市民として大切なのは、教育行政や市政・国政に関心を持ち続けること

当ブログの基本的立場は、サブタイトルにあるように、「市民的視座から上尾の教育行政&市政を考えよう」です。加えて、上尾の教育行政や市政を「考える」際には「上尾市政評論家」的な発信をするだけではなく、今よりも少しでも良い方向に転じるよう、市民の権利として可能なこと(情報公開請求や住民監査請求など)を実際におこなっています。
また、市民として教育行政や市政に関心を持ち続けることは、現在の国政における様々な問題の本質を見極めるということにもつながります。

今記事は、以上のことを踏まえて、当ブログを発信する上で私が現在関心を寄せていることについてお伝えします

No.240

🔷《国葬》という名のイベントに反対します
安倍元首相の《国葬》をめぐる問題と、少しずつ明らかになる「統一協会」に関わる一連の事実は、自民党が抱える様々な「闇」をあらためて浮かび上がらせました。
武道館で行われるという《国葬》という名のイベントは、ムラヤマというイベント会社が受注
していますが、この会社は「桜を見る会」の会場設営も受注しています。

言うまでもなく、安倍元首相の葬儀はすでに終わっており、岸田総理が《国葬》実施の理由として挙げている「憲政史上最長の政権」「戦略的外交上の功績」「震災復興や経済再生での尽力」「国内外からの幅広い哀悼の意が寄せられている」は、いずれも「後付け」の理由です。悪質なのは、モリ・カケ・桜や公文書偽造問題、国会での118回にわたる虚偽答弁などについては、「無かったこと」にしている点です。

新聞社やテレビ局の調査でも、《国葬》に「反対・評価しない・妥当ではない」との回答はいずれも半数を超えています。
例を挙げれば、神奈川新聞は、LINEで登録した「マイカナ友だち」対象のアンケートで、1070人が回答。うち、「妥当ではない」との回答が802人でした。つまり、4人に3人「安倍元首相の国葬は妥当でない」という意見であるということになります。

当ブログは、故安倍元首相が関わった一連の問題は、さらに追及されるべきだと考えており、《国葬》なるイベントには反対します。
また、《国葬》イベントが強行され、上尾市の公共施設で半旗が掲げられたという事実が確認できた場合には、その理由や経緯について情報公開請求していくつもりです。

【国葬反対フリー素材より】

🔷「統一協会」と自民党との癒着構造から見えてくるもの
※(表記について)「統一協会」は2015年に「世界基督教統一神霊協会」から現在の名称である「世界平和統一家庭連合」に変更しました(そのこと自体、当時の文科大臣の関与が疑われています)。メディアでの表記は「旧統一教会」が多いですが、当ブログでは今記事以降「統一協会」とします。

安倍元首相の銃撃事件をきっかけにして、このところ連日のように様々な問題や新たな事実が浮かび上がっています。
自民党の政治家たち(たとえば、萩生田政調会長や山際大臣など)の「不都合な真実」が連日のように暴かれていくこと自体は歓迎すべきですが、同時に「結局、今までの自民党の選挙は統一協会頼みだったのか?」という疑問も生じます。

Google マップの検索窓に「統一協会」と入れると、上尾市周辺に多数関連施設が表示されます(さいたま市や熊谷、川越など)。今さらながら、この団体の数の多さに驚かされます(「旧統一教会」や「世界平和統一家庭連合」と入力しても結果は同じ)。

上尾市との関連で言えば、当ブログではすでに、8月の段階で「旧統一教会関連団体か否かを含め、後援申請している団体の洗い出し、再確認をおこなっているか」について情報公開請求しています。その結果は次のとおりです。
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この「処分通知」でお分かりのように、上尾市教育委員会は、自ら後援している事業に統一協会との関連を含めた洗い出しや再確認をおこなっていません。
市教委が及び腰であるなら、市民が情報公開請求して明らかにするしかないでしょう。
当ブログでは、今後も上尾市が主催・後援している事業に「統一協会」と関連団体、あるいは明らかに上尾の教育行政方針とは真逆の主張を展開している団体が関わっていないかについて注目していくつもりです。

🔷学校統廃合(小中一貫教育・水泳授業の民間委託)問題
これらの問題については、当ブログでも強く関心を寄せています。
学校統廃合、小中一貫教育、水泳授業の民間委託の問題は互いに関連していますが、
現在どのような状況になっているかについて、常に確認していくことが重要です。
その意味で、10
月に開催される予定の「市民ワークショップ」は要注目です。
内容としては、次のようになっています。
(1)「上尾市学校施設更新計画基本計画(素案)」の概要の説明
(2)「新しい時代の学びに相応しい学校づくり」についての意見交換

当ブログの記事 No.232でも言及したとおり、私もこのワークショップに参加する予定ですので、当日の様子についてもお知らせしていきます。

🔷教職員の「働き方改革」問題
「時間外在校時間」という「言葉のまやかし」を弄しても、教員の時間外勤務は解消されません。市教委が対策と強調している「スクールサポートスタッフ」は多少の有効性は認められるかもしれませんが、対処療法にすぎません。
この問題の本質的な解決策は、市教委による強制的な「学校訪問」や「委嘱研究」を希望制にすることです。当ブログでは、引き続きこの問題について情報公開請求を基本にして、市教委事務局に改善を要望していきます。

🔷市議会一般質問と答弁に注目
本日(9月22日)、佐藤恵理子議員による「市役所入口に設置されているモニュメント(清水久兵衛《飛立容》)の管理状況」等についての一般質問がありました。
総務課長の答弁では、このモニュメントの清掃は業務委託しているということなので、実際のところどうなのかについて情報公開請求していく予定です。

また、池田達生議員の9月27日(午前10:45~11:45予定)の一般質問も必見です。
大項目の「3 教職員の過酷な勤務状況の改善を」と「4 子ども達の教育の向上へつながる小中統廃合計画の見直しを」については、当ブログでも何度か記事にしていますので、どのような答弁になるか注目していきたいと思います。

このように、当ブログで記事にした様々な問題について、市議会の一般質問で取り上げてもらえれば、市民の関心も高くなるのではないでしょうか。

🔷教育長や校長の資質の問題
当ブログの記事 No.237でお伝えしているように、教育長には教員の時間外勤務を解消するための積極性が見られません。今後も教育長の姿勢や発言には注目していきます。
また、各学校の『学校だより』での校長による投稿についても当ブログでは関心を寄せています。もちろん、全部の学校のHPに目を通してはいませんが、たまたま読んだ校長の投稿には、「え?これは…」と思うような文章も目につきます。
後日、この問題については、当ブログの記事にしていく予定です。

🔷他にも問題点は多数あります
以上のほか、当ブログで関心を寄せている問題としては、
「教育委員と教委事務局の姿勢」
=教育委員に出した2回目の書簡への返事は私のところにいまだに届いていません。教育委員会事務局の姿勢もかなり問題があることから、引き続き関心を持っています。

小さなPTA・大きなPTA
PTAに関しては多くの問題があります。「小さなPTA=自分の学校のPTA問題」では、任意加入がきちんと保護者に示されているか、いつの間にか他の経費と一緒に引き落とされているのではないか、ベルマーク活動への疑問etc….、「大きなPTA=上部組織加盟の問題」では、全国PTAって何? などですが、機会を見て特集していきたいと考えています。

「学校給食費の今後の見通し」
=給食費は「公会計化」の予定とされていますが、その態勢(実務を含め)はどうなるのかについても関心があります。

「上尾市図書館関連」
8月の図書館協議会の会議録が公開されました。過日おこなわれた利用者アンケートの結果も含め、当ブログでは図書館運営には強い関心を寄せています。また、図書館職員とは、情報公開請求の機会などを通じて要望なども伝えています。
たとえば、「大人の利用者のビブリオバトルを開催したらどうですか?」という要望が実現する運びとなりました。これについても、私自身の参加の状況も含め、お伝えしていく予定です。

「東京五輪・札幌五輪&上尾市のスポーツイベント関連」
=強行された東京五輪から1年経過した現在、スポンサー契約をめぐる贈収賄事件がクローズアップされています。これ以外にも東京五輪は「疑惑のオンパレード」状態でした。
札幌五輪招致も東京五輪と同様のことが予想されます。2030年の冬季オリンピックを札幌に招致するのは反対です。

また、「上尾シティハーフマラソン」の会計処理については、すでに情報公開請求をおこない、今まで誰も指摘してこなかった点も明らかになっています。このことに関しても、いずれ記事にしていく予定です。

◎今記事で以上述べたとおり、当ブログでは「教育行政や市政・国政に関心を持ち続け」「考え」「市民として出来ることをしていく」ことを引き続き大切にしていきます

“市民として大切なのは、教育行政や市政・国政に関心を持ち続けること” への2件の返信

  1. 上尾の市民として実際に何か行動するのは難しいですか?

    1. いえ、市民として様々な行動が考えられます。

      *市議会の傍聴。実際に議場に行かなくとも、録画視聴なら手軽にできます。その際、一般質問だけでなく、各委員会の録画視聴もおすすめです。答弁想定の「台本」が無いので、時間はかかりますが、見る(聞く)価値はあると思います。
      *市政に疑問点がある場合、担当課がわかれば、市のHPの担当課のページの最下部から質問できます。ただ、質問の控が残らないので、スクショを撮るなりしておいたほうがいいかもしれません。
      *情報公開請求は、思ったよりも簡単ですが、慣れないうちは、webではなく、総務部総務課にやり方を尋ねながら「紙」で出すのも一つの方法だと思います。
      *「審査請求」や「住民監査請求」はハードルが高いかもしれません。具体的に「これはおかしい」あるいは「この支出は変だ」と思ったら、当ブログの「お問い合わせ」経由でお尋ねください。

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