［新しい学校づくり推進室］による「教育環境アンケート」への疑問

昨年度実施された「学校再編検討対象校に係るアンケート調査」の結果が、上尾市教育委員会５月定例会で［教育総務課／新しい学校づくり推進室］から報告されました。
今記事では、「学校施設更新基本計画」に付随する、このアンケート結果について、当ブログ独自の視点から検証していきます。

No.331

🔸「意見聴取等に関すること」欄に記載が無い？？
上尾市教委のＨＰには、「学校施設更新計画」関連のリンク先が示されています。

この中の「意見聴取等に関すること」をクリックすると、次の画面が表示されます。

いかがでしょうか。他のアンケート結果は掲載しているのに、昨年度実施の「学校再編検討対象校に係るアンケート調査」の結果が掲載されていないのです。
私（当ブログ館主）がこのサイトを閲覧したのは 7/13。来週月曜日に教育総務課が当ブログを見て、あわてて掲載する可能性はありますが、いったい、何のためのアンケート調査だったのでしょうか。

このアンケートの対象者は、以下のとおりとなっています。
このようなアンケートを時間をかけて実施したのですから、市教委のＨＰにも「上尾市学校施設更新計画に関するホームページ一覧」として、教育委員会５月定例会の「報告事項」のURLを記載すべきなのです。

🔸この「自由記述」に書いてあることは本当ですか？
「自由記述」のアンケートにはどんな意見を書いても良いことは当然です。
そのことは大前提として、私が「あれ？」と思ったのは、教員を対象とした「子供たちの学びに望ましい学校について（自由記述）」の中の次の記述です。

下線以下の「修学旅行について、人数が少ないため一人あたりの金額が割高なのに宿舎はランク・規模が他校より低い旅館で、従業員が少ないためか質素な食事メニューで、中規模・大規模校とはあまりにも違い、機会の平等性に欠けているのが実情だと感じた。」というのは、「個人的感想」としてはかなりリアルな内容だと私は考えます。

この記述の信憑性について、教育委員会は調べたのでしょうか？

私は教育委員会が事実確認をしたかについて、情報公開請求しました。
その結果は次のとおりです。

教育委員会として事実確認したことが判別できる文書・資料等は不存在です。
つまり、教育委員会（事務局）は意見に書かれていることが事実なのかについて確認していない、ということになります。