために良い方策を考えていることが【可視化】されるよう望むものです。

上尾市図書館の1階にも貼られている<図書館の自由に関する宣言>の冒頭には、次のような言葉があります。
<図書館は、基本的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することを、もっとも重要な任務とする>

 

休館中でも ”使える” 県立図書館

 埼玉県立図書館(久喜・熊谷)での、蔵書を確認して郵送サービスを利用する方法です。郵送料がかかりますが、すぐに読みたい本がある方、その本が図書館にしか無いことが分かっている方にはおすすめです。
上尾市図書館の職員の方にお願いです。県立図書館と同様に、利用者に寄り添った配本のサービスを
ぜひ考えてみてください。

記事No.78

■県立図書館の「休館中のサービス」とは
このサイトで確認できます。

<郵送貸出サービスについて>
 県立図書館所蔵図書及びCDのご自宅での受け取りを希望する利用登録者の方を対象に、図書及びCD郵送サービスを行っています。

 このサービスを受けるためには、県立図書館の利用者カードが必要です。利用方法は、次の手順となります。

借りたい本を蔵書検索する。⇒
蔵書を確認したら、申込書を添付してその本を所蔵している図書館(熊谷 or 久喜)あてにメールする。⇒
「ゆうパック」で本が送られてくる(代引き)

 ブログ筆者の例で説明します。県立図書館に予約した本が、来館サービスがストップしてしまったので、そのままになっていました。

書名:三枝孝弘『ヘルバルト「一般教育学」入門』明治図書,1982年(つまり、38年前に出版された本です)

 この本は、熊谷図書館所蔵ですが、すでに久喜図書館に回送されていることがわかったので、申込書をDL後、必要事項を記入し、添付で久喜図書館に送信しました。
翌日、久喜図書館の司書の方から確認の電話をいただき、代引き料金(810円)と、返却について確認(開館後で可)をしました。数日中に「ゆうパック」で送られてくる手はずになっています。

■買ったほうが安くつく場合も
久喜図書館に依頼する前に、<オンライン書店 e-hon>で確認しました。すると、画面には「価格1,980円」と、「現在ご注文できません」の表示。
次に、<日本の古本屋>サイトを検索。同じ本がありました。三軒の古本屋で扱っていますが、価格は安い順に、
A書店 2,100円   B書店 2,800円   C書店 10,500円
随分と価格の
差がありますが、送料は370円~のようです。

 少し考えて、購入して手元に置いておく本ではないので、久喜図書館に頼むことにしました(ちょっと送料が高い気もしますが)。
返却は図書館来館サービスが再開してからなので、少なくとも5月中は借りていられます。なお、上尾市図書館も再開館している場合、自分で梱包すれば久喜図書館に送ってもらえます。リアルタイムで返却の確認をしたければ、車で35分ほどかけて、久喜まで行くという手もあります(ブログ筆者は、上尾がクローズしてからは頻繁に久喜図書館に通っていました)。

■上尾市図書館では同じことはできないのか?
 現在休館中とは言え、現在も上尾市図書館の職員は勤務しているので、「どのような経緯で図書館休館の判断をしたのか」について情報公開請求しました。
通常であれば、面談したうえで「(公開・非公開の)処分通知」が手渡されるのですが、コロナ禍の影響もあり、通知文は郵送してもらいました。公開された文書の中に次のような一文があります。

新型コロナウィルス感染症拡大防止に向けた対策について
令和2年2月28日 教育総務部図書館
(以下、原文ママ。朱書きはブログ筆者によります
図書館は、不特定多数が利用する公共施設であり、閉鎖空間に長時間、利用者が滞在することが想定される。このことは、国が示す「屋内などで、お互いの距離が十分にとれない状況で一定時間いることが感染リスクを高める」状況と言える。また、埼玉県教育委員会の公立小・中学校の臨時休業の要請を考慮すると、休業期間中の子供たちの利用が増加することも考えられる。このことを踏まえ、上尾市図書館として、以下のとおり感染拡大防止策を実施する。
 

【感染拡大防止策の内容】1.利用者への注意喚起の周知
咳エチケット等の注意事項を本館及び分館(室)全館内の複数個所及び上尾市図書館webサイトにて、上記注意を掲出する。

2.集会室及び会議室等の利用中止
令和2年3月3日から3月16日まで実施(見込み)。対象は、本館集会室及び大石分館会議室(西消防署会議室)とし、管内掲示板及び図書館webサイトにて利用者に周知する。

3.図書館機能の一部制限
令和2年3月4日から、以下対応を段階的、又は状況により一括して実施する。また、運用方法は、滞在時間が長くならぬよう適宜調整する。
(1) 閲覧席の使用中止
(2) 新聞コーナー他館内及び滞在スペースの閉鎖
(3) 貸出・返却・予約等窓口以外の利用中止

4.その他留意事項
県立図書館や県内他自治体の動向について、継続的に調査し、今後の対応の参考とする。

 この文書は図書館から2月末に「市長報告・相談シート」として提出されたものであり、図書館のwebサイトでは公表されていません。こうした内部での調整のあと、臨時休館が延長され続けてきたのは周知のとおりです。

 この文書にあるように、上尾市図書館は、埼玉県立図書館の動向を調査しているのですから、予約本の郵送サービスも可能なはずです。場合によっては、市の公用車を使って、利用者への宅配も考えるべきではないでしょうか。

〈子どもの学びの保障〉について外部任せの市教委(追記あり)

(追記)
予想通り、市教委HPに「5月31日まで休校」との「お知らせ」が掲載がされました。学校の再開予定は6月1日ですが、「6/3~6/5まで弁当持参」とされています。上尾市教委は、食中毒や O-157への対策も求められます。

記事No.77

■学校は「5月末まで休校」継続の状況

3月2日以降の学校休校を決めた際「県知事からの要請に基づき」休校とした上尾市教委。すでに大野知事と高田県教育長が「5月末までの休校を」市町村に要請するとしていることから、上尾市でも同様と思われます。 以下、県教育長の4/28記者会見より

(4月28日 高田県教育長コメント)

 最後に市町村への要請についてでございます。県立学校と同様の対応(注:5月末までの休校措置)をしていただくよう各市町村教育委員会に対して要請をして参ります。ただし、登校日の設定などにつきましては、地域の感染状況などを考慮した上で適切にご判断いただきたいと思います。
 また、市町村への支援として休業中の学習活動についての取り組み事例などをまとめてお知らせをいたします。さらに授業動画の配信などにも課題が多いことから、何とかすべての子供たちに学習支援が県として行えないかということで、この度テレビ埼玉さんに大変ご協力いただきまして、中学校3年生向けの5教科の授業動画を県が作成し、テレ玉で放送することを準備しております。5月後半には放送したいと考えております。学校の休業の延長については以上でございます。
 児童生徒の皆さんにはさらに1ヶ月以上の休業ということで、本当につらい日々を送ることになってしまいました。かわいそうだなというのが率直な私の感想でありますけれども、自分自身の命、そして何より大切なご家族、友達、あるいは周りの人たちの命を救うということが大きな目的でありますので、ぜひ理解をして頑張って欲しいというふうに思います。
 また、保護者の皆様、学校関係の皆様方にもさらに大きなご負担あるいはご心配をおかけすることになりまして、申し訳なく思っております。感染拡大防止という観点での休業期間の延長でございますので、何卒ご理解ご協力を賜りたいと存じます。私から以上でございます。

■〈子どもの学び〉をどう保障するのか
市教委のHPを見ると、次のように掲載されています。

臨時休業中の家庭での学習について 2020年4月24日更新

*「復習シート」(埼玉県教育委員会ウェブサイト)
*「お家でしっかり学ぼう!! 学習プリント集」
 (埼玉県立総合教育センターウェブサイト)
*コバトン問題集(埼玉県教育委員会ウェブサイト)
*ラインズeライブラリアドバンス「家庭学習サービス」(民間
*「子供の学び応援サイト」(文部科学省ウェブサイト)

いかがでしょうか。これは単に県教委・県立総合教育センター・文科省や民間などの学習支援システムの紹介にすぎないものです

 上記<ラインズeライブアプリアドバンス「家庭学習サービス」>にアクセスすると、次のメッセージが出てしまいます

ラインズeライブアプリアドバンスのメッセージ
現在、利用者が急増しており、時間帯によって接続が遅い、画面表示が遅いなど利用しづらい状況が続いております。

 以上のように、現在の状況の中で〈子どもの学びを保障する〉という観点での、上尾市教委のオリジナリティは限りなくゼロに近いと言わざるを得ません。県教育長のメッセージでは、子どもの学習支援のためのテレ玉放送は5月後半とされていますので、利用するとしても「それまで、どうするか」という問題があります。
他県やさいたま市では、たとえば You Tube の利用など、それぞれの取り組みがされています。

 上尾市教委も<ICTの活用>を謳い文句として掲げているのですから、現在のような状況下においても、子どもの学びを保障する観点での取り組みが早急に求められます。

”家族の世話もダメ!?” 上尾小学校の「在宅勤務要綱」(追記あり)

 コロナ禍の影響で在宅勤務が推進されている現在、学校に勤務する教職員も例外ではありません。ところが、上尾小が作成した「自宅勤務要綱」は、厚生労働省が示しているガイドラインとは真逆のものであることがわかりました。

(追記)
上尾小HPから「要綱(追加・補説)」が、4月24日の時点でやはり削除されました(「要綱」は残っています)。このブログを読んで、すぐに削除するとは、上尾小の校長の<保身力>は相当なものです。

記事No.76

■上尾小の「自宅勤務に関する要綱」とは?
 上尾小のHPには、「新型コロナウイルスの感染症拡大防止のための自宅勤務に関する要綱」が掲載されており、その(追加・補説)には次のような項目があります(以下、該当の文言を示します)。※ブログ筆者の当該HP閲覧は2020.04.22です。この記事を見て削除されるかもしれませんので、閲覧される方はお早めに。⇒ 04.24の時点で削除されています。

1  自宅勤務(校長の命令による自宅での出張)
(3)自宅勤務・業務中は、職務専念義務があることから、外出が禁止されるとともに、家の片付け、家族の世話、テレビの視聴、その多(原文ママ)家事全般や趣味などの行動(トイレ等除く)はできない。(上尾小の職員は「服務の厳正」を図る。)

 いかがでしょうか。まず、「校長の命令による自宅での出張」という文言に違和感を覚える方も多いと思われますが、これは条例による「出張」の定義が「職員が公務のため一時その在勤官署(この場合、上尾小学校)を離れて旅行する」となっているからです。公務員が使う文言はわかりにくいですね。なので、もし終日自宅勤務である場合は、「出発地・到着地ともに自宅(直行直帰)」の「出張」ということになります。

 また、様々な禁止事項が羅列されていますが、「家族の世話はできない」というのは、どう考えてもおかしいと思いませんか?この文言を見ると、子どもが泣いていても、介護の必要がある家族の世話も、在宅勤務だからダメということになってしまいます。

 ちなみに、教員の在宅勤務の中身の例示としては、教材研究/プリント作成/学習指導計画等各種指導計画/業務に必要な法令・法規の知識習得等 などが示されています。

■厚生労働省などのガイドラインでは
 現在、国でも在宅勤務を強く推進しています。たとえば、厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署が作成している「自宅でのテレワークという働き方」では、「労働者にとっては、子育てや介護をしながら、また病気やけがの治療をしながら、自宅で働くことができるという魅力があります」と明確に述べられています。

 つまり、コロナ感染対策が強く求められている現在、子育てや介護をしながらでも働けるというのが在宅勤務の趣旨なのです。このことを上尾小の校長はわかっていないようです。

■結局、学校教育部長の行き着く先は<保身>
このブログで何度か事実をお伝えし、警鐘を鳴らしてきましたが、市教委の学校教育部長が小学校に異動する際は、ここ20年、例外なく上尾小となっています。現在の今泉校長もその例によります。

 上尾小の「自宅勤務に関する要綱」は、結局は校長が誰かから「何か言われたとき」のための言い訳を意識したものです。つまり、今泉校長自らの<保身>のための「要綱」であると言わざるを得ません。

 現在のような状況ですから、教員が在宅勤務していようと、そのことについて保護者や地域の方も「何か言う」ことも考えにくいことですが、もしもそうした声を耳にしたら、校長は「現在、教員は自宅勤務となっています。何かありましたら、責任は全て校長である私にあります」くらいのことを言う度量の広さが必要でしょう。

コロナ禍における自宅勤務のあり方について、厚生労働省や関係機関がどのような指針を出しているのかなど、調べればすぐにわかることです。残念ながら、上尾小の「自宅勤務に関する要綱」を見る限り校長にはそうした心配りは全く認められません。